アニメ映画『トリツカレ男』より、本ビジュアル、本予告が解禁。追加声優キャストとして、柿澤勇人、山本高広、川田伸司、水樹奈々、森川智之の出演が発表された。
【動画】主題歌はAwesome City Club「ファンファーレ」『トリツカレ男』本予告
本作は、いしいしんじによる同名小説をミュージカルアニメーションとして映画化。主人公ジュゼッペの声を佐野晶哉(Aぇ! group)、ジュゼッペが恋に落ちるヒロイン・ペチカの声を上白石萌歌が担当する。監督は高橋渉、脚本は三浦直之、キャラクターデザインは荒川眞嗣、アニメーション制作はシンエイ動画。
主人公ジュゼッペは、何かに夢中になると他のことは一切見えなくなるほど没頭することから、街の人たちから“トリツカレ男”と呼ばれている青年。そんな彼が、ある日、風船売りの少女ペチカに恋をし、夢中になる=“トリツカレる”…。
追加声優キャストとして、ジュゼッペの頼れる相棒で、ジュゼッペとペチカの仲を取り持つために奔走するハツカネズミのシエロを演じるのは俳優・柿澤勇人。さらに、ジュゼッペとペチカが住む街のギャングで、ツイストダンスを愛するド派手な性格のツイスト親分を演じるのは山本高広。そんなツイスト親分のライバル・サルサ親分を川田紳司が演じ、病気の治療のため入院しているペチカの母を演じるのは水樹奈々。外国で子どもたちにアイスホッケーを教える、学校の先生タタンは森川智之が演じている。
本予告の冒頭では、何にでも夢中になる“トリツカレ男”のジュゼッペがペチカと出会い、恋する様子が描かれている。
本予告の前半には、ジュゼッペとペチカが出会った高揚感を表現した、佐野と上白石が歌う劇中歌「ファンファーレ~恋に浮かれて~」が使用され、後半には歌詞とアレンジがリライトされたAwesome City Clubが歌う主題歌「ファンファーレ」が使用されている。両楽曲を制作したACCのatagiは「主題歌は全ての方への人生讃歌になればという想いで作らせて頂きました」とコメント。
本ビジュアルには、寂しげな表情を浮かべるペチカと、さまざまなものに“トリツカレた”ジュゼッペがペチカの笑顔のために奮闘する姿が描かれている。キャッチコピーには「きみの笑顔のためなら、なんだってできる」とジュゼッペの心境が表現されている。
さらに9月30日には世界最速で本作が見られるプレミア上映会が、東京都内で開催されることが決まった。
アニメ映画『トリツカレ男』は、11月7日より全国公開。
※コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
【シエロ:柿澤勇人】
この度、自身初となるアニメーション映画の声を担当させていただきました。
右も左も分からない僕を手取り足取りサポートしてくださった温かいチームに感謝しています。
僕の演じたシエロは相棒であるジュゼッペの幸せを常に願い奔走するネズミくんです。
佐野さんの可愛くて天真爛漫なジュゼッペとのやり取りは今でも良い思い出です。
この作品は登場人物みんなが大切な誰かを想い、愛を注ぐ物語です。
きっと観終わった後には心が温かくなっていると思います。素晴らしい音楽と共に楽しんでいただけたら幸いです!
【ツイスト親分:山本高広】
ツイスト親分は、ギャングの親分っていうくらいなので、怖いイメージを持っていましたが、コミカルな面白い親分を演じられたんじゃないかと思います。「親分って言っておきながら、こんなにも人間味のある優しいおじさんなんだ。めちゃくちゃ面白いじゃん!」みたいなのを、皆さんに楽しんでいただければ。
実は親分も歌唱シーンがありまして、洋楽の、ロックな感じのツイスト効いている歌を、前半は少し怖い感じを残しつつ、歌も低めに歌って、後半ははっちゃけて歌いあげました。
この映画を通して、人に優しくしたくなる、優しい気持ちを思い出してくれたら嬉しいです。
【サルサ親分:川田伸司】
いただいた台本を読み進むうち、とても温かく優しさに溢れた物語に、すっかりトリツカレてしまいました。
「トリツカレ男」ジュゼッペの驚異的な行動力には本当に脱帽です。
ツイスト親分のライバルであるサルサ親分もまたエネルギッシュな漢なので、迫力満点のアクションシーンを全力体当たりで楽しく演じさせていただきました。
何かに夢中になることの大切さ、美しさ。
みなさん、ジュゼッペの起こす奇跡を是非劇場でご覧になってください。
【ペチカの母:水樹奈々】
喉の病気を患っていて、咳が止まらず、儚げなイメージがありますが、実はとてもファンキーなお母さん!
全ての台詞がとても個性的なので、伸び伸びと楽しみながら演じさせていただきました。
全力で人を想うピュアな気持ちに溢れた、心温まる作品になっていますので、ぜひご家族やお友達、大切な人と一緒に観ていただけたら嬉しいです!
【タタン:森川智之】
とても良いものが出来そうな感じがして、アフレコをしている段階で「思い入れのある作品」になっていました。私が演じたタタンは、包容力があって、大人の男性で、僕から見ても「ちょっと惚れちゃうな」っていうくらいとても素晴らしい方。彼の人間性だけでも涙腺が緩む感じ。優しい男です。人との繋がり、絆を見せてくれる作品です。色んな世代の方が観ても楽しめるし、いつまでも見ていられる映画になるのではないかと思います。ぜひ大きなスクリーンで、ご覧ください!
【主題歌担当:atagi(Awesome City Club)】
完成した作品を拝見し、何十年も愛される温かく優しい作品だと感じました。
主題歌「ファンファーレ」は、作中のジュゼッペやペチカへ、というのはもちろん、全ての方への人生讃歌になればという想いで作らせて頂きました。
映画公開までのワクワクを、ぜひ私たちと一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。