北山宏光を主演に迎え、同名ゲームを実写化したドラマ『AKIBA LOST』が、2026年1月期に日本テレビで放送されることが決定。淵上泰史と西原亜希の出演も発表された。



【写真】ドラマ『AKIBA LOST』に出演する淵上泰史&西原亜希

 ゲーム『AKIBA LOST』は、主人公・新城と6人の女性キャラクターを切り替え(ザッピング)ながら物語の真相に迫る、本格実写群像劇マルチアングルサスペンスゲーム。クリアまでのプレイ時間は約20時間、撮影したスチル画像は約10万枚、撮影動画の総時間は20時間を超える大作となっている。

 本日開催された「東京ゲームショウ2025」のメインステージにて、本作がドラマ化され、2026年1月期に日本テレビで放送されることが発表された。ドラマおよびゲーム内映像の監督は中茎強、音楽はfox capture planが担当する。出演は北山のほか、松村沙友理、田辺桃子、宇垣美里小栗有以AKB48)、大原梓、MINA(East Of Eden)。

 また、淵上泰史と西原亜希の出演も決定した。淵上は新城(北山宏光)の大学時代からの親友・高澤雅彦役、西原は新城の元妻で、2人の間に生まれた娘・芹那(7歳)と暮らす悠木真央役を演じる。

 ゲーム『AKIBA LOST』は、2025年9月2日の制作発表時から、映像作品としてキャラクターやシナリオを深掘りするためのロングミーティングが重ねられてきた。その過程で、ドラマとしての映像制作を本格的に行うことで、シナリオやキャラクターの深みを増し、映像のクオリティ自体を高められるとして、ドラマ化の決定に至ったという。

 さらに、200ページに及ぶスペシャルフォトアートブックやメイキングDVDなどを収録した『AKIBA LOST』スペシャルコレクションボックスが、完全受注生産で予約受付中となっている。

 ドラマ『AKIBA LOST』は、日本テレビにて2026年1月期に放送予定。

※淵上泰史、西原亜希、中茎強監督ほかのコメント全文は以下の通り。


<コメント全文>

■高澤雅彦役/淵上泰史

 ドラマとゲームがリンク。初めての経験。ドラマの撮影をしながら、途中ゲーム用の撮影も同時進行していたので、「あれ、次はなんだっけ?」と一瞬分からなくなるくらいでした(笑笑)。

 監督やスタッフ、俳優部も丁寧に一つ一つ確認をしながら撮影をしてました。最初はどうなるんだろうという不安から、最終的にはこの新しい試みを含め、出来上がりが楽しみという気持ちに変わっていきました。

 主演の北山さんは僕より1つ歳下ですが、現場ではとても頼もしかった。同世代という事もあって『AKIBA LOST』の中で、2人の関係性を大いに活かせる事ができたんじゃないかと思っております。ぜひお楽しみください。

■悠木真央役/西原亜希

 こんなにも完成がイメージできない作品…というのは、長年俳優をやってきて初めての経験でした。撮影を終えた今も、できていないままです!(笑)

 台本と共に渡された、1cm超えの分厚い”ゲームシナリオ”。とんでもない情報量の中にある緻密さ。「これが、一体全体どうなるの!?」というある種の不安が、私の中の高揚感と好奇心を掻き立てていました。


 ドラマを観ただけでは「全てを見た」とは言えません。ゲームとの連動によって物語が幾重にも広がり、あらゆる角度からこの物語を捉えることができた時、本当のラストに辿り着きます。辿り着けた人だけが得られる達成感と深い感動を、ドラマ×ゲームで存分に味わって下さい!

■プロデューサー:日本テレビ 梅澤宏和(コンテンツ戦略本部 事業局 ミュージック&アーティストセンター)

 『AKIBA LOST』は、もともとゲームとして企画がスタートしました。しかし、打合せを重ねる中で、物語のクオリティをさらに高めるためには、映像として描くべきドラマが必要だと判断し、ドラマ制作に踏み切りました。ゲームを作るためにドラマを作る——冷静に考えるとなかなかの狂気ですが、それくらい本気で“物語”に向き合わないといけないと思いました。

 ドラマでは物語の世界観をより深く体感でき、ゲームではプレイヤー自身が“選択”を通じて物語に関与し、ドラマでは描かれなかった側面にも触れることができます。ドラマとゲームは、それぞれ単体でも完結した作品として楽しめるように構成されていますが、両方を体験していただくことで、『AKIBA LOST』という物語の奥行きと広がりをより深く味わっていただけます。

 ぜひドラマをご覧いただき、そしてその後に発売されるゲームで“ご自身の選択”によって物語を動かしてください!

■プロデューサー:AX-ON 柴田裕基(ドラマ『ブラッシュアップライフ』『何曜日に生まれたの』)

 「これまでにない実写ゲームをつくりたい」――それが、このプロジェクトの出発点でした。舞台に選んだのは、日本が世界に誇るカルチャータウン・秋葉原。ゲームクリエイターの主人公が、個性豊かな6人の女性たちと共に事件に挑むサスペンスを描くことにしました。

 物語に没入してもらうために必要なのは、続きが気になるストーリーと、魅力的なキャラクター。そして、実写の世界を支えるキャストの皆さんがキャラクターを深く理解し、命を吹き込むことです。
さらに、彼らが最も輝くように演出・撮影をすることで、画面の中の人物が本当に生きているかのように感じられる―これを実現するためには、ゲームと同じ登場人物が同じ世界線で物語を紡いでいく「ドラマ」をつくることが最良の道だと考えました。

 この挑戦に、主演の北山宏光さんをはじめ、素晴らしいキャストの皆さまが集まってくださり、慣れない撮影手法にも柔軟に、そして強い熱量を持って取り組んでいただきました。加えて、心強いスタッフの力も結集し、『AKIBA LOST』として皆さまに届けられることになりました。

 毎週のドラマを楽しみに、そしてゲームを楽しみに、『AKIBA LOST』という新しいエンターテインメントを楽しみにしていただければ幸いです。

■プロデューサー:AX-ON 伊藤裕史 (映画『近畿地方のある場所について』『君と世界が終わる日に』)

 このたび、私たちはゲームとドラマを連動させるという新たな挑戦に踏み出しました。ゲームが持つ「プレイヤーが自ら選び、体験する自由」と、ドラマが持つ「物語を紡ぎ、感情を共有する力」を掛け合わせることで、これまでにないエンターテインメント体験をお届けしたいと考えています。

 ドラマでは、キャラクターの葛藤や人間模様を深く描き、視聴者の心を揺さぶります。そしてゲームでは、プレイヤー自身の選択によって物語が広がり、ドラマとは異なる視点や真実に触れることができます。両者を行き来することで、ひとつの世界をより立体的に感じていただけるでしょう。

 「観る」と「遊ぶ」、両方が重なり合う新しい形の物語体験を、ぜひお楽しみください。

■監督:AX-ON 中茎強(映画『HiGH&LOW THE MOVIE2&3』『君と世界が終わる日に』)

 世界中、誰でも楽しめる「ゲーム」と、世界中、誰でも知っている秋葉原を舞台にした「ドラマ」。この「ワールドワイドな2つ」が融合した新しいプロジェクト『AKIBA LOST』。
演出家としてワクワクしかありませんでした。課したテーマは「NEO AKIBA」の表現と「選択が自分の人生になる」というメッセージをミックスした、今作ならではの「ムードの構築」でした。

 北山さん率いる、秋葉原に生きるキャラクターを生き生きと演じてくれた俳優チーム。ゲームならではのアプローチをご指導頂いたイザナギゲームズのみなさん。ビビッドで狂気じみた世界観を作り出したドラマスタッフのみんな。そんなクリエイター達の「選択」の連続で、カオスティックなクライムサスペンスが誕生しました。

 「ゲームとドラマ」この稀有なプロジェクト。プレイするほど、観れば観るほど新しい発見がある作品です。ぜひ堪能してください!

■プロデューサー:イザナギゲームズ 梅田慎介(ゲーム『デスカムトゥルー』『冤罪執行遊戯ユルキル』)

 日テレさんやAX-ONさんの会議室でロングミーティングを重ねている中、よりキャラクターを深掘りしたり、シナリオ、演出をよくするために【TVドラマ】を作ろうということになりました。ゲームのクオリティを上げるために【TVドラマ】を作るなんて、自分たちで言うのも変ですが…”狂気”のようなプロジェクトだと思います。

 ゲームをより良くするために作られたこの【TVドラマ】を日テレさんが地上波放送されるというのも、”狂気”がなせる業だと思いました。

 この製作陣の”クリエイティブへの狂気”の上に成り立った【ゲーム】『AKIBA LOST』そして【TVドラマ】『AKIBA LOST』を何卒よろしくお願いいたします。

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