2005年10月期に放送され、大ヒットを記録した学園ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)が、今月で放送スタート20周年。
【写真】懐かしい!『野ブタ。をプロデュース』キャスト一覧フォトギャラリー
白岩玄による同名小説(河出書房新社)をドラマ化した本作は、高校2年生の修二と彰が、イジメられっ子の転校生・小谷信子、通称“野ブタ”を学校の人気者にプロデュースしていくさまを笑いと涙で描く、青春シンデレラ・ストーリー。期間限定ユニット「修二と彰」による主題歌「青春アミーゴ」もミリオン達成の大ヒットを記録し、2005年のオリコンチャート年間1位を獲得した。
■ 亀梨和也
本作の主人公、2年B組の生徒・桐谷修二を演じたのは亀梨和也だった。修二はノリのいい自らを演じることによって、クラスでの人気者のポジションを確立している、という役柄。
本作の約半年前、『ごくせん』(日本テレビ系)第2シリーズの生徒役キャストとして同じKAT‐TUNメンバーだった赤西仁と共にブレークし知名度を上げた亀梨は、本作で満を持して主演。共演した山下智久との期間限定ユニット「修二と彰」として主題歌「青春アミーゴ」は、先述のようにミリオンセラーを達成。翌年、満を持してKAT‐TUNとして「Real Face」でCDデビューを果たす。
グループとしての活動のかたわら、その後も俳優として引っ張りだこで、『神の雫』(日本テレビ系)、『正義の天秤』(NHK総合)など数多くの作品で主演を飾っている。なお、亀梨が所属していたKAT-TUNは今年3月31日をもって解散。亀梨自身もジャニーズ時代から所属していたSTARTO ENTERTAINMENTを退所した。
■ 山下智久
そんな修二にとって、ウザイ存在としてクラスでも浮きまくっている草野彰を演じたのは、山下智久だった。修二は彰には調子を狂わされっぱなしだが、彰は修二のことを親友だと思い込んでいる、という関係性だ。そんなある日、暗くて不気味な転校生・信子がクラスにやってきたことで、ストーリーが動き始める。
彰を演じた山下は、前述の通り、「修二と彰」としてミリオンヒットを飛ばしたほか、アイドルグループ・NEWSの人気メンバーとして活躍。続く2006年にはドラマ『クロサギ』(TBS系)で主演を務めた。また主人公を演じたドラマ『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』(フジテレビ系)は劇場版も制作されるなど人気シリーズに。現在はジャニーズ事務所(当時)を退所し、海外にも進出している。