市川染五郎が主演し、當真あみが共演する舞台『ハムレット』より、第2弾キャストとして、石黒賢、柚香光、梶原善、石川凌雅、横山賀三の出演が発表された。
【写真】市川染五郎、當真あみ共演! 舞台『ハムレット』チラシビジュアル
シェイクスピアの4大悲劇の1つ『ハムレット』は、人間の苦悩を深く描いた傑作として長きにわたり愛されてきた。
歌舞伎俳優の市川染五郎がストレートプレイ初出演・初主演でハムレットを演じ、主演映画や主演ドラマが続く當真あみが舞台初出演でヒロインのオフィーリアを演じることも話題の本作。
このたび、ハムレット(染五郎)を取り巻く個性豊かな登場人物を演じる豪華出演者たちが発表された。
ハムレットの叔父で、父の敵となるクローディアス役には石黒賢。デンマーク王妃でハムレットの母・ガートルード役には、元宝塚歌劇団花組トップスターで、本作が初のストレートプレイ出演となる柚香光(ゆずか れい)。
デンマーク王国の宰相で、オフィーリアとレアティーズの父・ポローニアス役には、梶原善。オフィーリアの兄・レアティーズ役には、ミュージカル『刀剣乱舞』など人気作へ次々出演する石川凌雅。ハムレットの親友・ホレイショ―役には、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンや『ニュージーズ』等の話題作へ出演し、卓越した表現力が光る横山賀三(よこやま かざん)。
ほか、竹森千人、吉田ウーロン太、浅野彰一、石原由宇、川原田樹、近藤隼、佐々木優樹、常住富大、伯鞘麗名、前東美菜子、水口早香、森内翔大が出演。オンステージスウィングは栗原功平、佐々木誠。本舞台の世界を彩る全キャストが発表となった。
舞台『ハムレット』は、東京・日生劇場にて2026年5月9~30日、大阪・SkyシアターMBSにて同年6月5~14日、愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホールにて同年6月20・21日上演。
石黒賢、柚香光、梶原善、石川凌雅、横山賀三のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■クローディアス役:石黒賢
人生には思いがけぬ事が起きるものですね。ハムレット!シェイクスピア!数多の俳優(名優揃い!)が挑んで来たシェイクスピア! まさか自分がその作品に携わる日が来るとは正直思っていませんでした。
新しい試みに胸が躍っていると同時に慄いています。クローディアス! なんと恐ろしく憎らしい男でしょう。乗り掛かった船です、どこに辿り着くのか自分自身でも予測がつきません。今まで見たことのないクローディアスをお見せ出来ますよう精進致します。
■ガートルード役:柚香光
ハムレットの復讐心を促す要因の一つであるガートルード。ハムレットの感情を大きく揺さぶり、観客の皆様をも翻弄させてゆくであろうこの母親を、どのような声で、また佇まいで、指先から髪先までを彼女として生きるのか、この身を引き締めて役に臨んでいきたいと思います。
シェイクスピア作品への挑戦。素晴らしいキャストの皆様とご一緒できる光栄。ルヴォーさんの描かれる『ハムレット』にこの身この心の全てを捧げ、全てに感謝し、初のストレートプレイの舞台に挑んで参ります。
■ポローニアス役:梶原善
お話をいただいて、いよいよシェイクスピアをやるのか、と思いました。そして演出がデヴィッド・ルヴォーさん。僕が20歳ぐらいの下北沢の劇場でこつこつやっていた頃に演劇界でよく耳にしていた、シェイクスピアとデヴィッド・ルヴォーさんという二つが一緒になった公演に、まさか自分が参加できるとは思いもよりませんでした。時を超えて、そういう場所にまた巡り合ったなと感じています。
ハムレット役の染五郎さんとは小さい頃に一度ドラマの現場でお会いしています。成長された彼とまたご一緒できることも楽しみです。
■レアティーズ役:石川凌雅
この度 舞台『ハムレット』にレアティーズ役で出演させていただくことになりました、石川凌雅です。自身としては三度目の出演となるシェイクスピア作品です。
レアティーズは、その血筋や復讐の念に掻き乱されるほどの悲劇的な存在ですが、命を以ってして自身の正義を尽くす姿、是非目に焼き付けて頂きたいと思っております。
人物が取り巻く環境やしがらみ、そして各々が辿る運命は非常に悲劇的であり儚く、そして美しい。いつの時代においても共感と学びに満ちたシェイクスピアの世界観をより色濃く、鮮やかなものにできたら非常に幸せです。劇場でお待ちしております。
■ホレイショー役:横山賀三
デヴィッド・ルヴォーさん演出の『ハムレット』、そしてハムレット役は市川染五郎さん。この豪華な組み合わせに「どんな世界が広がるんだろう」とワクワクが止まりません。シェイクスピア作品に出演するのは初めてで、この大きな挑戦の機会をいただけることに心から感謝しています。
『ハムレット』は正解を見つけるのが難しい戯曲ですが、ホレイショーとしてルヴォーさんの描く世界に全力で食らいつき、自分だからこそ生み出せる表現を模索し続けます。