大ヒットコミック『進撃の巨人』を実写化した映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD』公開から今年で10年。本作は“巨人”と呼ばれる大型人種に支配された地上を舞台に、それに立ち向かう戦士たちの冒険を描く。

原作とは異なる物語が描かれ、映画オリジナルキャラクターも登場した本作は、賛否両論を巻き起こしたことでも話題となった。この記事では本作に出演したキャストの役柄と、出演後のキャリアを振り返っていく。

【写真】映画『進撃の巨人』公開から10年 意外? 納得? キャストたち

三浦春馬(エレン)

 主人公のエレン役を演じたのは俳優の三浦春馬さん。エレンは原作と実写で異なるキャラクター設定となっている。原作者の諫山創氏から「原作のままのようなストレートな熱血漢にしないでほしい」との要望があったという。実写のエレンは、閉塞感を打破したいと思いつつも、やりたいことが見つからないというキャラクター像だった。

 三浦さんは本作出演後、2018年の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』や、2019年の映画『コンフィデンスマンJP』、映画『アイネクライネナハトムジーク』、2016年のドラマ『わたしを離さないで』(TBS系)、2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)など、数々の話題作に出演。舞台でも活躍し、2017年には『キンキーブーツ』にて第24回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した。2020年7月に30歳の若さで亡くなった。

石原さとみ(ハンジ)

 兵器隊長・ハンジを演じたのは女優の石原さとみ。ハンジは、人間の敵である巨人を駆逐するために命を捧げている一方で、巨人を寵愛するマッドサイエンティストという二面性を持つ少々ぶっ飛んだ役柄だ。作品に賛否の声が飛び交っていた中、石原の演じたハンジには「クオリティが高い」という声も集まっていた。


 石原は本作出演後は、2016年の映画『シン・ゴジラ』や、2018年のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)、2024年の映画『ミッシング』などに出演。精力的にさまざまなジャンルの作品に出演している。3度の日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、第48回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞を受賞。プライベートでは2020年に一般人男性と結婚し、2022年には第1子を出産。2025年に第2子を出産した。

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