大泉洋が主演を務め、野木亜紀子が脚本を手がける10月21日放送スタートのドラマ『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)に、岡田将生の出演が決定した。大泉演じる主人公らに「世界を救え」と命じる謎多きボス役を演じる。



【写真】豪華な“エスパー”たちが全員集合! 『ちょっとだけエスパー』ポスター

 本作は、野木亜紀子脚本で贈るジャパニーズ・ヒーロードラマ。主人公・文太に大泉洋、文太の謎多き妻・四季に宮崎あおい(「崎」は「たつさき」が正式表記)、文太のエスパー仲間・桜介にディーン・フジオカ、円寂に高畑淳子、半蔵に宇野祥平、そして文太らに接近する謎の大学生・市松に北村匠海と、錚々たる顔ぶれが共演する。

 毎週火曜の“レギュラーキャスト解禁”のラストを飾るのは岡田将生。野木が脚本を手がけ、「第48回日本アカデミー賞」で10部門受賞という快挙を成し遂げた映画『ラストマイル』で、優秀助演男優賞を受賞し、大ヒット韓国ドラマ『殺し屋たちの店』のシーズン2(配信日未定、Disney+)に出演するなど、日本のみならず世界にも活躍の場を広げる岡田が、文太らをエスパーにした張本人であり、「世界を救え」と命じる謎のボス・兆(きざし)を演じる。

 そんな兆について、岡田は「こんなに何も言えない役柄って今までない(笑)!」と苦笑。しかし、「僕は“人生の選択”をテーマに兆を演じています。最終回が終わる頃、いま僕が言った言葉が『あぁ、そういうことか』と思ってもらえるのではないかと思うぐらい、熱量を込めてこのドラマに参加しております」と、謎多きキーマンを演じる意気込みを語った。

 「こんなに先が気になる台本は久々で、やっぱり野木さんはすごい方だなと思った」「こんなに豪華なキャストのドラマはなかなかないので、皆さんの演技合戦を見られるのは、とても贅沢な時間になると思う」と出演の喜びを語る岡田。そんな彼が演じる兆の正体とは? そして、文太らにミッションを課す目的とは?

 あわせて、新キャストが発表されるたびに黒塗りのシルエットから写真に切り替わっていたポスタービジュアルがついに全面解禁。クールな7人のモノクロ写真と、大きく「エスパー」という文字が目を引くもう1種類のポスタービジュアルも初公開された。

 さらに、全キャラクターが登場する最新特報映像も公開。ついに7人が勢ぞろいする。
加えて、大泉&宮﨑のインタビュー&ポスター撮影のメイキング動画、これまでに解禁された特報などもYouTubeとTVerで公開されている。

 放送直後からはTVer・ABEMAで無料見逃し配信、TELASA(テラサ)での見放題配信がスタート。さらにNetflixでの世界配信も決定しており、国内外(190以上の国と地域)で放送後の24時から配信される。

 ドラマ『ちょっとだけエスパー』は、テレビ朝日系にて10月21日より毎週火曜21時放送。

※岡田将生のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■岡田将生(兆・役)

――本作に出演が決まった時のお気持ちは?

 単純に面白そうだなと思いましたし、20歳・21歳の頃からお仕事させていただいている大泉さんと久々にご一緒できるのも楽しみでした。そしてなんといってもこんなに豪華なキャストのドラマはなかなかないので、皆さんの演技合戦を見られるのは、とても贅沢な時間になるのではないかなと思って、すごくうれしい気持ちになりました。

――野木亜紀子さんのオリジナル脚本を読まれた感想をお聞かせください。

 野木さんの脚本はやっぱり面白いな、そしてやっぱり難しいなということですね。いま日本が抱えている社会的な問題も含まれているのにクスッと笑えるという…。そして先の展開が本当に読めないので、こんなに先が気になる台本は久々で、やっぱり野木さんはすごい方だなと思っています。

――兆というキャラクターの印象は?

 兆は「ノナマーレ」という会社で社長を務めています。
皆さんにミッションを課して世界を救ってもらうんですが、それを総括する役柄です。でも今はこれ以上言えないんです。こんなに何も言えない役柄って今までなくて(笑)! だから見てくださる視聴者の方には、このドラマ自体も楽しんでほしいですし、僕が演じる兆という役についてもいろいろと考えてほしいなと思っています。中盤あたりから、1話から見返したくなるような仕掛けがいろいろありますので、ぜひ兆にも注目していただけたらうれしいです。

――本作にはいろいろなエスパーが登場しますが、気になっているキャラクターは?

 実際にはまだ大泉さんとしかお芝居をさせていただけていないんですが、台本を読んでいる段階から完璧に桜介(ディーン・フジオカ)さんのファンです。早く桜介さんの決め台詞「花咲かせとく?」を生で聞きたいと思うぐらい、人間臭くて、とても可愛らしいキャラクターなんです。それをディーンさんがどう演じられているのかを見るのがすごく楽しみですし、早くあのキャラクターと対面したいですね。

――実際に撮影に入られていかがですか?

 野木さんの脚本はキャラクター同士の会話がすごく面白いんです。だから文太さんとの掛け合いにしても、今まで自分が演じてきた役柄とも全然違っていて、不思議な空気が流れている感じなんです。ものすごくクリエイティブなものが生まれる現場なのではないかと思いながら参加させてもらっています。

――ほかのキャストの皆さんとご一緒するうえで、楽しみにしていることはありますか?

 皆さん大先輩ですから、若輩な私はどこかで切り口を…と思っているんですが、たぶん大泉さんが司会的な感じで輪に入れてくださると思います。いろいろなお話をお聞きしたいですし、この台本についても、たぶん皆さんそれぞれ読み方が違うと思うんですよ。
なのでどう解釈して演じられているのかも皆さんにお聞きできたらうれしいです。

――“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”にちなみ、岡田さんにとってのヒーローは?

 僕にとっては、常に寄り添ってくれる人がヒーローですかね。生きていく中では、やっぱりどうしたって喜ばしいことばかりではなく、いろんな悲しみや苦しみがあると思うんです。そんな時にすっと隣にいてくださる方が僕にとってはヒーローみたいな感じかな、と思います。

――エスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか?

 家に猫が2匹いるんですが、昨日も「この子たちの声が聞こえたら、生活がもっと豊かになるのではないか」と思ったんです。たまに僕、見下されているなという瞬間があったりして(笑)、動物の声が聞こえるエスパーがあればうれしいなと思った…んですが、それではなく熟睡できるエスパーが欲しいです! 最近、年齢なんですかね…すぐ目が覚めちゃうんです(笑)。めっちゃ疲れているのに、3時間ぐらいで起きちゃうんですよ。で、天井を見つめるんですけど、やっぱり10分、15分ぐらい寝られないんですよね。朝、仕事があるから6時、7時に起きるんですが、ちゃんと寝ているのにやっぱりちょっと疲れているなって。だから、ちょっとだけでもいいから熟睡できるエスパーが欲しいです。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 僕は自分のテーマが“選択”なのではないかと思っているので、“人生の選択”をテーマに兆というキャラクターを演じています。
最終回が終わる頃、いま僕が言った言葉が「あぁ、そういうことか」と思ってもらえるのではないかと思うぐらい、熱量を込めてこのドラマに参加しております。皆さんには、ぜひ1話も見逃さずに、このドラマを見てほしいなと思っております。

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