本日放送された松本まりか主演のドラマ『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系)最終回に、『奪い愛、冬』の主演・倉科カナが友情出演。約8年の時を超え、『奪い愛』の世界がリンクした。



【写真】衝撃の展開が続いた『奪い愛、真夏』最終回

 鈴木おさむが脚本を手がける『奪い愛』シリーズ最新作となる本作は、愛と葛藤の灼熱“ドロドロキュン劇場”を展開するタイムリープ不倫ドラマ。行き詰まった人生をリセットすべく、新たな一歩を踏み出した主人公・海野真夏(松本)と、元カレにそっくりな妻帯者の社長・空知時夢(安田顕)が、激しく葛藤しながらも引かれ合い、禁断の愛にほんろうされていく姿を描く。

 第1話~第7話の見逃し配信再生数が累計1130万回を突破(TVer DATA MARKETING調べ/算出期間:7月19日~9月11日)。視聴者を“沼らせて”きた本作が、ついに9月12日の放送で完結。よもやここまでとは――最後の最後まで予測不能、心臓がもたない怒涛の展開で視聴者の度肝を抜き続けた。

 これまで追い詰められるたび、母・海野三子(水野美紀)から託された腕時計の力でタイムリープし、人生をやり直そうとしてきた真夏。しかし、実のところ、タイムリープは恐るべき対価が伴う行為だった。時計の使用回数が3回を超えると、大切な何かを奪われてしまうのだ。

 時夢の妻・空知未来高橋メアリージュン)が単身でタイムリープした分も加わり、使用回数が4回となった最終回では、ついに非情な《タイムリープの代償=大切なものが奪われる》が発動。真夏を恨む未来や、元議員・咲川冬子(かたせ梨乃)によって、真夏自身はおろか、彼女にとっても未来にとっても大切な存在である時夢の命まで狙われる地獄のラストバトルが繰り広げられる。その結果、真夏の幸せを切に願うストーカー・日熊元也(白濱亜嵐)が、ナイフを手に突進する咲川から時夢をかばい、命を落としてしまうのだった。

 しかし、悲劇はこれで終わらない。
最後のタイムリープは自分のためではなく、人を救うため…。元也の命をつなぎとめようと、5回目のタイムリープを実行した真夏は聴力を失ってしまう。愛しい時夢の声も、慣れ親しんだ時計の針の音も、二度と聞くことはできない。無音の世界に閉じ込められた真夏は、心まで閉ざしてしまい…。

 それでも「時はあなたとしか進まない」――かつて真夏の心を救った言葉を筆に託し、永遠の愛と覚悟を伝える時夢。2人はもう二度と後戻りはしないと決意し、新たな未来に向かって共に時を刻み始める。

 見知らぬ海沿いの街で穏やかに暮らし始めた真夏と時夢。だが最終回のラストには、完全サプライズの新展開が待っていた。自転車が行き交う通学路で、耳の聞こえない真夏を気遣い声をかける少年――その名は「春」。直後、少年を呼び帰宅を促す母親の声が響き渡るのだが…。

 この声の主こそは、『奪い愛』シリーズの人気を不動のものにした第1作『奪い愛、冬』(2017)で主人公・池内光を演じた倉科カナ。何を隠そう、光が壮絶な奪い愛バトルの末、死ぬほど愛した元彼との間に授かった子どもの名が「春」だったのだ。


 倉科演じる光の声に気付いた視聴者は、予想外のサプライズに騒然。約8年の時を超え、満を持してリンクした奪い愛ワールド。『奪い愛、真夏』最終回は現在、TVer・ABEMAで確認できる。

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