草川拓弥(超特急)が主演を務める10月16日スタートのドラマ『地獄は善意で出来ている』(カンテレ、フジテレビ/毎週木曜深夜)の新キャストとして、高野洸、渡邉美穂、吉田健悟、井頭愛海、細田善彦の出演が発表された。併せて、場面写真も解禁となった。
【写真】主演を務める草川拓弥の場面写真
本作は、過去の過ちにより世間から厳しい目が向けられ、不遇の日々を送る前科者たちが、人生のやり直しを懸けた“更生プログラム"の中で、残酷なわなに巻き込まれていくヒューマンサスペンス。草川が、複雑な過去と前科を持つ主人公の高村樹を演じる。
今回発表されたのは、草川演じる樹とともに更生プログラムに参加する“前科者”と、更生プログラムの“指揮者"を演じる俳優陣。
明るく人懐っこい性格のお坊ちゃんだったが、大学時代にお金欲しさにドラッグパーティーを開いて逮捕された小森琥太郎を演じるのは高野洸。
一流大学を卒業したものの、周囲のマウントに負けたくないという思いから自分を着飾るために、巨額の資金を横領した立花理子を演じるのは渡邉美穂。
一獲千金を狙い、高齢者を標的とする窃盗集団のブレーンを務めていた堂上翔太を演じるのは吉田健悟。
家出少女で、恋人代行業の男に心酔し、彼に貢ぐために美人局を繰り返してきた一ノ瀬夢愛を演じるのは井頭愛海。
そして、このプログラムをコーディネートし、進行していく謎の男カトウを実力派俳優の細田善彦が演じる。
解禁となった場面写真は、物語の始まりを映し出すもの。主演・草川のクランクイン初日は、物語の幕開けを飾るシーンから撮影スタート。ある思いを胸に、他の参加者たちとともに更生プログラムの施設へと向かう場面だ。これから彼らにどんな運命が待ち受けているのか―。
ドラマ『地獄は善意で出来ている』は、10月16日より、カンテレにて毎週木曜24時15分、フジテレビにて毎週木曜24時45分放送。カンテレ1話放送直後からFODにて1週間の先行配信。
※コメント全文は以下の通り
【コメント全文】
<高野洸 コメント>
前科者たちが集められた施設の中で、何が起こるのかというヒリヒリする展開に加えて、それぞれの過去や感情もしっかりと描かれており、多くの方に楽しんでいただける作品になると感じています。琥太郎は、寡黙なタイプの樹とは対照的なムードメーカーのような存在で、積極的にみんなとコミュニケーションを取りながら仲間同士のつながりを深めていく役割を担っています。ですので、現場でも皆さんと楽しく物語を作り上げていけたらと思っています。一方で、自身の罪に対してどこか軽く受け止めている一面もあるので、あまり作り込みすぎずに演じていきたいと考えています。
<渡邉美穂 コメント>
もともと、密室のような限られた空間に生まれも育ちも異なる人たちが集まり、そこから人間ドラマが展開していくような作品が好きだったので、そんな作品に出演できることが素直にうれしいです。本作は、人には見せない心の奥底の感情や葛藤など、人間の本質が丁寧に描かれていて、共感できる部分や心に刺さる部分があると感じています。私はこれまで明るいキャラクターを演じることが多かったのですが、今回は過去を抱えた落ち着いた役柄で、新たな挑戦になります。ただ、その影の部分は自分の中にもある感情だったりするので、うまく引き出して演じられたらと思っています。
<吉田健悟 コメント>
スピード感がありつつ、生々しさと明快さが絶妙に混ざり合っている物語だと感じました。だからこそ、それをどのように面白く表現するかが難しくもあり、非常にやりがいのある作品だと思っています。
<井頭愛海 コメント>
台本を読むのはあまり早い方ではないのですが、物語の続きが気になって、気づけばあっという間に読み終えていました。登場人物それぞれの過去が物語に深く関わっていく展開がとても面白いと感じました。夢愛は、一見ちょっとおバカで楽観的に見えますが、実はとてもピュアでまっすぐな子。彼女の過去を知ったときは、胸がギュッと苦しくなりました。それでも前を向いて、一生懸命に生きている夢愛の姿には、私自身も寄り添ってあげたいという気持ちになりました。今まで演じたことのないタイプのキャラクターだったので、撮影に入るのがとても楽しみでした。
<細田善彦 コメント>
各話ごとにフェーズが変わっていく構成がとてもスリリングで、見応えのあるドラマになるのではないかと思っています。カトウは行動力があり、一度過ちを犯した若者たちを引っ張っていくような力強さを持った、魅力的な人物だと感じました。台本に沿って丁寧に演じていくことで、自然とカトウという人物像が立ち上がってくるのではないかと思っています。また、これまでにないほど「笑顔」や「微笑み」といったト書きが多く、カトウのその表情の意味を汲み取りながら、最後まで大切に演じていきたいです。