鈴木福が主演する内藤瑛亮監督最新作『ヒグマ!!』より、予告編とメインビジュアルが解禁。併せて、円井わん、宇梶剛士、岩永丞威、上村侑、住川龍珠の出演が発表されたほか、主題歌がthe bercedes menz(ザ・ベルセデス・メンツ)の書下ろしによる「knuckle duster」に決定した。
【動画】ついにヒグマの全貌が明らかに『ヒグマ!!』予告編
本作は、使い捨て闇バイトの若者たちが最強ヒグマと対峙するアドベンチャーバトル。監督・脚本を務めるのは、『ミスミソウ』や『許された子どもたち』などで、10代の子供たちの生きづらさ、リアルな姿を描き続けてきた内藤瑛亮。
先月、鈴木が不穏な歌詞で歌う「森のくまさん」が流れる特報、規格外の最強ヒグマを捉えたティザービジュアルが解禁されると、大きな反響を呼んだ本作。この度、予告編、メインビジュアルが解禁された。
予告編は、「闇バイト、やったんだ…」と主人公・小山内(鈴木福)が衝撃的な告白をする一幕から始まる。闇バイトのミッションに失敗し、真夜中、森に連れてこられた青年たちは、全てが規格外の “最強ヒグマ”と遭遇。そこから予測不能、スリリングなバトルが開幕する。牙をむくヒグマと至近距離で向き合う小山内や、猛スピードで走り車に追いつくヒグマなどインパクトの強いシーンが次々と映し出されていく。
メインビジュアルは、最強モンスターに出会ってしまった主人公・小山内(鈴木)の恐怖におののく表情を切り取ったもの。さらにキャストクレジットで、シークレットキャストがいることを匂わせている。
併せて、新キャストも解禁。小山内(鈴木)とバディを組む戦闘力の高い相棒・若林桜子役には、9月29日スタートの連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)にも出演が決定し、目覚ましい活躍を続けている円井わん。
物語の展開に欠かせない重要人物であるハンター神崎役には、宇梶剛士。宇梶は「猟師・神崎はひたすらヒグマを追い続けてきた男。神崎の横顔は一途にも見え、どこか翳(かげ)りも帯びている。その翳りは闇へと向かうのか?それとも光を縁取るのか?」と語る。
また“使い捨て”闇バイトたちのメンバーとして、国内外で注目を集める俳優・岩永丞威や、内藤監督作『許された子どもたち』(2020)の上村侑、住川龍珠が出演。壮絶なバトルに参戦する。
スタッフ陣にも、実力派が集結。撮影を伊集守忠(『ベイビーわるきゅーれ』)が担当し、内藤監督が描くオリジナルな世界を、想像を超える大迫力シーンに仕上げた。規格外の最強ヒグマをデザインしたのは、特殊造形・メイクアーティストの百武朋(『ゴールデンカムイ』)。百武も「クマの集大成」と語るほど完成度の高いヒグマを作り上げ、本作のスリルをさらに強固なものにした。
そして、VFXスーパーバイザーには、オダイッセイ(『地面師たち』)が参戦。
本作の主題歌「knuckle duster」を書き下ろしたのは、現在素性が一切明かされていない謎多きハードコアJ-POPバンド、the bercedes menz(ザ・ベルセデス・メンツ)。彼らが初めて書き下ろした映画主題歌である同曲は、作品の世界観にぴったりな、疾走感あふれる楽曲に仕上がっている。
曲作りとベース担当の田中喉笛は「(内藤)監督とのお話の中からリリックに映画と連動したモチーフも盛り込み、音ハメもばっちり、とても過剰にうるせえ感じになっております。今最もヘンな映画とヘンなバンドのシナジーです」とコメント。
内藤監督は「エンディングには荒々しくて毒々しくて狂っててノイジーでカオスな音楽が欲しいと探し求めて、出会ったのがザ・ベルセデス・メンツでした。バンド名に爆笑し、代表曲『SMAP』を聴いてさらに爆笑し、依頼を決意しました。快く引き受けて下さり、期待通りの格好いい曲を完成させてくれました。最高です。映画館の爆音で聴いて下さい」と語っている。
映画『ヒグマ!!』は、11月21日より全国公開。
※円井わん、宇梶剛士、the bercedes menzのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■円井わん(若林桜子役)
『ヒグマ!!』にて若林桜子を演じます、円井わんです。福くんとの初共演、そして内藤監督のユーモアとバイオレンスが交わる世界に参加でき、とても光栄に思います。私が演じる若林は芯が強く、アクションシーンも多いため、まずは体づくりから挑みました。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。
■宇梶剛士(神崎役)
怒り、赤く光る目で、どこまでも追いかけてくるヒグマ。激しく、時に音もなく、突如聴こえてくる息衝きに命懸けの逃走。だが、逃げ続けるわけにはいかない!奪い、奪われ、取り返し…誰が正しいのか?本当の悪は誰だ?生き延びるのは誰だ?
猟師・神崎はひたすらヒグマを追い続けてきた男。神崎の横顔は一途にも見え、どこか翳りも帯びている。その翳りは闇へと向かうのか?それとも光を縁取るのか?お見届けください。
■田中喉笛/the bercedes menz(主題歌担当)
みなさんはじめまして、the bercedes menzというバンドで曲作りとベースをしている無職、田中喉笛と申します。今回内藤監督からご指名いただき主題歌をやらせていただきました。
ヘヴィとホラーはキックとベースに、コミカルは軽薄ギターリフに込め、監督とのお話の中からリリックに映画と連動したモチーフも盛り込み、音ハメもばっちり、とても過剰にうるせえ感じになっております。