城桧吏、畑芽育、竹下景子らが共演する10月19日スタートのドラマ『終活シェアハウス』(NHK BSP4K/BS)のメインキャストとして室井滋、石坂浩二、戸田恵子、市毛良枝の出演が発表された。
【写真】城桧吏、畑芽育、竹下景子共演ドラマ『終活シェアハウス』10.19スタート “ジェネレーション・インスパイア”の感動描く
本作は、世代を超えてわかりあえる奇跡の融合を描くヒューマンコメディー。
舞台は、東京近郊のとあるシェアハウス。そこに暮らすのは、60年来の友人である3人の女性たち。料理研究家・歌子(竹下)を中心に、厚子(室井)、瑞恵(戸田)がともに暮らすその家は、“終活”を前向きに捉えた、賢く生きる女性たちのペントハウス、その名も「カメ・ハウス」。
ある日、スーパーで買い物をしていた大学生・翔太(城)は、歌子から突然「秘書にならない?」と声をかけられる。それが、世代を超えたきずなの始まりだった。人生の酸いも甘いも知り尽くした女性たちの日々に巻き込まれる翔太と彼の恋人・美果(畑)。その日々は意外に楽しく、おいしい料理と“おばさま”たちの知恵袋に感動。若者とシニアが交わす日々のやり取りは、時にユーモラスで、時に胸を打つ。
そして、連絡が途絶えていた旧友・恒子(市毛)の消息を探る中で、“認知症の一歩手前”とされるMCI(軽度認知障害)という現実に向き合うことになる。「迷惑をかけたくない」という想いの奥にある、友情と孤独。「一緒に暮らそう」という言葉に込められた、希望と再生。
このドラマは、終活というテーマを通して、人と人とのつながりの大切さを描き、どんな世代にも共通する「生きることの意味」を、静かに、力強く問いかける作品だ。
このたび、本作の新たなメインキャストが発表。
仕事一筋で独身を貫き、定年後も教育現場に再就職先を探し続けている。元・高校の化学教師だった今井厚子を室井滋、夫のモラハラに耐えきれず熟年離婚し、新たなパートナー探しに明け暮れる池上瑞恵を戸田恵子、軽度認知障害と診断され、将来への不安から友人たちとの関係を断とうとしている緑川恒子を市毛良枝が演じる。
そして、歌子と書籍出版を通じて深い付き合いがある元編集者の沼袋豪役は、石坂浩二に決定した。
ドラマ『終活シェアハウス』は、NHK BSP4K/BSにて10月19日より毎週日曜22時放送(全10話)。
追加キャストのコメント全文は以下の通り。
■室井滋(今井厚子役)
おばさん真っ盛りの今のタイミングで、“変テコ元教師・厚子”を演じられ、とっても嬉しいです。日々コッソリ悩んだり迷走していた事柄がドラマの中にも沢山登場し、こりゃあ先々の参考になると期待満満! さらには休憩時間に女優の皆さまや若い俳優の皆さまとも世間話に花を咲かせ、色々お勉強させてもらっています。何一つ漏らさず、ドラマが終わる頃には最強の厚子になるつもりです。お年頃の皆さまも、どうぞご一緒に。
■石坂浩二(沼袋豪役)
沼袋は山登りが好きな男なのです。高齢なれど年齢不詳で、十年の行方不明期間には「南米大陸をさまよっていた」と自称する放浪者。
何といっても面白く、胸を打ち、そして思わず頷いてしまうようなドラマです。実際のところ、四人のおば様(失礼!!)に助けられ、若い二人に励まされながら演じている私です。
高齢化社会、やはり女性は強く、男性は弱いのか。100歳以上の人口の約8割が女性であるという事実を思うと、まさに象徴的な作品かもしれません。
■戸田恵子(池上瑞恵役)
現場は楽しくて仕方ないです。シェアハウスは何たって知恵者の集まり、全てにおいて経験豊かな面々で、個人的には知らないことをどんどん吸収したりしています。そこに若者2人! どんな気分なんでしょうね? おばさん達に気を遣ってくれてるようです。少しずつお喋りして若者からも色々吸収してます。
お芝居は、広いリビングで美味しいお料理を食べて、ゆったりな時間もあり、色々事件もあって刺激もありで忙しいです。ご期待ください!
■市毛良枝(緑川恒子役)
中高一貫の女子校育ちで、まるで私たちがモデルかと思うようです。
物語の中の恒子は、他の3人と少し違う問題を抱えています。でも性格はのんびりさん。悩みはあってもみんなといるから明るく前向きにいられて希望があります。
若いおふたりがまたチャーミングで、互いの関係性も今時のリアルが感じられて素敵。実際こんな子いて、お友達になれたらいいなと思います。
一風変わった生活模様ですが、ご一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。