佐藤隆太が主演する10月7日スタートのドラマ『新東京水上警察』(フジテレビ系/毎週火曜21時)で、水上警察署の個性豊かなメンバーを演じるキャストとして、山口紗弥加、中尾明慶、齋藤璃佑、皆川猿時、椎名桔平の出演が発表された。

【写真】演技派から大抜擢の新星まで! 『新東京水上警察』追加キャスト

 本作は、日本の連ドラ史上初の「水上警察」を題材にし、佐藤演じる刑事・碇拓真をリーダーとする水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、マリン×クライムエンターテインメント。

佐藤の水上警察署での刑事バディ役で加藤シゲアキ(NEWS)、船を操縦する海技職員役で山下美月が共演する。

 水上警察署メンバーとして出演するキャストの中には、過去にさまざまな名作で共演を果たしている人もおり、その再会も注目ポイントの一つ。

 中尾明慶は主演の佐藤隆太と『ROOKIES』(2008年/TBS系)で熱血教師と野球部の生徒役、加藤シゲアキとも『3年B組金八先生(第6シリーズ)』(2001年/TBS系)で生徒役同士として10代の頃から共演しており、関係が深い。さらに山口紗弥加も、佐藤とは『もう誘拐なんてしない』(2012年/フジテレビ系)で共演し、中尾明慶とは『WATER BOYS2』(2004年/フジテレビ系)で担任と生徒役を演じている。そんな、親交の深いキャスト同士だからこそ織り成すことができる「結束」や、予測不能な演技の化学反応も見どころだ。

 山口が演じるのは、東京水上警察署の刑事・細野由起子。物おじせずに上司にも後輩にも遠慮なく踏み込んでいくタイプで、水上署の良きツッコミ役でもある。一方、少年事件に長く関わってきたことから、若者の心をつかむのがうまく、丁寧な事件捜査にも定評がある。由起子は体術にもたけ、アクションシーンではその実力が発揮されることも…?

 中尾が演じるのは、東京水上警察署の刑事・藤沢充。元鑑識で、鑑識係のいない東京水上警察署では貴重な戦力である。チームの中では唯一世帯持ちで、妻と息子と暮らす。何かと妻子の様子を気にかけている。
穏やかな性格で、チームの中ではフォロー役。しかし、どっちつかずの言動も多いため、リーダーの碇拓真(佐藤)からは「波風を立てない事なかれ主義」と言われてしまう。個性派集団の水上署の中で自分を見いだしていく刑事を中尾がどのように演じるのか。

 齋藤が演じるのは、東京水上警察署の刑事・遠藤康孝。交番勤務から直近の異動で刑事になったチーム最年少であり、一人前の刑事を目指して日々奮闘している。何事にも一生懸命で、愛されキャラだが、時に素直すぎる感想を言って周りを凍らせることも…? 碇は同じ大学の出身で、あこがれの存在でもある。

 皆川が演じるのは、東京水上警察署の課長・高橋宗司。碇たちの上司であり、署長である玉虫の部下にあたる。普段から署長の意向と自由奔放な碇たちとの間に挟まれ中間管理職として奔走している。制御の効かない碇や日下部にたびたび手を焼いてはいるが、時に世渡り上手な一面を見せて、署長をうまく操縦する場面も…。中間管理職の悲哀を皆川がちゃめっ気たっぷりに演じる。

 椎名が演じるのは、新設された東京水上警察署の署長・玉虫肇。
元々は警視庁の警察官ではなく、有馬と同じ海技職員だったが、“海を知るプロフェッショナル”として警察官にくら替えして水上署の署長にまで上り詰めた異色の経歴の持ち主。近隣の湾岸署や警視庁本部ともめないように碇たちの捜査にストップをかけることもあり、“たぬきおやじ”とやゆされることもあるが、その本心には熱い思いがあって…。

 火9ドラマ『新東京水上警察』は、フジテレビ系にて10月7日より毎週火曜21時放送(初回15分拡大)。

※キャスト陣からのコメントは以下の通り。

<コメント全文>

◆山口紗弥加

「『新東京水上警察』…新鮮な音の響きにド派手なボートチェイスを想像してときめきました。噂好きで冗談ばかりの細野由起子は“この人、本当に刑事?”と心配になる自由人ですが、由起子の軽口が、複雑な社会問題を孕(はら)む事件の捜査の合間のちょっとした箸休めになれば幸いです。事件解決への推理とともに、個性豊かな『チーム碇』の人間模様をぜひ楽しんでいただけたら」

◆中尾明慶

「水上×警察という、これまでにない世界観に胸が高鳴りました。一つ一つの事件が、現代社会に投げかけるメッセージも明確で、そこはブレずに真っ直ぐに届けたいと思っています。そして今回、これまでの作品でもご一緒させていただいた先輩方と、再び共演できることが本当に嬉しいです。37歳にもなって…と思いつつ、現場では思いっきり後輩感を出して、甘えさせていただこうと思いました。(自身が演じる)藤沢充は優しくて、チームの中でもバランスを見ながら、ちゃんと空気が読める人間です。家族も大切にしていて、なんか…とにかくいい奴なんです。
元鑑識という経歴で、凶悪犯と直接向き合ったことはないけれど、その分、違った視点から一生懸命にチームを支えようとする存在。そんな藤沢が、僕は好きです」

◆齋藤璃佑

「オファーを受けた時、初めはドッキリか何かだと疑い、マネージャーに何十回も確認しました。僕の役者人生で、初めてオーディション無しでオファーをいただいたドラマが、フジテレビ火曜9時、それもレギュラーキャストだなんてまさに夢のような話です。そしてなんと、この作品に入る直前まで約一年半警察官の役を演じていたので、この番組を合わせると約二年間も警察官を演じ続けていることになります。“自称”若手俳優一警察官が似合う男としてこんなに光栄なことはありません。僕が演じる遠藤康孝は、何事にも一生懸命ですが、どこか抜けていて、チームのみんなからツッコまれるような愛すべき一面もあります。僕自身、役者としてまだまだ未熟で足りない点も多々ありますが、そんなところも遠藤との共通点かな? と思っております。駆け出しだからこそ出せるフレッシュさを是非見ていただけたら嬉しいです」

◆皆川猿時

「出演が決まって、小躍りしながら原作を読みました。“おもしろい!”けど“おいおい! こりゃ大変な撮影になるぞ~! 船酔い怖~い!”と軽く震えました。ところがどっこい、わたしが演じる高橋課長は、署内でお留守番が主な仕事。超ラッキー! いやいや、嘘です(笑)。涼しいスタジオで、ザ・中間管理職を熱演しております。
ぐちょぐちょです。よろしくお願いします」

◆椎名桔平

「警察関連の作品を数多く経験してきましたが、東京湾に特化した水上警察署があったということを今回初めて知りました。その水上署の復活に身を捧げ、何よりも海を愛する署長の玉虫肇という役をやらせていただいています。責任感と優柔不断さを織り交ぜながら、ユニークな人物を演じていこうと思っています」

編集部おすすめ