藤原竜也が主演する舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』より、全キャストと配役、東京・ツアー公演詳細・チケット販売スケジュールが発表された。

【写真】藤原は“ハードボイルド・ワンダーランド”私役、駒木根葵汰、島村龍乃介がダブルキャストで“世界の終り”僕役に キャスト陣

 村上春樹が36歳の時に発表され、海外でも人気の高い長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。

“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という異なる2つの世界が並行して描かれるこの作品は、発売から40年を経た今もなお、時代や言語を超えて世界中で愛読され続けている。

 同作を、フィリップ・ドゥクフレ演出・振付、世界で初めて舞台化。 無意識の選択に翻弄される主人公。2つの物語が問いかける、生きる意味とは…。フィリップの独創的な演出手法によって、観客は唯一無二の村上ワールドにいざなわれる。

 初の村上春樹作品出演となる藤原が演じるのは、“ハードボイルド・ワンダーランド”の主人公である私役。1985年の東京を舞台に、意識の核に思考回路を埋め込まれた私がその回路に隠された秘密を探るため、地下世界からの脱出を目指すという役どころだ。

 森田望智は、“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書役と“世界の終り”の彼女役という、同時進行する二つの世界に登場する女性を演じ分ける。

 “世界の終り”の影役を演じるのは、元K‐BALLEプリンシパルダンサーであり俳優・振付家としても活動する宮尾俊太郎。“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女役には、富田望生。

 “世界の終り”の主人公である僕役には、オーディションを経て、駒木根葵汰と島村龍乃介がダブルキャストとして出演する。高い壁に囲まれた街で夢を読む仕事をしながら、街の正体を探り脱出を図る僕の役どころを、身体能力を活かして表現する。


 “ハードボイルド・ワンダーランド”の小男役や“世界の終り”の管理人役を演じるのは、舞台『ハリー・ポッターの呪いの子』でメインキャストであるアルバス役を2年以上に渡り演じた藤田ハル。また、“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男役や“世界の終り”の門番役を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』『ピローマン』『リア王』などに舞台を中心に活躍する松田慎也、物語の真相を握る“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士役と“世界の終り”の大佐役の二役を池田成志が演じる。

 さらにフランスを代表する世界的アーティストであるフィリップのダンスやサーカスの要素が融合した演出と振付を表現するために10名のダンサーがさまざまな役を演じる。

 東京公演チケットはホリプロステージにて9月2日12時から最速抽選先行受付開始。その後宮城・愛知・兵庫・福岡にて上演予定。

 舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、東京芸術劇場プレイハウスにて2026年1月10日~2月1日上演。宮城・仙台銀行ホール イズミティ21にて同年2月6日~8日、愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホールにて2月13日~15日、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて2月19日~23日、福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホールにて2月28日・3月1日上演。

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