杉野遥亮が主演する特集ドラマ『永遠についての証明』(NHK BS4K・BS)の放送日時が、前・後編それぞれ10月5日と12日の各22時と決まった。併せて、新たなキービジュアルが公開された。
【写真】竜星涼、関水渚、小澤征悦、筧利夫も『永遠についての証明』キャスト陣
岩井圭也の同名小説を実写化する本作は、若き数学者たちの友情と葛藤を描く。
天才的な数学の才能を持つ三ツ矢暸司(杉野遥亮)は、協明大学数学科に特別推薦で入学。熊沢勇一(竜星涼)、斎藤佐那(関水渚)と出会い、数学の難問に挑む中で、深い友情を育んでいく。しかし、暸司の圧倒的な才能は、次第に周囲に複雑な感情を呼び起こし、3人の関係は少しずつすれ違っていく。
そんな彼らを温かく見守る教授(小澤征悦)、厳しく指導する教授(筧利夫)、そして息子を理解しようとする暸司の母親(岸本加世子)、さまざまな視点が交差する中、暸司はただ一人、誰も解いたことがない「コラッツ予想」という難問にのめり込んでいく。「天才と秀才」「ひらめきと努力」「友情と孤独」、交錯する葛藤の果てには、予想だにしない結末が待ち受けていた―。
主演の杉野は「瞭司は数学だけではなく色んなことが見えていたのかなと演じていて思いました。瞭司という人を演じてみて、演じる前よりも好きになれました。短い時間でしたが楽しかったです。作品全体としての見どころは、瞭司と熊沢から生まれる化学反応に注目してほしいです」とコメント。
共演の竜星涼は「人間らしくて熊沢が自分よりも優れてる人に嫉妬したり、またそんな自分に対して嫌悪感を感じたり、それも含めて青春って感じるんだなと思いながら演じさせていただきました」、関水渚は「怖いもの知らずで、明るい未来ばかり想像しながら突き進んでいく佐那を演じていた日々は私も明るく前向きでいられました」と撮影を振り返った。
特集ドラマ『永遠についての証明』(前・後編)は、NHK BS4K・BSにて10月5・12日各22時放送。
※コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
【杉野遥亮(三ツ矢瞭司 役)】
瞭司は数学だけではなく色んなことが見えていたのかなと演じていて思いました。瞭司という人を演じてみて、演じる前よりも好きになれました。短い時間でしたが楽しかったです。
作品全体としての見どころは、瞭司と熊沢から生まれる化学反応に注目してほしいです。
【竜星涼(熊沢勇一 役)】
人間らしくて熊沢が自分よりも優れてる人に嫉妬したり、またそんな自分に対して嫌悪感を感じたり、それも含めて青春って感じるんだなと思いながら演じさせていただきました。
暸司・佐那・熊沢の三者三様の生き方の選択っていうものに注目しながら自分はどのタイプなのか当てはめながら見ていただけると面白いんじゃないかなと思います。
【関水渚(斎藤佐那 役)】
怖いもの知らずで、明るい未来ばかり想像しながら突き進んでいく佐那を演じていた日々は私も明るく前向きでいられました。共演者の皆様も素晴らしい先輩に恵まれ、撮影期間中はご褒美のような日々でした。
この作品は純粋無垢な大学生が 30 代の大人になっているシーンから始まります。人が大人になっていく過程が生々しく、だからこそ美しく描かれています。ぜひご覧ください!
【筧利夫(平賀寿彦 役)】
数学者というこれまで経験したことのない役柄と難易度最強の台詞。
このドラマを4Kでご覧になれる現在のテクノロジーが必ずや皆様を次なる時代へと連れ去っていくことでしょう。放送日までに覚悟をお決めになられることをお勧め致します。
【小澤征悦(小沼繁行 役)】
「同じ方向を向いてる仲間がいるって、いいでしょ」
これは、自分が演じさせて頂いた小沼教授が、杉野さん演じる三ツ矢暸司に向けて発した言葉です。とても良いセリフ、言葉だなと感じました。
この物語では、数学を通しての仲間、という意味ですが、これはどの分野、関係性でも同じです。撮影も同じです。志を持って、同じ目標に向かい、仲間と力を合わせて成し遂げて行く。軋轢や摩擦もあるかも知れないが、それを乗り越えた先に広がる景色が見たくて、頑張る。素敵なことです。でも、そこに馴染めない人も、必ずいます。