脚本家の三谷幸喜、俳優の菅田将暉二階堂ふみ神木隆之介浜辺美波が21日、都内で開催されたドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系/毎週水曜22時)完成披露試写会に出席。25年ぶりにフジテレビの連続ドラマ脚本を手掛ける三谷は「ただいま」と笑顔を見せた。



【写真】完成披露試写会で笑顔を見せる菅田将暉

 本作は、希望と熱気が充満した「1984年の渋谷」を舞台に、若者たちのくすぶり、情熱、苦悩、恋を描く青春群像劇で、脚本を務める三谷の半自伝的要素も含まれている。この日は共演する小林薫、アンミカ西村瑞樹バイきんぐ)、大水洋介(ラバーガール)、ひょうろくも出席していた。

 豪華キャストとともに登壇した三谷は、半自伝的という宣伝文句について「ちょっと違ってて」としたうえで「僕の若かりし頃の約2ヵ月くらいだけ体験したことを基に、物語を作ったという感じなんですよね」と明かし、菅田を除いたキャストが初めて三谷脚本に臨むことに関しては「こんなに若い世代の方々と一緒に仕事をすることって滅多にないので。僕はものすごく新鮮でした。楽しかったし」と振り返った。

 また「僕がこの25年でどれくらい成長したかっていうのを見ていただきたいっていうのが見どころではあるんです」としつつ「誤解している人が多いかもしれないけど、僕は脚本を書いただけで、監督さんは別にいらっしゃるんですね。演出チームがいて」とコメント。

 「その方々のものすごい努力というか。僕はとてもあの人たちが撮ったような画は撮ることができないです。すごく綺麗だし、すごく奥行きがあるし、かっこいいし、特に女性の方々がめちゃくちゃ魅力的なんですよ。僕にはとてもできない作品だと思いました。まずそこを見ていただきたいなという風に思いますね」とアピールした。


 この日は主題歌「劇上」をYOASOBIが手掛けたことも発表された。三谷は同曲について「素晴らしい曲で。詩がとてもいいです。ぐっと来る。特に僕ら演劇をやっている人間にはたまらないような曲ですね」と絶賛していた。

 ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、フジテレビ系にて10月1日より毎週水曜22時放送(初回は30分拡大)。

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