「死霊館」ユニバースの9作目にして完結編『死霊館 最後の儀式』(10月17日公開)より、キャスト&スタッフが本シリーズへの想いを語る姿、本編映像や現場での和やかな撮影風景などを収めた特別映像<シリーズ集大成編>、場面写真が解禁された。

【写真】ギャー!! 暗闇でほほえむ“何か”が恐すぎる『死霊館 最後の儀式』場面カット

 「ソウ」シリーズ、「インシディアス」シリーズのジェームズ・ワン監督が、実在の心霊研究家ウォーレン夫妻の体験をもとに映画化した『死霊館』(2013)は大ヒットを記録。

続編や「アナベル」シリーズ、「死霊館のシスター」シリーズなどのスピンオフも成功を収め、「死霊館」ユニバース全9作品の累計興収は3000億円を突破。現代ホラーを代表する一大フランチャイズとして、世界中のファンを魅了し続けている。

 「死霊館」ユニバースの9作目にして完結編となる今作は、ジェームズ・ワンとピーター・サフランがプロデューサーを務める。監督は、前作の『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』をはじめ、『ラ・ヨローナ 泣く女』『死霊館のシスター 呪いの秘密』を手掛け、ユニバース後期を支えたマイケル・チャベス。さらに、シリーズを通してウォーレン夫妻を演じてきたベラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが、エド&ロレイン・ウォーレン役で続投する。

 この度、特別映像<シリーズ集大成編>と場面写真が解禁。

 特別映像には、「死霊館」ユニバースの生みの親であるジェームズ・ワンをはじめ、プロデューサーのピーター・サフラン、最終章の監督という大役を担うマイケル・チャベス、そして実在の心霊研究家ウォーレン夫妻をシリーズ通して演じ続けてきたベラ・ファーミガ(ロレイン役)とパトリック・ウィルソン(エド役)らが登場。過去10年以上にわたって続いてきた本シリーズを振り返りながら、フィナーレに向けてそれぞれの熱い想いを語っている。

 冒頭で、ワンは「今作は私にとって集大成となりました」と語り、「寂しいですが何事にも終わりが来ます」と万感の思いをにじませる。ベラは「シリーズを通して数々の恐ろしい事件を描き出すのは楽しかったです」と述べ、パトリックは「1作目『死霊館』への出演が決まり大喜びしたのを覚えています」と振り返る。

 そしてシリーズ集大成となる本作でウォーレン夫妻が立ち向かうのは、“最恐”にして“最後”の事件。
チャベス監督は「シリーズ史上最も邪悪な事件です」と断言し、ベラも「今作の悪魔はウォーレン夫妻に強い怨みを抱いている」と夫婦が出会った最初の悪魔とのつながりを明かし、過去作を凌駕する絶望と脅威が待ち受けていることを匂わせた。

 映像ではさらに、呪いの人形・アナベルが初登場したシリーズの原点『死霊館』(2013)、悪魔のシスター “ヴァラク”が現れた『死霊館 エンフィールド事件』(2016)、悪魔憑きを理由に無罪を主張した実在の裁判を描いた衝撃作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021)など、メインストーリー3作品のシーンを、貴重なメイキング映像とともに回顧。加えて本作の本編映像や現場での和やかな撮影風景も垣間見せ、最後にパトリックが「前作よりも格段に恐ろしく予測不能な作品となりました」、ベラも「私たちの“最後の事件”です」と強調して幕を閉じる。

 場面写真には、何かにおののくような表情を浮かべるロレインと、凶悪な悪魔に立ち向かう気迫をみなぎらせるエドをとらえたウォーレン夫妻の印象的なショットなどのほか、薄暗い部屋の片隅にうずくまる“人影”のような姿を捉えた不気味なシーンが。部屋の奥にいるのは人間なのか、それとも…。

 さらに、ロレインと愛娘ジュディがどこかをじっと見つめる意味深なカットや、本作の事件の鍵を握るスマール一家の姿も。そして醜悪な姿をした正体不明な“何か”のビジュアルも収められ、かつてない戦慄へと突き進んでいくことを強く予感させる写真となっている。

 映画『死霊館 最後の儀式』は、10月17日より全国公開。

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