岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS)が主演する映画『金髪』より、本予告映像と本ビジュアルが解禁された。本予告には、中学校教師・市川(岩田)が生徒たちの金髪デモで教師生命を絶たれる危機に陥り、さらには恋人からも痛いところを突かれ絶句する姿が映し出される。



【動画】前代未聞の集団金髪デモに立ち向かう『金髪』本予告

 坂下雄一郎監督がオリジナル脚本も手がけた本作は、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、大人になり切れない教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長(=自分がおじさんであることを自覚)していく様を、皮肉と愚痴と笑いを交えて描く。

 教師役は本作が初という岩田が挑んだのは、爽やかで生徒に好かれる素敵な教師…かと思いきや、若⼿でも中年でもない年頃で⾃分を客観視できていない“イタい”中学校教師・市川。“⾦髪デモ”を発案した市川の⽣徒・板緑役に⽩⿃⽟季、市川の恋人・⾚坂役に⾨脇⻨。そのほか、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈が脇を固める。

 本予告映像は、自分がおじさんだと気付いていない”イタい中学校教師”市川(岩田)が、自身が担任に持つクラスの生徒たちが起こした集団金髪デモと遭遇し、あぜんとする姿から始まる。そんな市川は生徒の一人・板緑(白鳥)から「校則を変えて欲しいです」と訴えられ、金髪デモを起こした背景を知ることに。中学校内だけに収まるはずだった騒動はいつしか世間を騒がす大騒動へと勃発していき、担任教師という理由だけで市川に非難の矛先が向いてしまう。

 そんな理不尽な状況に、ついには市川のぼやきが爆発し、恋人の赤坂(門脇)にも「こんな仕事繰り返してたらいつの間にかおじさんになっちゃうんでしょ?」と早口で愚痴を吐く。するとたちまち赤坂から「おじさんになってきてるのにおじさんじゃなくて若いフリして受け入れられてないっていうのがなんか見てらんないんだよね」と鋭く的確な言葉を浴びせられ、市川は言葉をなくし、あぜんとした表情を浮かべる。

 詰んでる(?)状況により、廊下に横たわる無気力な”ダサい”市川だが、実はここから市川の大逆転が始まるのだった。週刊誌の記事については「全部うそなんです」としらを切り、宿敵であった生徒の板緑から「予定通りですね」と意味深な発言も。果たして市川が打って出る起死回生の作戦とは?

 本ビジュアルには、頭を抱える中学校教師・市川とその周りをぐるりと取り囲む金髪の生徒たちの姿が収められている。
整然と並ぶ異様な光景と、それぞれ異なる表情が放つ圧迫感は、逃げ場のない混乱と衝撃を予感させる。キャッチコピーの「これってもう詰んでる?」が示す通り、教師と生徒たちの間に巻き起こる波乱を強烈に印象づけるビジュアルが完成した。

 さらに、9月5日より各種前売券が発売となることも決定。第一弾の特典として、市川と板緑の姿が収められた「特製ポストカード」が数量限定で配布される。第二弾特典についての詳細は、公式HP・SNSにて順次発表される。

 映画『金髪』は、11月21日より全国公開。

編集部おすすめ