劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』の初日舞台挨拶が、1日都内にて開催。主演の鈴木亮平をはじめ、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、メガホンを取った松木彩監督、さらにサプライズで中条あやみ、小手伸也、佐野勇斗、フォンチーが登壇し、公開の喜びを語った。



【写真】中条あやみ、佐野勇斗らオリジナルメンバーも駆けつける

 本作は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両:ERカーで事故や災害の現場にいち早く駆け付け、1人も死者を出さないという使命のもと、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描いて人気を博したドラマの映画化第2弾。沖縄と鹿児島にまたがる南の海を舞台に、離島を襲う大規模医療事案に挑む姿が描かれる。

 上映後の開催となった本イベント。観終わったばかりの観客から割れんばかりの大きな拍手が送られると、出演者たちは嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。さらに、MCから「キャストにも嬉しい報告がある」と言われ、なんと公開初日にして前作との動員対比160%の大ヒットスタートを切ったと発表が。それを聞いた鈴木は「MER史上最大の危機、最大のクライシスに、ここに立っているメンバー全員で挑めたことを誇りに思っています。このメンバーじゃないと絶対に実現しない映画でした。それもこれも、作品を愛してくれた皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」と深々と頭を下げ、感謝を伝えた。

 そんな作品に、今作から初出演となった江口。現場の印象を聞かれると、「初日からすごく楽しそうだったんですよ。鈴木くんがいきなり自撮りでみんなのことも撮り始めて。
“すげぇ現場だな!”“なんだこのメンバー!”と思いました(笑)」と驚いたことを明かす。

 しかし、明るい現場にしなければいけない理由があり、「ワイワイやらなきゃ、(過酷な撮影を)乗り越えられない」と鈴木。菜々緒もその意見に同意し、「過酷なので、気分的に落ち込むこともあったので。それを明るさで乗り越えて来たというのが根底にある」とみんなで支え合った撮影期間を振り返った。

 そうして完成した本作について、鈴木は「ドラマから4年、前作から2年。これだけ期間が空いた中で、前作以上の人が劇場に来てくれていること、本当に感謝しかありません。それだけ『TOKYO MER』という作品が皆さんに希望を与えられているんだなと実感します」としみじみ語る。

 また、この作品に出演したことをきっかけに、「医者や看護師になりたい」という子どもたちから手紙をもらうようになったそう。「誰かを救うために人生をかけることのかっこよさが子どもたちに伝わったことがうれしいです。医療従事者へのエールというところから始まった作品ですが、今作で新たな一歩を踏み出しています。それは“僕たちは誰でもヒーローになれる”ということ。そういう思いを映画に込めました」と、観客に熱いメッセージを送っていた。

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