妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太が共演する映画『宝島』より、妻夫木と大友啓史監督が今年6月から3ヵ月以上にわたり全国を巡った“全国キャラバン”の様子を収めた特別映像が解禁された。
【動画】妻夫木聡、自らの足で映画を届けた『宝島』全国キャラバン特別映像
本作は、アメリカ統治下の沖縄の真実を描いた真藤順丈の直木賞受賞作を原作に、混沌とした時代を、自由を求めて全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いたエンターテインメント作品。
ある夜、一人の英雄が消えた。沖縄がまだアメリカ統治下だった頃。激動の時代に立ち向かい、熱く生き抜いた若者たちの友情と葛藤を描く。英雄はなぜ消えたのか?幼なじみ3人が20年後にたどり着いた真実とは―。
「『宝島』は、“人生のバトン”の物語。映画を超える存在になっているこの作品を、皆さんに直に会いに行って届けたい!」――本作へのたぎる情熱を胸に、“宣伝アンバサダー” として全国行脚することを宣言した主演の妻夫木。物語の舞台となる沖縄を皮切りに、大友監督とともに6月から3ヵ月以上に渡り全国20都市を超える先行上映会に参加し、想いを伝え続けてきた。
9日に行われた東京プレミアでの熱気も冷めやらぬ中、今回解禁された特別映像では、妻夫木が“必ず届ける”と約束した通り、全国各地の劇場を訪れ観客や劇場スタッフらと笑顔で交流する姿が映し出されている。8月27日時点で、名刺を直接手渡しした人数は延べ5000人近く。その一人一人と握手や言葉を交わして心を通わせた妻夫木は、「心を込めて届けようとすれば想いは絶対に伝わると思ったし、土地土地に行ってその想いを伝えれば、みなさんの映画になってくれるんだと、本当に肌で感じた」と真剣な眼差しで振り返る。キャラバン初開催となった沖縄でのプレミア舞台挨拶では涙をこらえる場面もあり、本作に懸ける並々ならぬ覚悟の強さを改めて感じさせる。
また、映像ではそんな妻夫木とともに“直接届けたい想い”を語る、広瀬すず、窪田正孝の姿も。妻夫木演じるグスクの幼馴染であり、アメリカ統治下の沖縄を懸命に生き抜くヤマコ、レイを演じた2人。撮影中、“一生分と言っていいほど泣いた”という広瀬は、本作との出会いを通して「見たり知ったりするだけで肌の感覚が変わる」と熱弁。窪田も、「世の中には正義で溢れていると思う。その人にはその人の信念があって、その人なりに世の中を変えようとしている」と語り、互いの正義がすれ違うグスクとレイの対立が、決して“特別なことではない”ことを訴えかける。
「映画を観た時から、何かが始まるような。そういう映画にしたい」と語る大友監督の願いに対して、全国キャラバンを通じて寄せられた観客たちからの熱い感想の数々。「心に残る映画になりました」「家族に会いたくなりました」等のコメントとともに本作の“感動のバトン”が広がる中、映像はグスクが発する、観る者すべての胸に刺さるメッセージで締めくくられる。
映画『宝島』は、9月19日より全国公開。