人気アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)のドラえもんの声などで知られる声優・大山のぶ代さんが亡くなってから1年。その一周忌となる本日9月29日に、都内にて「大山のぶ代さんを偲ぶ会」が開催。
【写真】「大山のぶ代さんを偲ぶ会」囲み取材の様子
この会の発起人である毒蝮は、大山さんと60年以上も親交があった仲。2017年に亡くなった大山さんの夫・砂川啓介さんの弔辞も務めており、「夫婦に別れの挨拶を送らなきゃならないという立場は、非常に悲しいし辛いです」と寂しさをあらわにしつつも、語られた大山さんとの思い出は楽しいものばかり。「彼女は初めて会った時から“同じ昭和11年生まれだ”と言っていたのですが、本当は昭和8年生まれだった。俺より3つも歳上じゃねえか!」「俺が毒蝮なら、彼女は波布(ハブ)のような人だった」と明かして笑いを誘った。
一緒に初詣に行った際は子供たちから「ドラえもんだ!」と囲まれたという大山。「姉御肌で頼れる存在だった」そうで、毒蝮以外の出席者からも「本当に面倒見が良かった」(十朱)、「お料理がとても上手で、大山さんがお母さんだったら良いのにな~と言ったことがあります」(山田)など、大山さんの人柄が伺えるエピソードが多数語られた。
一方、大山さんと同じく1933年生まれで、一緒に業界を引っ張ってきた羽佐間は「僕は(大山さんのことが)怖かったなぁ(笑)。“何やってんだ!”と怒られたこともありました。その帰りの車で“ごめんね”なんて謝られたりして。優しさを持ち合わせている人でした」と印象を。さらに「大山さんのような人は、なかなか現れないと思う」と大山さんを失った声優会の損失を嘆きながらも「今はアニメブーム。