及川光博が主演し、手越祐也が共演する10月12日スタートのドラマ『ぼくたちん家(ち)』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)に、麻生久美子、光石研、坂井真紀の出演が決定。ヒロインの“トーヨコ中学生”ほたる(白鳥玉季)を取り巻くキャラクターを演じる。



【写真】麻生久美子&光石研が両親役! 白鳥玉季も映るビジュアル

 本作は、現代にさまざまな偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。プロデュースを務めるのは河野英裕。脚本は、日テレシナリオライターコンテストで2023年度審査員特別賞を受賞した松本優紀が手掛ける。

 このたび、ヒロインの“トーヨコ中学生”ほたる(白鳥玉季)を取り巻く3人のキャストが明らかになった。

 ほたるの母親・楠ともえ役には麻生久美子が決定。名実ともに実力派俳優として多数の作品に出演し、最近では日韓共同制作の完全オリジナルドラマ『魔物』で挑戦した、殺人容疑者との禁断の愛に身を焦がすという大胆な役柄も話題を呼んだ。今作では愛娘を置いて訳あって逃亡中の謎多き母親役を演じる。今年デビュー30周年を迎え、ますます輝きを放つ彼女が、物語の鍵を握る。

 麻生は「今作品ほど問題を抱えているといいますか、問題を起こしてしまった役ははじめてなので、今からどのように演じようかと悩みつつも楽しみにしています」と意気込みを語った。

 ともえの元夫・市ヶ谷仁役を演じるのが光石研。ほたるが9歳の時に離婚し、現在は再婚して新たな家族がいる中、ほたるに接近していくその真の理由とは? 名バイプレーヤーとして様々な話題作で活躍し、父親役の経験も豊富な光石が物語に波紋を呼ぶ。

 光石は「主演は及川さんでその恋のお相手役が手越さんとお聞きして、このお2人なら、この手強い人物像を軽やかに、ペーソス込めてやられると確信しています。
僕自身初共演ですが、今から楽しみデス」とコメント。

 アパートの大家・井の頭今日子役を演じるのは、映画・ドラマ・舞台と問わず活躍しており2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の出演も控える坂井真紀。玄一(及川)、索(手越)、ほたるを繋ぐ太陽的存在である井の頭が、“秘密の共犯者”となり物語に深く関わっていく。

 坂井は「台本を読んで、なんだか救われたような気持ちになって、そうか、私も私なりにもがき続けているもんな、なんて感じながら、うおーっと力が湧いたんです。皆さんにはどのように届くのか、とても楽しみです」と期待を込めた。

 心優しきゲイ・玄一(及川)を取り巻くキャストたちも近日解禁予定だ。

 日曜ドラマ『ぼくたちん家』は、日本テレビ系にて10月12日より毎週日曜22時30分放送。

※麻生久美子、光石研、坂井真紀のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■麻生久美子

 プロデューサーの河野さんとは、『泣くな、はらちゃん』『弱くても勝てます』『奇跡の人』と3作品でご一緒させていただき、いつも一癖ある役を演じさせていただきましたが、今作品ほど問題を抱えているといいますか、問題を起こしてしまった役ははじめてなので、今からどのように演じようかと悩みつつも楽しみにしています。

 みなさんの活力になるような作品にできたらと思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■光石研

 河野プロデューサーの創り出す作品には、いつも驚かされます。

 家族モノ、学園モノ、体育会モノ、漫画原作モノ、演芸モノ…etc。
しかしその全てが、社会に向け、社会に問う。今回もしっかり、その刃先は「今」にフォーカスされてます。

 主演は及川さんでその恋のお相手役が手越さんとお聞きして、このお2人なら、この手強い人物像を軽やかに、ペーソス込めてやられると確信しています。

 僕自身初共演ですが、今から楽しみデス。そして、旧知の麻生さん、坂井さん、などなど個性派の皆さんが名を連ねて、このお仲間に入れて頂き、本当に感激です!

■坂井真紀

 河野プロデューサーにはロックンロールの香りがあって、その作品たちにも独自の音と信念を感じます。私はいつもそこに惹かれます。今回も心がわくわくする台本と役をいただきました。そして、台本を読んで、なんだか救われたような気持ちになって、そうか、私も私なりにもがき続けているもんな、なんて感じながら、うおーっと力が湧いたんです。皆さんにはどのように届くのか、とても楽しみです。

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