横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合ほか)第37回「地獄に京伝」が28日に放送され、戯作者の山東京伝こと北尾政演(古川雄大)が発表した新作黄表紙の中に、現在も使われる言葉のルーツがあることが明らかになると、ネット上には「知らなかった~!」「元ネタこれか!」「天才はすごい」などの反響が寄せられた。

【写真】ある言葉のルーツとなった善魂と悪魂

 春町(岡山天音)が自害し、喜三二(尾美としのり)が去り、政演も黄表紙の執筆を躊躇する。

その頃、歌麿(染谷将太)は栃木の商人から肉筆画の依頼を受け、その喜びをきよ(藤間爽子)に報告する。

 一方、定信(井上祐貴)は棄捐令、中洲の取り壊し、大奥への倹約を実行。その煽りを受けた吉原のため、蔦重(横浜)は政演、歌麿に新たな仕事を依頼するが、てい(橋本愛)がその企画に反論するのだった…。

 そんな第37回の終盤では、政演が蔦重以外の版元から山東京伝名義で黄表紙を出していたことが判明。『心学早染草』と題されたこの黄表紙は、よい魂(善魂)と悪い魂(悪魂)が1人の男の身体をめぐって戦うという物語。本の中には、挿し絵として顔に“善”と書かれた善魂と、顔に“悪”と書かれた悪魂が登場。人の心の善と悪が愛嬌たっぷりに擬人化され描かれている。

 ナレーションの中で、善魂と悪魂が“善玉”“悪玉”という言葉のルーツになっていることが明かされると、ネット上には「善玉悪玉の語源とは知らなかった~!」「元ネタこれか!」「由来になってるのすごい」といった声が続出。浮世絵師、戯作者として活躍し、善魂と悪魂を生んだ山東京伝こと政演に対しても「京伝先生…恐るべし」「天才はすごい」「現代にも残ってますよ~京伝先生~」などの投稿が集まっていた。

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