timeleszの原嘉孝が初主演を務める映画『初恋芸人』が今冬に全国公開されることが決定。原やスタッフのコメントが到着した。



【写真】timelesz・原嘉孝、カッコよすぎる撮りおろしショット

 原作は、特撮番組の脚本執筆やUMA(未確認生物)研究家としても活躍している中沢健の作家デビュー作となる異色の恋愛小説。2016年にはテレビドラマ化され、今年8月から小学館のオリジナルコミックアプリ「マンガワン」でもこやま仁によるコミカライズの連載がスタートした話題作だ。

 売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて市川の秘密が明かされ…。何かになりたかった人たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語が紡がれる。

 本作で映画初主演を務めるのは、原嘉孝。怪獣ネタで舞台に立つ売れないピン芸人として活動しながら初めて自分の「面白い」と言ってくれた市川と出会い、初恋に落ちる佐藤賢治を見事に演じる。
本作の撮影当時は、いち俳優として初主演の抜てきを受け、撮影。その後「timelesz project ‐AUDITION‐」を経て、timeleszメンバーとしてデビューを果たした。

 原は映画初主演となることについて「芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します」と初主演で芸人役を演じる苦労を語る。

 今回、メガホンを執るのは、映画『獣手』で第57回シッチェスカタロニア国際映画祭、第28回タリン・ブラックナイト映画祭など国内外映画祭で受賞経験がある夏目大一朗。脚本と監督を務めた夏目は主演を務めた原に対し、「いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった」と感謝を表した。

 主人公である佐藤賢治に原を決めた本作の企画・プロデュースの小浜圭太郎は「原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました」と映画初主演でありながら、座長としての振る舞いに感心させられたと語った。

 また、本作は9月13日から開催される「しまなみ映画祭」にて特別上映されることが決定。さらに10月17日から開催される「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭2025」でも特別上映される。

 映画『初恋芸人』は、今冬公開。

 原、夏目監督、企画・プロデュースの小浜のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■主演:原嘉孝(佐藤賢治役)

 主人公のピン芸人、佐藤賢治を演じました。賢治は、見ているこっちがもどかしくなってきて、なんとかしてあげたい、そう思えてくる人で。
でもその奥にはとんでもなくピュアで、可愛らしい一面があります。芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します。とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の「何者でもないもの」の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております! 是非お楽しみにしていてください!

■監督・脚本:夏目大一朗

 中沢健の小説「初恋芸人」に心を奪われ、いてもたってもいられなくなった。「この物語は僕が映像化するしかない」と、確信。震える手で脚本を書き殴った。いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった。情熱と衝動で作り上げたこの作品を、ぜひ劇場でご覧ください。

■企画・プロデュース:小浜圭太郎

 「初恋芸人」は、恋の喜びと切なさをユーモアで彩った物語です。原嘉孝さんの真心こもった演技が、純粋な恋と夢を鮮やかに描き出します。東京と広島での撮影中、原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました。原さんのピュアな魅力が爆発した初主演映画、ぜひ劇場で体感してください!

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