9月29日放送開始となる高石あかり主演の次期連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌は、ハンバート ハンバートの「笑ったり転んだり」に決まった。8月26日19時57分放送の『うたコン』(NHK総合)で初披露する。
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『ばけばけ』は、小泉セツ&八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻がモデルの物語。明治の松江を舞台に、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描く。
主題歌を担当するハンバート ハンバートは、1998年結成された、佐野遊穂と佐藤良成によるデュオ。2人ともメインボーカルを担当し、フォーク、カントリーなどをルーツにした楽曲と、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界観を持つ。これまでに12枚のオリジナルアルバムを発表し、テレビ・映画・CMなどへの楽曲提供も多数。
佐野遊穂は「朝ドラ主題歌?!と聞いた時は驚きましたが、その舞台が松江と聞いて、またびっくり。昔から何度もライブに訪れて、たくさん思い出のある場所です。そして、物語にぴったりのとても良い曲ができたと思っています。たくさんの人に聞いてもらえたらうれしいです」とコメント。
佐藤良成は「はじめはどんな曲を作ったらいいものか悩みましたが、曲作りは考えすぎるとかえってよくないので、モデルとなった小泉セツさんの『思い出の記』をただただ繰り返し読み、自分がセツになったつもりで一気に作りました」としている。
橋爪國臣・制作統括は「『ばけばけ』の主題歌を作るにあたって、トキとヘブンの二人のありのままの空気感を飾らず歌にしてくれる方にお願いしたいと思っていました。ハンバート ハンバートのお二人は、まるで芝居をしているかのようにその世界に溶け込み、ありのままを曲にできる方だと思います。
さらに「楽曲制作にあたっては、セツさんが記した『思い出の記』を何度も読んでもらい、松江でゆかりの場所を訪ね、スタジオの撮影にも足を運んでもらい、ドラマの世界にたっぷりと浸っていただきました。そうして出来上がってきた曲を聞き、ただひたすら感動しました。『笑ったり転んだり』は何度聞いても飽きがこない曲です。聞くときの気分で、よりそってくれる時もあれば、はげましてくれる時もあり、泣ける時もあれば笑えるときもある。聞くたびに違って聞こえる歌です。ドラマの中で流れて、すっとしみ入るように心に入ってくる、そんな主題歌をいただけたと思います」と同曲を絶賛している。
8月26日の『うたコン』では、ハンバート ハンバートの2人が「笑ったり転んだり」を公開生放送で初めて演奏・歌唱する。さらに、松野トキ役の高石あかりとレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウがゲストとして出演し、見どころを語る。
連続テレビ小説『ばけばけ』は、NHK総合にて9月29日より毎週月~土曜8時ほか放送。
※高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記