大泉洋が主演を務め、野木亜紀子が脚本を手がける10月21日放送スタートのドラマ『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)に、宮崎あおいの出演が決定した。13年ぶりの民放連ドラ出演で主人公・文太(大泉)の謎多き妻を演じる。



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 本作は、ヒットメーカー・野木の完全オリジナル脚本で贈るジャパニーズ・ヒーロードラマ。

 主人公は、会社をクビになり、人生詰んだどん底サラリーマン・文太(大泉)。妻とは離婚し、財産分与と慰謝料で貯金は底をつき、ネットカフェを泊まり歩く日々を送っている。そんなある日、文太はある会社の最終面接に合格し、社長から思わぬ言葉をかけられる。「君には今日から、ちょっとだけエスパーになって、世界を救ってもらいます」。

 こうして“ちょっとだけエスパー”になった文太に与えられた仕事は、《世界を救う》こと。そのうえ、《人を愛してはならない》という実に不条理で不可解なルールまで課され、用意された社宅では、見知らぬ女性・四季と夫婦生活を始めることになる。

 宮崎が演じるのは、会社が用意した社宅で文太と夫婦生活を送ることになる謎の女性・四季。四季は記憶喪失なのか、文太を本当の夫だと思い込んでいる。文太は戸惑いつつも、社長の指示により、四季の思い込みを決して否定せず、本当の夫婦として暮らさなければならず…。

 宮崎は、2008年に歴代最年少で主演を務めた大河ドラマ『篤姫』や連続テレビ小説などのドラマをはじめ、「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞に輝いた映画『怒り』、『舟を編む』、『ツレがうつになりまして。』など、多数の作品で人々を魅了し続けるが、民放の連続ドラマに出演するのは13年ぶり。
大泉との共演は、ドラマ『あにいもうと』(TBS系)以来、7年ぶりとなる。

 そんな宮崎が、「結構ツッコミどころのあるキャラクター」「とても可愛らしくて、天然っぽいところもある女性」と語る四季に息を吹き込む。「年齢も含めて自分から遠いキャラクターではないし、わりと等身大の役」「楽しみながら、いろいろな“遊び”ができる役だなと感じました」という宮崎が作り上げる四季に注目したい。

 「大泉さんは普通にお話ししているだけで面白いです。撮影期間は本当にずっと笑って過ごせる日々になるのではないかなと思っています」と語る宮崎。大泉とのちょっとだけ変な夫婦が織りなす《SFラブロマンス》に期待が高まる一方だが、文太は会社のルールによって、四季のことを“絶対に愛してはならない”――。

 先日、主演の大泉らがクランクイン。「このドラマをやることは数年前から決まっていたので、ついに始まったなという気持ち。脚本がとても面白いのでこれから撮影が進んでいくのが楽しみで仕方ないです!」という大泉の言葉どおり、本作が本格始動した。

 また、現在撮影中のドラマの本編映像を使用した30秒ティザーも初公開。さらに、大泉&宮崎のインタビュー&ポスター撮影のメイキング動画がYouTubeとTVerで公開された。

 主演の大泉、ヒロインの宮崎に続く、豪華キャスト陣の発表は、まだまだこれからも続く。
文太や四季を取り巻く個性豊かなキャラクターたちを演じるのは一体誰なのか? 気になるキャスト情報は、9月9日から毎週火曜日に順次解禁される。

 大泉は次に解禁されるキャストについて、「“こんなにカッコイイ人っているんだ!”というくらい、本当にキレイなお顔をなさっています。私も久しぶりにご一緒させていただくんですが、お会いしたら相変わらずカッコイイ! そして音楽もなさっている方ですね。私も最近、たまに音楽をするので、そのへんの話もいろいろと聞いてみたいです」とヒントを出している。

 ドラマ『ちょっとだけエスパー』は、テレビ朝日系にて10月21日より毎週火曜21時放送。

※宮崎あおいの「崎」は「たつさき」が正式表記。

※宮崎あおい、大泉洋のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■宮崎あおい(四季役)

――本作の出演オファーを受けたときのお気持ちや、台本を読まれた感想をお聞かせください。

 お話をいただいた瞬間“なんて面白そうなんだ!”と思い、すぐに参加させていただきたいとお返事しました。いろんな要素が盛りだくさんで、絶対楽しいドラマになるだろうな、という予感がすごくしました。

 本当に毎回、台本を読むのが楽しみで、これからどうなっていくのだろうとワクワクしています。何度読んでも面白いし、文太さんに関してはすでに頭の中で大泉さんがものすごく動き回っています。
ほかのキャラクターもそうですが、ひとりひとりがすごく愛すべき人物として描かれているので、みんなで一緒にお芝居をするのがとても楽しみです。

――本作で演じられる文太の妻・四季にどのような印象を持ちましたか?

 夫婦のパワーバランスとしては、文太さんを操っている…ではないけれど、ちょっと転がしていて。でもすごく可愛らしくて、天然っぽいところもある女性なのかなと思っています。

 セリフが面白いですし、結構ツッコミどころのあるキャラクターでもあるので、それをどうやって演じていくのか、そして文太さんはこのセリフにどう返してくれるのだろうかというのも、今からとても楽しみです。 

 年齢も含めて自分から遠いキャラクターではないし、わりと等身大の役だと思います。楽しみながら、いろいろな“遊び”ができる役だなと感じました。

――以前、兄妹を演じた大泉さんと久々に再会していかがですか?

 大泉さんは普通にお話ししているだけで、とにかく面白いです。先日7年ぶりくらいにお会いしましたが、当時ご一緒した作品の話や、この7年間で変化したことなどをお話ししました。何もしていなくても、その場にいるだけで面白いという本当にすごい人なので、撮影期間は本当にずっと笑って過ごせる日々になるのではないかなと思っています。

――《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》にちなんで、宮崎さんにとってのヒーローは?

 もちろん家族もそうですし、ヒーローはたくさんいます! お仕事の場でいうと、私はいろんな方に整えていただいて、こうやってカメラの前に出ることができるんですよね。そういうたくさんのヒーローたちの力をもらってお芝居ができているんだと常に思っているので、本当に私の周りはヒーローだらけです。そしてそんなふうに、自分も誰かのちょっとしたヒーローであれたらいいなと思います。


――もし自分がエスパーになるなら、どんな能力がほしいですか?

 今は一瞬でみんなを涼しくしてあげられる力が欲しいです(笑)。みんなこれから暑い中で頑張るので、この撮影を乗り切るために、ちょっとでも涼しくできる力が欲しいです。日常的なことだと、お料理をするのはすごく好きですが、やはりとても時間が掛かるので…。時間を掛けて作るのも大好きですが、たまには一瞬でおいしいご飯を作ることができるパワーが使えたらいいなと思います。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 大泉さんもそうですし、すごく久しぶりにご一緒させていただく方もいらっしゃるので、みんなが集まった空間でどんなお芝居が繰り広げられるのかが、今から楽しみで仕方ないです。見てくださる方に、この現場を楽しみながら作ったものを、その雰囲気を含めてきちんと届けられるように、まずは私も全力で楽しみます。ぜひ期待していてください。

■大泉洋(文太役)

 このドラマをやることは数年前から決まっていたので、ついに始まったなという感じです。まだクランクインしたばかりなんですが、現場はとても楽しい雰囲気ですよ。そして野木さんの脚本がやっぱりとても面白いので、これから進んでいく撮影が楽しみで仕方ないです。

 先日、久々にあおいちゃんとお会いして「もう7年も前になるんだね」なんて話をしていたんです。
前回はあおいちゃんが妹で、私はダメな兄貴という設定だったんですが、今回はいろいろありますが一応夫婦。僕は年を取った気がするんですけど、あおいちゃんは変わらないですね…本当にお美しいです。 

 あおいちゃんを含め、共演者の皆さんが芸達者で大変面白い方たちばかりなので、その方たちとみんなで一緒にワイワイしながら、面白い作品が作れたらいいなと思っています。

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