2026年1月4日に開催される「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」の記者会見が9月30日、都内で開催され、棚橋弘至、ウルフアロン、竹内朱莉が出席。棚橋が、自身の引退日にデビュー戦を迎えるウルフとの対決を予想する声を否定した。
【写真】棚橋弘至、ウルフアロン、竹内朱莉 記者会見でポージング
屋外で行われたこの日の記者会見だが、会見直前に雨が降り始め、来場客が傘をさし始める。棚橋は「雨の中、集まっていただきましてありがとうございます」「降ってきましたね。“太陽の天才児”だったんですけどね」と自身のキャッチフレーズに絡めて苦笑した。
また、1月4日に控える自身の引退を前に、やっておきたいことはあるかと聞かれた棚橋は「色々あるんですけど、1個だけ。腹筋を割りたい」と回答。「以前から言っているのでは」との声に「ここ4年くらいですかね」と応じつつ、「笑い話抜きに、やりますよ。私は。ついに4年の長い凍結期間をなんとかします」と宣言した。
さらに、棚橋の引退と同日にデビュー戦を迎えるウルフは「月曜日から土曜日は毎日朝10時から練習生の方たちと一緒に、新日本プロレス道場で練習をさせていただいている」と近況を報告。続けて「基礎的な体力のトレーニングから、今はプロレスの技の練習だったり、試合の練習というのも少しずつやれるようになってきた段階ではあります」と現状を伝えた。
デビュー戦で流れる入場曲について尋ねられたウルフは「自分の中では想像しているところはあるんですけど、まだそこは内緒」とコメント。ウルフの対戦相手に関しては、棚橋が「もうちょっと待ってください。
その後、新情報を出せない状況に、棚橋は「期待感を高める情報を。せっかく雨の中集まっていただいたので」と切り出し、「僕ね、毎年1月4日にその年のコスチュームを変えるんです。でも引退試合も1月4日なので、そのコスチュームを新調したら、その年はもう使わないじゃないですか。1試合だけじゃないですかね。どうしようかなと思ったんです」とコスチュームの新調に悩んでいたことを告白。そして「1月4日、新しいコスチュームで登場しますんで期待してください!」と明かすと、来場者から拍手が巻き起こった。
会見の終盤には、過去にもプロレスの題字を揮毫してきた元アンジュルムで書道家の竹内が登場し、その場で東京ドームをもじった「闘強導夢」を書き上げるパフォーマンスも。プロレスについて、竹内は「生で見たことなかった時は、ちょっと怖いのかなという印象があった」と打ち明け、「けど、本当に『こんなに素晴らしいエンターテインメントがあるんだ!』というぐらい、楽しいし、皆さんかっこいいし、衝撃とか迫力とか、全て総じて『なんだこれは!』って思いました」とプロレスの魅力に気付かされたことを語っていた。