8月30・31日に放送される日本テレビ系『24時間テレビ48‐愛は地球を救う‐』のチャリティーランナーに、SUPER EIGHTの横山裕が決定。昨日7月31日の「ヒルナンデス!」の生放送での発表後、横山が囲み会見に応じ、意気込みを語った。



【写真】横山裕「僕が走って、支援を必要とする子どもたちに少しでも力になれたらうれしい」

 この日、「ヒルナンデス!」にゲスト出演した羽鳥慎一から突然「今日このスタジオに今年の24時間テレビチャリティーランナーがいる」旨が伝えられ、スタジオは騒然となった。一体誰がランナーなのか?と、一人ひとり探りあうが、発表されたのは、横山裕。昨年のやす子に続き、2年連続でヒルナン木曜メンバーから24時間テレビチャリティーランナーが輩出されたことにスタジオは驚きに包まれながらも、喜びと応援であたたかい雰囲気に。

 さらに番組では、事前に横山が南原にだけ直接、自分がランナーに決定したことを報告したロケの模様を放送した。

 横山は「ヒルナンデス!」が放送開始をスタートした2011年春からずっと木曜レギュラーとして出演し続けている。だからこそ、ランナーに決まったときからずっとこのことをいち早く南原に報告したいと願い続けてきて、やっと伝えられたことに安堵の表情。そして「去年南原さんがやす子ちゃんのために国技館でヒルナンデスバンドのライブをしていたので、僕にも何かしてほしいな」とおねだり。南原はとにかく横山がランナーであることに驚きながらも「なんかやるよ!」と快諾。どうやって横山を力づけるのか、南原清隆率いるヒルナンデス!チームの応援も注目したい。

 そして、横山は「自分の子ども時代を振り返って、家庭の事情や経済状況で支援が必要な子どもたちを支援したい」という強い思いから、走ることを決意。「支援が必要な子どもたちの力になりたい」と願うようになったのは、44年間の人生の歩みを振り返ってのことだ。

 横山が3歳のとき、両親は離婚、シングルマザー家庭で育った。
やがて母の再婚を経て2人の弟ができる中、自身は中学卒業後、建設会社に就職。それは、家計の負担を考えての選択だった。

 工事現場で働きながらタレント活動もスタートさせたが、成人する前に母が病に倒れ、幼い弟は児童養護施設のお世話になることに。精一杯がんばっても、子どもの自分だけの力では自分や愛する家族に寄り添いきれない…当時、そんなもどかしい思いを抱えたという横山は、その経験から、今回のマラソンを、困難を抱える子どもたちの現状を少しでも多くの方に知ってもらうため、そして、支援が必要な子どもたちの未来のために走る。

 そんな横山は「僕ひとりが走ることですぐに何かを変えられるなんておこがましいことは思っていません。でも、今回子どもたちのために走ることでささやかでも力になれたら、ご覧いただく皆様にも困難を抱える子どもたちがいるんだということを知っていただけたら、こんなにうれしいことはないです。一生懸命走ります」と語った。

 今年の24時間テレビでは、横山が44年間の自らの歩みをふまえ、チャリティーマラソンに臨む。20年以上ものアイドルグループでの活動やバラエティ出演に加え、俳優としてもドラマの演技に国内外から高い評価を得て、さらに今年はソロアーティストとして精力的にライブを行うなど多忙をきわめる中、横山は「支援を必要とする子どもたちに少しでも力になりたい」と、24時間テレビチャリティーマラソンへの挑戦を決意。

 24時間テレビは、昨年新設した「目的別募金」を今年も継続することを決定、そして横山の強い思いを受けて「マラソン子ども支援募金」を開設。寄付金は全額、支援を必要とする子どもたちのために役立てられる。この募金の受付開始時期など詳細は、後日HPなど発表。


 そして、ヒルナンデス!生放送での発表の直後に、横山が報道陣の取材に答えた。

 ランナー決定を報告したい人を聞かれた横山は「やはり、オカンや2人の弟たちでしょうか。オカンは本当に僕たち兄弟を一生懸命に育ててくれて、おかげで3人ともすくすく育ちました。今、きっと喜んでくれていると思います。SUPER EIGHTのメンバーには……報告したほうがいいんですかね(笑)、グループをこれだけ長く一緒にやっているとお互い仕事の報告を一つずつはしていなくて。でも、さすがにこれは報告したほうがいいような気がしてきました(笑)」とコメント。

 そして「実は、24時間テレビのマラソンを走り終えた2日後にライブがあるのですが、さっきヒルナンデス!で一緒だったやす子ちゃん(昨年のランナー)が『放送の次の日は立てなかった』と言っていたので、逆に自分がどうなるのか、ライブでどんな景色が見えるのかむしろ楽しみです。背中を押してくれるスタッフさんもいてくださっているし、走る意義も感じているし、やるしかない!の気持ちです」と意気込みを口した。

 『24時間テレビ48‐愛は地球を救う‐』は、日本テレビ系にて8月30・31日放送。

 横山の囲み会見のコメント全文は以下の通り。

<横山裕 ランナー囲み会見コメント>

■横山裕

――改めて今回の意気込み。

 マラソンランナーのオファーをいただいた時、皆さんそうだと思うのですが、まずは「俺!?」と思いました。
でも、「自分にもできることがある」という、喜びというか、感謝の思いがとても強く、すぐに「やります」とお答えしました。先ほどのヒルナンデス!OAでもお伝えしたのですが、僕が走ることで何かが変わるなんてことはおこがましくて言えません。でも昔の僕や弟たちのような、支援を必要とする子どもたちが現在もたくさんいる中、少しでもその現状を知ってもらえるきっかけになるといいなと思っています。実際に、昔、僕の弟も児童養護施設にお世話になってとても助けられました。今回僕が走って、支援を必要とする子どもたちに少しでも力になれたらうれしいです。

――ランナー決定を報告したい人は?

 報告…さっきヒルナンデス!でかなり大々的に発表はさせていただいたのですが(笑)、やはり、オカンや2人の弟たちでしょうか。オカンは本当に僕たち兄弟を一生懸命に育ててくれて、おかげで3人ともすくすく育ちました。今、きっと喜んでくれていると思います。SUPER EIGHTのメンバーには……報告したほうがいいんですかね(笑)、グループをこれだけ長く一緒にやっているとお互い仕事の報告を一つずつはしていなくて。でも、さすがにこれは報告したほうがいいような気がしてきました(笑)。

――多方面で大活躍中で、とてもお忙しいですが、不安はありますか?

 毎週3回か4回、ジムで8~10kmを走っています。今朝もジムで10km走ってきて、我ながら体力があるなと思います。
さらに今回のマラソンには、走りのプロのスタッフさんがたくさんついてくださっています。実際の練習でスタッフさんに「今までのランナーさんの中で一番速い」と言っていただいたことも。走るときにスタッフさんが先導してくれるのですが、僕めちゃくちゃ負けず嫌いで、前を走る人がいると追いかけちゃうんです(笑)。そんな状況なので、今は正直あまり不安がなくて…。しいて言うと不安に思っていないことが不安ですよね(笑)。もうちょっと緊張感をもったほうがいいのではと思うくらい。実は、24時間テレビのマラソンを走り終えた2日後にライブがあるのですが、さっきヒルナンデス!で一緒だったやす子ちゃん(昨年のランナー)が「放送の次の日は立てなかった」と言っていたので、逆に自分がどうなるのか、ライブでどんな景色が見えるのかむしろ楽しみです。背中を押してくれるスタッフさんもいてくださっているし、走る意義も感じているし、やるしかない!の気持ちです。

――これまでのランナーさんで意識している方は? やす子さんや過去のランナーさんからアドバイスはありましたか?

 誰にも報告していなかったので、まだどなたにもアドバイスはもらえていませんが、ただ、僕はリーダー(城島茂)は意識してます(笑)。リーダーが走った2014年に、僕はメインパーソナリティーとして出演していて、そのときのリーダーの姿にすごく感動したんです。当時リーダーが走ったときの年齢と、今の僕の年齢も近い。だから走る距離も、とにかく城島さんが完走した101kmをこえたいです!(笑)

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