映画『ベスト・キッド』シリーズ最新作『ベスト・キッド:レジェンズ』より、ジャッキー・チェン演じるハンとラルフ・マッチオ演じるダニエルがミヤギ道場で対面する場面の本編映像が解禁された。

【動画】2人のレジェンドが“ミヤギ道場”で初対面! 『ベスト・キッド:レジェンズ』本編映像

 1985年に日本公開されたオリジナルの『ベスト・キッド』(1984)では、いじめられっ子の高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が空手の達人ミヤギ先生(ノリユキ・パット・モリタ)と出会い、独特な修行方法により心身共に成長し、ラストの空手大会で因縁の相手に勝利。

2010年にはジャッキー・チェンと、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスによるリメーク版が製作され、ジャッキーは空手ではなくカンフーの達人という役どころで、ジェイデン演じる少年ドレの師匠として登場した。

 そして本作では、オリジナル版で主役の「カラテ・キッド」を演じたラルフ・マッチオがスクリーンに復活し、リメーク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンと初競演を果たす。

 本作で主人公のリー(ベン・ウォン)は、因縁のライバル・コナーとの決着をつけるため、ニューヨークで開催される空手大会への出場を決意し、修行に励む姿が描かれる。しかし、彼を見守ってきた大叔父でありカンフーの師匠ハン(ジャッキー・チェン)は、その実力にまだ足りないものがあると感じ取っていた。“空手を知らずして、勝利はつかめない”。そう確信したハンは、かつて尊敬するミヤギ先生が住んでいた道場を訪ねていく。

 解禁された本編映像では、シリーズのファンにはたまらない“ミヤギ道場”が登場。冒頭に登場するのは、あの名シーンでおなじみの“ワックスがけ”の修行にも使われ、ミヤギ先生が弟子のダニエル(ラルフ・マッチオ)へ贈った懐かしの黄色い愛車、1947年型フォード・スーパーデラックス。

 そして、道場内でシリーズの二大巨頭、ハンとダニエルがついに対面を果たす。ミヤギ先生の写真が飾られた室内を見回すハンに、ダニエルが「ミヤギ先生の知り合い?」と声をかけると、ハンは「先生を訪ねてきたんじゃない。君に会いに来た」と答える。続けて、ミヤギ先生との交流やダニエルの話を夜通し聞いたことを語り、「生きがいを与えてくれた」とミヤギ先生が語っていたと明かす。


 ダニエルは笑みを浮かべるも、「すぐにニューヨークへは行けない。道場は他にもある」と協力を辞退。しかしハンは「リーには“ミヤギ空手”を学ばせたい。リーと私の関係は、君とミヤギ先生に似ている」と熱く語りかける。一瞬心を動かされるダニエルだがそれでも首を縦には振らず、2人の間では「力になれなくて悪いけど…」「なるさ」「無理だ」「できる」「聞かない人だな」と押し問答が続く。

 何かを見透かしたように余裕の笑顔で立ち去ろうとするハンに、ダニエルは「ニューヨークへは行かない」と告げると、ハンは「ビッグアップルで会おう」と言い残し、静かに道場を後にするのだった。交わることのなかった2人のレジェンドがついに顔を合わせ、師弟の魂が世代を超えて交錯する本編映像となっている。

 映画『ベスト・キッド:レジェンズ』は、8月29日より全国公開。

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