9月25日から28日にかけて千葉県・幕張メッセで「東京ゲームショウ2025」が開催(25日・26日はビジネスデイ)。初出展となるPARCO GAMESブース(10-E28ブース)では、話題のインディーゲーム3本が出展されている。【写真】“空港”をテーマにした空間がカッコいいPARCO GAMESブース白を基調とし“空港”をテーマとした空間演出がスタイリッシュな同ブースでは、インディーゲーム『南極計画』『Constance』『The Berlin Apartment』を試遊することができた。■『南極計画』サバイバルアドベンチャーである本作の舞台は、西暦2900年代の南極。地球は致死性の高いウイルスの蔓延、深刻な食料危機や異常気象で荒廃しきっていた。そんな壊滅的な状況のなか、突如南極から謎のシグナルが世界各国へ向けて発信される。それは、豊富な資源の存在を示唆する、かすかな希望の光だった。人類は最後の望みを託し、主人公であるひとりの子どもを極度の環境汚染が進んだ南極点へと送り出す。主人公である子どもは、太古のマップを手がかりに南極各地のエリアを探索するのだが、南極は猛吹雪や極低気温、放射能などの脅威がいっぱい。そんな過酷な環境を、採取した素材で作り出したアイテムを駆使して生き延びていく。ただし、主人公は持てるアイテムの数が限られており、探索中は寒さで体力が徐々に減っていく。悠長に素材収集を行っているとミスになってしまうため、体力と素材の管理が重要な本物のサバイバルのごとき緊張感が味わえる。■『Constance』“あるアーティストの受容と再生の物語”を描く本作のジャンルは探索型の2Dアクションアドベンチャー。プレイヤーは絵筆を使うアーティストである主人公・コンスタンスを操作し、自らの精神世界に閉じ込められてしまった彼女を脱出まで導く。コンスタンスは絵筆を武器にしての攻撃や、自身を絵の具に変えての緊急回避を兼ねたダッシュなど、アーティストであることを活かしたアクションが可能で、操作感も非常に軽快。手書きイラストが動いているようなアニメーションもなめらかで動かしているだけで爽快感がある。また、仕事で心が荒んでしまったコンスタンスが冒険する精神世界も魅力的だ。奇妙な形をした登場キャラクターたちが待ち受ける不思議な世界は、まるで彼女の不安定な精神状態を表しているよう。幻想的なBGMもマッチしており、唯一無二の世界観を体験できた。■『The Berlin Apartment』時代と共に常に変化し続ける街、ドイツ・ベルリンの120年を見てきたとあるアパートメント。ここに住んできた住人たちの生涯における転機を追体験できる一人称視点の3D探索アドベンチャーゲームである本作。物語はすべて違う主人公で展開されるが、舞台は同じアパートの中。色鮮やかなトゥーン調で描かれた3D空間には、住人たちの“時間”を語る様々な物が落ちており、調べることで彼らの過去が次第に明らかになっていく。プレイするたび登場人物たちが経験してきた物語に引き込まれる本作は、Steamにてデモ版が公開中。会場に行けない人はぜひこちらを体験してみてほしい。■会場試遊特典のグッズも必見紹介した各作品をプレイしその場でSteamのウィッシュリスト登録をすると、オリジナルノベルティがプレゼントされる。『南極計画』はフェイスタオル、『Constance』はコンスタンスがプリントされたメッシュポーチ、『The Berlin Apartment』はフィルム風のクリアしおりとなっており、どのグッズもデザインがかわいいので普段使いにももってこいだ。PARCO GAMESのブース番号は、10-E28ブース。