ドラマ『愛の、がっこう。』(フジテレビ系/毎週木曜22時)で主演を務める木村文乃と共演のラウールが、クランクアップを迎えた。
【写真】愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)、ホストクラブで禁断の出会いを振り返る
本作は、すれ違うことすらないはずの高校教師の主人公・小川愛実(木村)とホストのカヲル(ラウール)が出会い、言葉や社会を教える“秘密の個人授業”を続ける中で次第に距離を縮めていき、大きな隔たりを越えて惹(ひ)かれ合う、禁断で純粋な“愛”を描くオリジナルストーリー。ドラマ『白い巨塔』、『昼顔』シリーズなどを手がけてきた脚本・井上由美子×演出・西谷弘が再びタッグを組んだ。
4月にクランクインしてから約4ヵ月のドラマ撮影期間を経て、本作がついにオールアップの日を迎えた。
一足早くクランクアップを迎えたのは、ラウール。「ただいまのシーンをもちまして、鷹森大雅役、ラウールさんオールアップです!」というスタッフの発声を受けると、大きな拍手が贈られ、ラウールは何度も深々と頭を下げた。真っ赤なスーツを着こなすカヲルを象徴するような鮮やかな赤い花束が西谷監督から贈呈され、固い握手を交わした。
ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初出演のラウールは「ここまで長く撮影現場にいたのは初めてなので、キャスト、スタッフの皆さん、すごいなって。集中力、体力、読解力…本当にすばらしくて、リスペクトしています。プロフェッショナルな皆さんを信頼して、自分は丸裸で飛び込めました。本当にありがとうございました!」と満面の笑顔を浮かべた。また、撮影が続くチームに「最後まで頑張ってください!」とエールを贈り、名残惜しそうにチームに別れを告げた。
すべてのシーンを撮り終え、西谷監督の最後の「オッケー!」がロケ地に響き、木村もクランクアップを迎えた。「座長、本当にお疲れさまでした! 小川愛実役、木村文乃さんオールアップです!」とスタッフから声が上がると、盛大な拍手の中、真っすぐな愛実に似合う純白の花束を西谷監督から贈られた木村は「ありがとうございます!」とようやく安堵(あんど)の表情を浮かべた。
木村は「ドラマの撮影はいつも大変で。スケジュールがつまってくればくるほど、朝起きるのがつらくなって、なんとか気力で起きて家をでるものなんですが、『愛の、がっこう。』の現場にくるのは毎日楽しみでした。目を覚ますための一瞬だけ乗り越えたら、現場にくるまでの時間は本当にワクワクしていて、“今日はどんな課題に出会えて、家に帰ってどんな復習をして、あしたの撮影にはどんな予習をしていこう”と毎日考えるのが本当に楽しかったです」と笑顔で振り返った。
続けて、「できるならずっとこのチームの皆さんと一緒に作りたい。でもそれはできないので、“この現場、楽しかったよね”、“大変だったけど良い作品に出会えたよね”と思ってもらえるような作品になるように、と毎日思っていました。最初は愛実をどう演じていいかわからなくて、西谷監督に弱音を吐いたりもしてしまって…。見つめてくれる目線や小道具など、キャスト、スタッフの皆さんの助けや支えがあったからこそ、愛実として生きられました」と時折声をつまらせ涙を浮かべながら、『愛の、がっこう。』を共に作り上げたチームへの愛を語った。
そして「皆さんと別れるのは本当に寂しいですが、また一緒にお仕事させてもらえるように、この先も頑張ります。
木曜劇場『愛の、がっこう。』最終話は、フジテレビ系にて9月18日22時放送。