元宝塚歌劇団星組トップスターの礼真琴が、退団後初のコンサート『Flare』を、12月に東京と大阪で開催することが発表された。

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 礼真琴は2009年、首席で宝塚歌劇団に入団。

歌、ダンス、芝居と三拍子揃った実力派として注目を集め、中でも縁の深い『ロミオとジュリエット』をはじめ様々な作品で主要な役柄を演じ、早くから存在感を際立たせた。

 入団11年目の2019年、星組トップスターに就任。卓越した歌唱力を武器に、その名をより一層轟かせた。2021年には、『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』での演技が高く評価され、文化庁芸術祭賞・演劇部門新人賞を受賞。その後も、大ヒット映画を題材とした『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』や『記憶にございません!』など、世間を賑わせた話題作を次々と成功へ導く。

 さらに本年1月には、宝塚歌劇史上3人目となる日本武道館でのコンサート『ANTHEM-アンセム-』を開催。連日満員御礼の中、圧巻のライブパフォーマンスで観客を魅了した。

 そして、本年8月10日付で宝塚歌劇の舞台を後にした礼真琴が、退団後初となるコンサートを上演。総合演出・ステージ制作として、これまでレディー・ガガなどの来日公演やMrs. GREEN APPLE、Perfumeなど国内外で数多くの大型ライブプロデュースを手掛け、本年1月の日本武道館コンサートで礼真琴と初めてタッグを組んだ WONDER LIVE Inc.の大田高彰が、再びその手腕を振るう。

 構成・振付には、これまでaespaやG-DRAGONなど数々の有名K-POPアーティストの魅力を引き出してきた新進気鋭の振付師RENAN(レナン)を起用。また、音楽監督にはOfficial 髭男dism、Superfly、BE:FIRSTをはじめ多くのアーティストへの楽曲提供、プロデュース、編曲、ライブサポートなど幅広く手掛けるRyo'LEFTY'Miyataを迎え、華やかで力強いステージを作り上げる。

 今回の上演に際し礼は、「礼真琴の新たな衝撃が届くようなコンサートにしたいと思います。
皆さまと過ごす時間を今からとても楽しみにしています。ご期待ください」と、意欲を語る。公演タイトル『Flare』(フレア)は、炎や光の揺らぎと、感情の爆発を表す2面性を併せ持つ言葉。秘められていた表情が、その揺らめきの中から立ち現れる――礼真琴の未知なる輝きに、期待が高まる。

 礼真琴コンサート『Flare』は、12月10日に東京国際フォーラム ホールA、12月13日~14日に梅田芸術劇場メインホールにて開催。

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