10月26日スタートのドラマ『仮面の忍者 赤影』(テレビ朝日系/毎週日曜24時10分)で主演する佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)と、共演の木村慧人(FANTASTICS)がクランクインを迎えた。また、敵の幹部集団・霞谷(かすみだに)七人衆を演じるキャストとして、山本千尋本山力、細田龍之介、勝矢、元木聖也小野塚勇人の出演が発表された。



【写真】<令和のアクションヒロイン>山本千尋が女性ヴィランを体現!

 『仮面の忍者 赤影』は、漫画家・横山光輝が手がけた人気忍者漫画を原作に、1967年に実写化され、ヒーロー番組の元祖とも呼べる伝説の特撮時代劇。今回、再びこの横山の原作漫画を三池崇史監督により実写ドラマ化。佐藤が赤影を、そのバディ・青影を木村が演じる。

 時は戦国。天下統一を目指す織田信長の野望の裏には、決して歴史に記されることはない《忍》の存在があった…。主君に命をささげた忍たちによる、もうひとつの戦国史―。信長の天下統一を阻止するべく暗躍する、怪しい宗教・金目教(きんめきょう)。それを支配する幻妖斎のもと、赤影たちを苦しめる幹部…それが霞谷七人衆だ。一騎当千の実力者ぞろいだが、それぞれを圧倒的な個性を放つ実力派俳優が演じる。

 今回発表されたのは、霞谷七人衆のうち6人のキャスト陣。

 巨大な蟇(ガマ)を操る蟇法師(がまほうし)役には、名斬られ役として知られ、ヒット作『侍タイムスリッパー』『十一人の賊軍』(2024年)にも出演の本山力。

 優れた変装術を使う傀儡甚内 (くぐつじんない)役には細田龍之介。


 また、怪力で鋼鉄の身体を持つ・鬼念坊 (きねんぼう)を演じるのは勝矢。

 七人衆イチのスピードを誇り、身軽な戦闘スタイルの・悪童子 (あくどうじ)は元木聖也が演じる。

 さらに、下忍を率いる悪しき忍者・朧一貫 (おぼろいっかん)役を劇団EXILEの小野塚勇人が怪演する。

 そんな霞谷七人衆唯一の女性キャラクターで、長い髪を操る術を使う・闇姫 (やみひめ)を妖しく演じるのが山本千尋。

 武術太極拳選手として世界ジュニア武術選手権大会で金メダルを2度獲得するなど運動能力にたけ、令和のアクションヒロインとして躍動する山本は、本作出演が決定した際の心境を「まずは私の父が喜んでくれたのが印象的でした」とほほ笑んだ。三池監督とは初対面だったが、「以前より三池監督の作品はたくさん観させていただいておりますが、照明のこだわりや画のこだわりがとても美しくて大好きなんです。少しでも三池監督が描いている世界観に近づきたいという思いが強まっています」と、三池組に参加できた喜びを爆発させた。

 赤影の宿敵として物語のキーパーソンとなる闇姫だが、座長・佐藤の印象を問うと、「優しさやひた向きに努力する姿、さらに多方面において柔軟に受け入れられる心の強さと美しさが光っている」と即答。「見習いたいところがたくさんある座長のもとで、日々課題をいただきながら現場をご一緒させていただけていることにとても感謝しております」と瞳を輝かせた。

 一方、クランクインを迎えた主演の赤影役・佐藤、バディを組む青影役・木村から、喜びと興奮のコメントが到着した。

 現場の雰囲気を聞くと、佐藤は「京都で全編撮影するっていう、その時点で心躍っていたのですが、実際に現場に入ってみると過酷なこともたくさんありました」と苦労を語りながらも「《三池組》のスタッフさんにたくさん助けられているなという実感があります」とすでに現場が一丸となってこの『赤影』に取り組んでいることを強調。

 「一日が一週間に感じるくらい濃い撮影内容ですし、達成感は今までやってきた主演作の中で一番大きいものになるんじゃないかなという予感がすでにしています」と充実感をみなぎらせる佐藤。
「ワンシーンワンシーンに120で臨みたいし、一切手を抜かずに、絶対にこの作品をいろんな世代の方に受け入れてもらえるものにしたいという気持ちで頑張りたいと思います」と、座長として襟を正した。

 佐藤が「過去一のハマり役」と絶賛する木村は、「カットがかかったらすごくしゃべってくれるので安心しています」と頼りになる座長・佐藤の存在感に助けられていることも明かした。「話が進んでいくうちにどんどん変化していく赤影と青影の関係性をきちんとお芝居で表現できれば」と佐藤との演技合戦を楽しみにしながら、アクションにもこだわりたい強い気持ちを吐露。

 さらに木村は「食堂が楽しみです。今は大樹くんと二人で食べているんですけど、ここから先どんどん絆を深めて、出演者の方とも一緒に食べたいなと思っています(笑)」とリラックスして撮影を楽しめている様子。「お芝居とアクション、どちらの部分も楽しんでいただけるように、そしてこの作品をたくさんの方に知ってもらえるように頑張ります!」と意気込みを語った。

 ドラマ『仮面の忍者 赤影』は、テレビ朝日系(一部地域を除く)にて10月26日より毎週日曜24時10分放送。

※コメント全文は以下のとおり

【山本千尋、佐藤寛太、木村慧人 コメント全文】

◆山本千尋(闇姫役)コメント

――歴史ある『仮面の忍者 赤影』の闇姫役にオファーされた際の心境を聞かせてください。

 まずは私の父が喜んでくれたのが印象的でした。テーマソングや「だいじょーぶ!」というキャッチーな言葉といった部分が鮮明に記憶に残っているようで、それだけその時代にワクワクときらめきを与えた作品なんだなと気の引き締まる思いでした。

 オファーをいただいた後ですが、福本清三さんのドキュメンタリー番組を見ておりまして、そこには『RED SHADO 赤影』の現場で志強く撮影に挑む福本さんの姿がありました。このようなタイミングで私も『仮面の忍者 赤影』という作品に携われること、太秦で撮影ができることに感慨深いところがあります。


 敵役で悪役なのですが、役柄とは反して私の心は生き生きとしており、演じていてこのうえない楽しさも感じつつ、もっと不気味に怖くしたいなという思いや、もっと消えてしまいそうな姿でいたいなという気持ちでおります。これから上がってくる台本も楽しみでなりません。

――三池崇史監督の世界観や現場の雰囲気はいかがでしょうか?

 今作の衣装合わせで初めてお会いさせていただいたのですが、その際に三池監督が「影を作ろうと思ってね。見えるか見えないか、本当に生きているのか。そこにスゥーッと光が入ってきて…。そんな登場を考えていてね、闇姫の」とおっしゃっていました。以前より三池監督の作品はたくさん観させていただいておりますが、照明のこだわりや画のこだわりがとても美しくて大好きなんです。

 だからお会いして最初の会話の中でお話ししてくださった監督に、初対面から心を鷲掴みにされました。

 現場でも画の作り方、演者へかける言葉一つ一つから三池監督が楽しんで作っていらっしゃることが第一に伝わり、こちらもワクワクしますし、少しでも三池監督が描いている世界観に近づきたいという思いが強まっていきます。

 本作を通して素晴らしい監督に出会わせていただけたこと、ご一緒させていただけたことに感謝と幸せをもって日々撮影に挑んでおります。

――主演の佐藤大樹さんの印象は?

 多くの子供たちが目指すアーティストと俳優、どちらでも活躍をされている方でありながら、根っからのお人柄の優しさやひた向きに努力する姿、さらに多方面において柔軟に受け入れられる心の強さと美しさが光っているのがとても印象的です。

 ヒーローでいうレッド、物語でいう主人公を感じさせてくださる素敵な方です。
見習いたいところがたくさんある座長のもとで、日々課題をいただきながら現場をご一緒させていただけていることにとても感謝しております。

◆佐藤大樹(赤影役)コメント

──クランクインして、現場の雰囲気はいかがでしょうか?

 すでに《三池組》というものができ上がっていて、その空気感がとてもうらやましかったんです。

 そこに早くなじみたいと思いました。そして、なによりやっぱり京都で全編撮影するっていう、その時点で心躍っていました。でも、実際に現場に入ってみると過酷なこともたくさんあったので、《三池組》のスタッフさんにたくさん助けられているなという実感はあります。

──青影を演じる木村慧人さんにはどんな印象をお持ちですか?

 過去一のハマり役だと僕は思っています。本当に、自分がもし赤影じゃなかったら絶対に青影をやってみたいと思うくらい魅力的なキャラクターで、面白いです。それに、普段の僕らの関係性に近いものが赤影と青影の関係性でもあるので、すでにその関係性ができ上がっている僕らだからこその赤影・青影をお見せできるんじゃないかなと思っています。

──これから続く撮影への意気込みをお聞かせください。

 とにかく日々皆さんに助けられて本当に充実した日々を過ごせています。本当に一日が一週間に感じるくらい濃い撮影内容ですが、これを全部撮り終えたときに得られる達成感は、もしかしたら今までやってきた主演作の中で一番大きいものになるんじゃないかなという予感がすでにしています。ワンシーンワンシーンに 120%で臨みたいし、一切手を抜かずに、絶対にこの作品をいろんな世代の方に受け入れてもらえるものにしたいという気持ちで頑張りたいと思います。


◆木村慧人(青影役)コメント

──クランクインして、現場の雰囲気はいかがでしょうか?

 スタジオで平日だけランチが食べられる食堂がオープンしているんですけど、それを楽しみにしています。今は大樹くんと二人で食べているんですけど、ここから先どんどん絆を深めて、出演者の方とも一緒に食べたいなと思っています。

──赤影役の佐藤大樹さんはどんな印象ですか?

 まず、「赤影役似合っていていいな!」と思いました。一緒に生活していると、赤影に切り替わる瞬間をすごく感じます。演技中とのギャップで、カットがかかったらすごくしゃべってくれるので安心しています。

──これから続く撮影への意気込みをお聞かせください。

 話が進んでいくうちにどんどん変化していく赤影と青影の関係性をきちんとお芝居で表現できればと思っています。また、怪獣の出現が増えるとともに、戦闘シーンも増えていきますので、アクションにも力を入れていきたいです。お芝居とアクション、どちらの部分も楽しんでいただけるように、そしてこの作品をたくさんの方に知ってもらえるように頑張ります!

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