風間俊介と齋藤潤がダブル主演を務める、日テレシナリオライターコンテスト大賞ドラマ『217円の絵』(日本テレビ系)が、9月30日24時24分より放送されることが決定。風間と齋藤、脚本の神谷克麻、プロデューサー・中村花乃子のコメントが到着した。



【写真】ドラマ『217円の絵』に主演する齋藤潤

 2023年、日本テレビはクリエイター育成プロジェクトの一環として、18年ぶりにシナリオコンテストを復活。脚本そのものに加え、クリエイター「人」の発掘にも注力すべく、“シナリオライターコンテスト”と名付けて開催した。

 本作は、同コンテストで1040編の応募作から厳選され、最終審査では満場一致で選ばれた、神谷克麻による第1回大賞受賞作 『217円の絵』をドラマ化。主人公は、世間から評価されない中年画家・御所明と、絵を描くことが好きな高校生・春文涼。「定価200円の数学のノートが、2000円以上になる方法知ってる?」。屁理屈ばかり唱えるおじさんが、未来を諦めていた高校生の人生を変えていく。

 物語は、世代も境遇も全く違う二人のコミカルな日常が描かれる一方で、現代社会が抱える大きなテーマへと切り込んでいく。「物事の“本当の価値”とは何か?」。他者からの評価に振り回される現代に、一人の男が突き付ける衝撃のラスト。観た人の価値観を揺さぶる、魂の物語。

 中年画家・御所明役を務めるのは、風間俊介。ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)や『silent』(フジテレビ)で繊細な演技を披露し、さらには大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合ほか)にも出演する実力派俳優の風間が、人生の岐路に立つ御所を演じる。


 高校生・春文涼役は、齋藤潤。2025年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、ドラマ 『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系)で注目を集め、10月公開の映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』にも出演する齋藤が、みずみずしい感性で物語に新たな息吹を吹き込む。実力派と新進気鋭の才能がぶつかり合う、二人の化学反応に注目だ。

 風間は「読み物として素晴らしいのはもちろん、僕だけではなく、作品に関わる人々が『これをドラマにしたい』と思わせてくれるエネルギーが脚本からあふれていました。素敵な物語、キャラクター、シーンを更に彩り豊かなドラマにするべく、全身全霊で取り組んでいきたいと思っております」と意気込む。

 齋藤は「『価値とは何で決まるのか…』。脚本、プロットをいただいて、最初に浮かんだことです。将来を諦めていた涼が、御所さんとの関わりを経て、変化していく様を表現できることが楽しみになりました。そして風間さんと一緒に作品をお届けすることができ、光栄です」とコメント。

 今回、完全オリジナル脚本で映像デビューを果たした脚本家・神谷克麻は「頭の中でふわふわとぼんやり考えていたこと。自分の中には確かにあるけれど、外に出せるほど形を保っていないもの。それを言葉というかたちで成形し、プロデューサーの皆さまや監督と共有していくことに、ずっと不思議な感覚がありました。
しかも、その言葉が今度は映像となって具現化するとのことで、本当におかしな気分です。こんな体験ができたことは本当に恵まれていて、運がよかったと感じています」と語る。

 プロデューサー・中村花乃子は「この作品は、『価値とは何か』を問いかける物語です。風間さんと齋藤さん、お二人の魅力が交わることで、神谷さんの脚本が更に鮮やかなものとなることが今から楽しみでなりません。この物語が皆様の心に届くことを願いながら、この作品に関わってくださる全ての方々に、心より感謝いたします」とコメントを寄せた。

 ドラマ『217円の絵』は、日本テレビ系にて9月30日24時24分より放送。

※主演俳優、脚本家、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■風間俊介(御所明役)

声に出したい台詞がそこにありました。表現したい物語がそこにありました。観てみたい景色がそこにありました。読み物として素晴らしいのはもちろん、僕だけではなく、作品に関わる人々が「これをドラマにしたい」と思わせてくれるエネルギーが脚本から溢れていました。

この脚本をどんなドラマにするか。
それが俳優を含めた、現場の仕事です。素敵な物語、キャラクター、シーンを更に彩り豊かなドラマにするべく、全身全霊で取り組んでいきたいと思っております。素敵な脚本をありがとうございます。

■齋藤潤(春文涼役)

「価値とは何で決まるのか…」。脚本、プロットをいただいて、最初に浮かんだことです。将来を諦めていた涼が、御所さんとの関わりを経て、変化していく様を表現できることが楽しみになりました。そして風間さんと一緒に作品をお届けすることができ、光栄です。

この作品が、「価値」についてまだ考えたことがない僕と同世代の方にも感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。

■神谷克麻(脚本)

頭の中でふわふわとぼんやり考えていたこと。自分の中には確かにあるけれど、外に出せるほど形を保っていないもの。それを言葉というかたちで成形し、プロデューサーの皆さまや監督と共有していくことに、ずっと不思議な感覚がありました。しかも、その言葉が今度は映像となって具現化するとのことで、本当におかしな気分です。


こんな体験ができたことは本当に恵まれていて、運がよかったと感じています。内容については、「こうなったら、こうなるのでは?」という、散歩中にふと頭の中で広がった妄想のようなところから始まりました。よろしくお願いいたします。

■中村花乃子(プロデューサー)

日本テレビが18年ぶりに開催したシナリオライターコンテストに、選考から関わらせていただき、約2年の歳月がたちました。そしてようやく、初めての実写化作品を皆様に届けることができます。

この作品は、「価値とは何か」を問いかける物語です。脚本家の神谷さんが大賞を受賞してから1年以上、一緒に悩み、語り合いながら丁寧に作り上げてきました。神谷さんの初めての映像作品であり、私自身にとっても初めてプロデューサーを務めさせていただく、特別な作品となりました。

風間さんと齋藤さん、お二人の魅力が交わることで、神谷さんの脚本が更に鮮やかなものとなることが今から楽しみでなりません。この物語が皆様の心に届くことを願いながら、この作品に関わってくださる全ての方々に、心より感謝いたします。

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