細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』に、宮野真守津田健次郎・羽佐間道夫・古川登志夫が声優キャストとして参加することが決定した。

【写真】芦田愛菜、ブルーのワンショルダードレスで登場! 『果てしなきスカーレット』ヴェネチア国際映画祭レッドカーペットの様子

 本作のテーマは、“生きる”。

「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、死者の国で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語だ。スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そして、芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)を岡田将生が演じる。

 この度、主人公・スカーレットが≪死者の国≫で出会う奇妙なキャラクターらに、細田作品3作目の登場となる宮野真守、2作目の津田健次郎が決定。さらにレジェンド声優の羽佐間道夫と古川登志夫の出演も発表された。

 様々な時代の、様々な国の人が入り乱れ、混沌とした世界の≪死者の国≫。そこで旅をするスカーレットは、個性豊かな登場人物に出会う。スカーレットが≪死者の国≫で見た夢の中に出てくる、謎に包まれた2人の墓掘り人を演じるのは、『バケモノの子』では青年期の一郎彦を演じ、『竜とそばかすの姫』ではYouTuber・ひとかわむい太郎&ぐっとこらえ丸の二役を演じた、細田作品3作目の出演となる宮野真守と、『竜とそばかすの姫』で「竜の正体」の候補に挙がる、現代美術アーティスト・イェリネクを演じ、細田作品2作目の出演となる津田健次郎。2人が発する底知れぬ不気味さをまとった声色で観客を引き込む。

 さらに、スカーレットと聖に救いの手を差し伸べる心優しいキャラバンのリーダーである、年寄りの長を演じるのは、『ロッキー』シリーズでロッキー役を演じるシルヴェスター・スタローンの日本語吹き替えを60年以上務め、アル・パチーノやロバート・デニーロなどハリウッドスターたちの吹き替えを担当してきたレジェンド声優・羽佐間道夫。御年91歳にして現役声優世界最高齢である羽佐間が、その渋くも優しさが滲み出る声色で、混沌とした世界を生きるスカーレットと聖を優しく包み込む。


 そして、スカーレットが目指す“見果てぬ場所”について話す、ミステリアスな宿の主人を、『うる星やつら』の諸星あたる、『ONE PIECE』のポートガス・D・エース、『ドラゴンボール』のピッコロなど、大人気アニメの主要キャラクターを数多く演じる、声優界の重鎮・古川登志夫が演じる。柔らかくも男らしさを感じさせる声質が特徴的な古川が、スカーレットに“見果てぬ地”への怪しい情報をもたらす重要なキャラクターを演じ、物語が大きく前進するきっかけを作る。

 映画『果てしなきスカーレット』は、11月21日公開。

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