オダギリジョーの脚本・監督・編集・出演による映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』の主題歌が、EGO‐WRAPPIN’の書き下ろし曲「phosphorus」に決定。さらに、クセ強なキャラクターを収めた10点の場面写真が一挙公開となった。
【写真】不思議な世界観に拍車がかかる『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』場面写真(10点)
本作は、鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松壮亮)だけには、なぜか相棒の警察犬オリバーが、酒とタバコと女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう、しかもその着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリジョー自身が演じるという奇抜な設定で2021年にNHKで放送されたテレビドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の劇場版。
主題歌を担当するEGO‐WRAPPIN’は、2021年のテレビドラマでもオープニング楽曲に「サイコアナルシス」(2001)、主題歌に「The Hunter」(2021)が起用された。
今回の主題歌「phosphorus」では、ゆったりとしたスローテンポに妖艶な歌声と、控えめながら存在感を放つ楽器のサウンドの一曲に仕上がっている。また不思議な世界観の本作の、ミステリアスさが一層増すような楽曲だ。
主題歌に加え、本作の音楽を担当したEGO‐WRAPPIN’の森雅樹は「今回もオダギリさんの大きな器と、広い心、そして耳でもって導いて頂いた今作の音世界も魅力満載!名曲も誕生!!更なる阿吽の呼吸で、少しでも監督のこだわりに寄り添えて、幸せでした!!」と語った。
オダギリジョーも「同い年の森さんとは何となく感覚が似ているのか、余計な説明や話し合いをしないでも、必ずカッコいいオリバーな劇伴(音楽)を作ってくれます」と絶大な信頼を寄せていることを明かした上で、「この映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』が持つ、『ダークで荒廃的な』雰囲気を纏いながらも、そこに立つ人間の『宿命』や『希望の光』を感じさせる尊い楽曲だと感じています」と絶賛のコメントを寄せている。
場面写真には、カリスマハンドラー・⽻⾐弥生(深津絵里)のある言動に驚きとけげんな表情を浮かべる一平(池松壮亮)と相棒の警察犬オリバー(オダギリジョー)や、一平とオリバーの動きがシンクロし、息ぴったり(?)な姿も捉えられている。
鑑識課警察犬係の一平の上司で、隙あらば前髪を切っているため極端に前髪が短い漆原冴子(麻生久美子)が強いまなざしで真剣に一点を見つめる姿や、昔は刑事だったが現在はフリーランス記者である溝口健一(永瀬正敏)が何か含みのある表情でこちらを見ている姿、さらにはスーパーボランティアのコニシさん(佐藤浩市)がピースサインで得意げな表情を浮かべる姿など、ドラマ版から引き続き大活躍を遂げる面々を活写。
さらには映画から参戦となった新メンバーも。背中合わせで腕組みをしているキメキメな・テンちゃん(吉岡里帆)と漆原の父・富章(鹿賀丈史)のめい&叔父コンビや、憂いを帯びた表情のトトちゃん(森川葵)、何かを見てしまったのか驚いている不思議なおじさん(高嶋政宏)の姿も写し出されている。
映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』は、9月26日より全国公開。
※オダギリジョー監督と森雅樹(EGO‐WRAPPIN’)のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
◆オダギリジョー監督
同い年の森さんとは何となく感覚が似ているのか、余計な説明や話し合いをしないでも、必ずカッコいいオリバーな劇伴(音楽)を作ってくれます。
今回の主題歌となった『phosphorus』は元素記号『P』で表される『リン』のことですが、その語源はギリシャ語で『光を運ぶもの』なんだそうです。
この映画が持つ、『ダークで荒廃的な』雰囲気を纏いながらもそこに立つ人間の『宿命』や『希望の光』を感じさせる尊い楽曲だと感じています。
救いを求めるようなボーカルは、しかし同時に、強く抗う意志を感じさせ、地底に埋め込まれたギターノイズが美しく世界を支えています。
本編の最後、エンドロールが流れ始めた時、改めてこの曲と共に様々なシーンが頭を駆け巡り、貴方の中にこの映画は完成するのだろうと思っています。
音の良い劇場で、是非、体感してください。
◆森雅樹(EGO‐WRAPPIN’)
今回もオダギリさんの大きな器と、広い心、そして耳でもって導いて頂いた今作の音世界も魅力満載!
名曲も誕生!!更なる阿吽の呼吸で、少しでも監督のこだわりに寄り添えて、幸せでした!!