俳優の池脇千鶴が8日、都内で開催された2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』試写会に出席。高石あかりが演じる松野トキの母・フミを演じる池脇は、自身の名前を「フネ」と言い間違えて、『サザエさん』と混同してしまうと明かして会場を沸かせた。
【写真】池脇千鶴、娘・高石あかり、夫・岡部たかしと“松野家”3ショット
本作は、怪談話を好むちょっと変わった女の子・松野トキ(高石)を中心に、西洋化が進む明治の日本で、埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあてる。この日はトキの夫トミー・バストウを演じるレフカダ・ヘブン役のほか、 吉沢亮(錦織友一役)、岡部たかし(松野司之介役)、制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサー(NHK 大阪放送局)も出席していた。
池脇は自身の役名を「フネ」と言い間違えて「サザエさんのフネさんと、『サザエでございます』みたいな、自分の中でごっちゃになってて(笑)。って言っておきながら、勝手にフネさんみたいになれたらいいなって。穏やかで朗らかで」「野暮なことを言ったりすると、ちょこっとたしなめるみたいな」とコメント。これを聞いた岡部は「(自分は)波平をイメージして」と続けたが、高石は「娘的には全然分かんない」とツッコミを入れて、3人は家族感が溢れるやり取りで会場を沸かせていた。
また池脇は脚本について「本を読んで面白いなと思っていたんですけど、堅苦しい話じゃなくて、朝の15分、垂れ流して見てくれるぐらいで、肩の力を抜いて見てもらえたら嬉しいなって思ってたんですけど、私も出来上がりを見たら『集中して見ちゃうな、次の話が気になるな』っていう期待が持てる面白さに仕上がっていたかなって思います」と手ごたえを感じている様子。
そして「十何週とか撮っていて思うんですけど、動いてないなって思っていて(笑)。ちっちゃいおトキは学校に行ってたり、大人になって働きに行ったり、何かしらある。私はずっと家にいるなって思っていて(笑)。何もないけど、みんなが『ただいま』って帰ってくるところにいる人なんだなあって思って。そういうのも、ちっちゃなことだけども描いてくれてるなっていう風に思っています」と笑顔で話していた。
連続テレビ小説『ばけばけ』は、NHK総合にて9月29日より毎週月~土曜8時ほか放送。
※高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記