天海祐希が主演する10月16日スタートのドラマ『緊急取調室』第5シーズン(テレビ朝日系/毎週木曜21時)より、初回ゲストとして山本耕史と若村麻由美の出演が発表された。
【写真】天海祐希主演『緊急取調室』ドラマ撮影クランクイン! キントリ・メンバーたちが撮影現場に再集結
天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』(脚本:井上由美子)。
連続ドラマ第5シーズンでは、有希子ら鉄壁の取調べチーム=“キントリ”が、久々にして待望の再結成。12月26日公開のシリーズ完結編『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』とも連動するエピソードを交えながら、シリーズ史上最強の被疑者たちに挑む。
開幕早々、とてつもない波乱が起きる第5シーズン。初回拡大スペシャルでは、政府肝いりの再開発計画が発端となり、国家プロジェクト幹部の命が次々と奪われる連続殺人事件が発生する。しかも、捜査はどこまでも困難を極めることに…。なんと、百戦錬磨のキントリの前に、難攻不落の被疑者たちが多数乱立。史上最大スケールにして歴代最高難度の取調べが展開される。
そんな中、主演の天海も「ファイナルに向けた連ドラで、トップバッターとしてこれ以上はないお2人! 本当にうれしいです」と声を弾ませる演技巧者が、満を持して第1話にゲスト出演することが決定した。本作の代名詞でもある“密室での言葉の銃撃戦”においても油断大敵。圧巻の演技力で人々を魅了し続ける山本耕史と若村麻由美が初参戦し、キントリと視聴者を撹乱していく。
久々に天海と共演する山本が演じるのは、日本初の車いすキャスターとして人気を博す倉持真人。
ところが、そんな倉持に新たな悲劇が降りかかる。あろうことか、連続殺人事件を起こした正体不明の犯人を番組内で挑発したことがきっかけとなり、同様の手口で実父が殺害されたばかりか、倉持自身も襲撃される事件が発生する。しかも何を隠そう、倉持は過去に起きた“ある事件”によって、主人公・有希子と浅からぬ因縁で結ばれた人物。時を経て、2人はほかならぬ取調室で宿命的な対峙の瞬間を迎えることになる。
そんな不穏なバックグラウンドを併せ持つ“悲劇のニュースキャスター”倉持を、山本が全身全霊で徹底体現。「いつも先頭に立ってくださり、本当に頼りになる存在」と慕ってやまない天海と、全力で対峙していく。
「キントリが被疑者や事件関係者と対峙するシーンはいつも壮絶で、強く印象に残っていました。台本も想像していた通り“辞書”みたいなボリュームで(笑)、大変ではありますが、本当にやりがいがある作品。『喜んで!』という気持ちで、参加させていただいています」と役者魂をたぎらせる山本。緻密な計算のもと、実に大胆不敵な演技を次々と繰り出し、見る者の目を最後まで惑わす山本の一挙手一投足から目が離せない。
一方、直近の天海との共演作『老後の資金がありません!』でも息の合った掛け合いを見せた若村が演じるのは、倉持の妻・利津子だ。利津子はビストロ風のレストランで明るくキビキビと働く料理人。しかし、何が原因か――倉持とは現在別居中。事件のことは何も分からないと証言するが、その表情にはどこか陰りがある。
利津子の些細な変化や言動の矛盾を漏らさずキャッチし、秘密を抱えていることを確信する有希子。被疑者が乱立する中、捜査線上に急浮上した疑惑の妻・利津子は、やがてキントリチームですら予想だにしなかった衝撃の行動に出る。
そんな“倉持と並ぶ最大のキーパーソン”を演じる若村は、何を隠そう本作のファンなのだとか。「初めて取調室のセットを見た時は『とうとう来たんだ、この場所に!』と血が沸くと同時に、段取りで皆さんのやりとりを見ているだけで、緊張してきて…。心臓がきゅん…となりました」と、並々ならぬ思いを明かす。
その緊張を和らげようと、さりげなく手を差し伸べてくれたのが、長い付き合いで大親友だという天海。「天海さんが撮影の合間にこそこそっと心をほぐす言葉を掛けてくださったんです。そういうところが本当に大好き! 大きな胸を借りて頑張ろうと思います」と、顔をほころばせる。
木曜ドラマ『緊急取調室』は、テレビ朝日系にて10月16日より毎週木曜21時放送。
※山本耕史、若村麻由美のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■山本耕史(倉持真人役)
出演が決まった時は、12年も続く作品に参加できるうれしさと同時に、ファミリーのようなチームの中に入るプレッシャーもありました。また、キントリが被疑者や事件関係者と対峙するシーンはいつも壮絶で、強く印象に残っていましたので、「うれしいけれど、大変なんだろうな」と思いました。台本も想像していた通り“辞書”みたいなボリュームで(笑)、大変ではありますが、本当にやりがいがある作品。「喜んで!」という気持ちで、参加させていただいています。
天海さんとは過去に何度も共演させていただいていますが、いつも先頭に立ってくださり、本当に頼りになる存在。いい意味でリラックスもできるし、ピリッともできるんです。今回も撮影中、少し面白いセリフがあって、聞いた途端に笑いそうになってしまったのですが、天海さんがキチッと締めてくださり、気持ちが引き締まりました。楽しさもあり、緊張感もあり、小日向(文世)さんら長年ご一緒させていただいている方がいる安心感もあり…初めてとは思えない現場です!
■若村麻由美(倉持利津子役)
出演が決まった瞬間、「うれしい!!」と思いました。私は『緊急取調室』のファンで、長年ずっと拝見していたので、「いよいよ私が取調室に行けるのね!」とワクワクしました。
撮影序盤には、天海さんが無言で私を見ているシーンを撮ったのですが、実を言うとそれだけでも緊張しました(笑)。でも、私が緊張しているのを察してくださったのか、天海さんが撮影の合間にこそこそっと心をほぐす言葉を掛けてくださったんです。そういうところが本当に大好き! 天海さんは私が尊敬する役者さん。ずっとファンで、おこがましくも友達でもあるのですが、今回はそんな天海さんの大きな胸を借りて頑張ろうと思います。