乃木坂46の3期生・岩本蓮加と5期生・冨里奈央がダブル主演するドラマ『ふたりエスケープ』(テレビ大阪/毎週土曜24時55分、テレビ愛知/毎週土曜26時15分)が放送中。可愛いが取り柄の無職の「先輩」を演じる岩本、〆切に追われる漫画家の「後輩」を演じる冨里。

無職でゲーム好きの先輩が「現実逃避のプロ」として、追い詰められた後輩にアドバイスをする関係性は、乃木坂46での2人の先輩・後輩関係と共通しているのだという。初めて2人きりで食事に行き、より深く互いを知ることができたという岩本と冨里に、役柄への思いや普段の関係性、理想の現実逃避について語ってもらった。

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◆普段の2人の関係は役柄の関係によく似ている

――会見で2人とも自分に近い役柄だったとおっしゃっていましたが、役作りや演じる上で意識していたことはありますか?

岩本:私は、本当に自分自身と言っていいほど素に近い役でした。ただ、監督が「少しかっこよさも欲しい」とおっしゃっていたので、声を低めにして、クールにかっこよく演じることを頑張りました(笑)。

――冨里さんはいかがですか。

冨里:私は監督から「ゆっくり喋ってほしい」と言われていたので、その通りにしていたつもりでしたが、「もっともっとゆっくり喋ってほしい」と言われて、本当にゆっくり喋りました(笑)。

――内面的な部分で共感する部分はありましたか?

冨里:普段でもよく嘆いていて(笑)。よく「どうしよう」と言っているところは似ているなと思いました。

――最近嘆いたのはいつですか?

冨里:今日です。会見が始まる前、「どうしよう」とずっと言っていました(笑)。「質問されてしっかりと答えられるかな」と不安になってしまって。蓮加さんに相談していました。


――岩本さんはどんなアドバイスを?

岩本:「大丈夫だよ、なんかあったら私が助けるから」と。でも奈央は自分で思っているよりもできると私は思っていて。もし本当にできなかったら、ちゃんとアドバイスしますが、大丈夫だと思っているので、心配はしていません。

――普段のお2人の関係性も役柄上の関係と似ているとおっしゃっていましたが、共演を通して新たに知った一面はありましたか?

冨里:結構、似ているなと思う部分が多くて、共感する部分もたくさんありました。一番はインドアなところ(笑)。普段聴く曲とかも共通していました。

岩本:年齢も3歳差でそんなに離れているわけではないので、意外と共通点がありました。

――岩本さんから冨里さんを食事に誘ったそうですが、2人でという機会は今まであったんですか?

岩本:初めてでした。今回ドラマに出演すると決まってから、奈央が「どうしたらいいですかね」とすごく不安がっていたので、私がなだめて「大丈夫だよ」と言う会でした(笑)。ハンバーグを食べましたね。美味しかったです。

冨里:はい。
不安もあったけど、「蓮加さんがそう言ってくださったから頑張ろう!」と思いました。

◆共演を通して知ったお互いの魅力とは?

――本作を通してお互いのことをさらに深く知ることができたと思いますが、岩本さんから見た冨里さんの魅力はどんなところでしょうか。

岩本:ほうっておけないような愛嬌があって、「本当にみんなに可愛がられる子だな」とすごく思いました。本人はすごく一生懸命で頑張ろうとしていますが、ちょっと抜けているところがあったりして、人間らしいです。頑張っているからこそ可愛がりたくなる。それから、すごく優しい子で。自分の食べているものを「誰々さんも食べます?」とすぐ誰かにすすめたがるタイプです。

冨里:美味しいから「これ美味しいね」と共感してほしくて。だから自分でお菓子を持っていって、みんなに配ったりします。

――それって、自分の分が減る悲しさはないんですか?

冨里:一回、配ったら自分の分がなくなってしまったことがあって、それは悲しかったです(笑)。

――あげすぎてしまったんですね(笑)。冨里さんから見た岩本さんの魅力はいかがですか?

冨里:蓮加さんは思ったことはちゃんと言葉にして伝えてくださるし、私が変なことしてしまったら、優しく言葉を選んで注意してくださって。
褒めてくださる時も「本当に思ってくださっているだろうな」と分かる言葉で伝えてくださるので、私はすごく嬉しいです。

◆理想の現実逃避は「一人旅!」(冨里)&「何も考えず生きてみたい!」(岩本)

――本作では先輩と後輩の現実逃避が描かれますが、お2人が「普段はできないけどやってみたい現実逃避」は何かありますか。例えば、1週間現実から逃げられるとしたら。

岩本:想像するだけでワクワクします!

冨里:私は、一人旅をしてみたいです。列車とかに乗って。秋だったら紅葉を見に京都に行くのもいいですね。遠くに行ってみたい。実際にはできないと思いますが…。

――岩本さんはいかがですか?

岩本:私は事前に予定を決めることが苦手で。それが遊びだとしても、先に予定があると分かっていることが嫌で、どの時間でも、いつでもなんでもできる、という自由な感覚が好き。「今からどこか行っちゃおう」と思い立って行動するみたいなことも好きなので、本当に何も考えずに生きてみたいです。何も決めず、友達に誘われたらいつでも行けることがすごく幸せに感じます。


――ありがとうございます。最後に、本作で注目してほしいポイントがあれば教えてください。

岩本:私はビジュアルが普段と違うので、ファンの方には新鮮な気持ちで見ていただけたらいいなと思います。奈央との掛け合いも、今まで2人だけで何かをする機会はあまりなかったので、想像がつかないと思いますが、いいテンポ感だなと思っていただけたら嬉しいです。あとは何よりも癒されてほしい。きっと仕事や学校で大変だと思うので、ドラマを見て、一緒に現実逃避をしている気分になってもらえれば嬉しいなと思います。

冨里:私の注目ポイントは1話で探偵のようになるシーンです。本当に頑張ったシーンなので、注目して見てほしいです。私も1話を見た時にすごくほのぼのしていて、ゆったり見られるなと思いました。笑ってしまうような面白い部分もたくさんあると思うので、ゆったりとお家で見ていただけたらいいなと思います。

(取材・文・写真:山田健史)

 ドラマ『ふたりエスケープ』は、テレビ大阪にて毎週土曜24時55分、テレビ愛知にて毎週土曜26時15分放送。テレビ大阪での放送後、Leminoプレミアムにて独占配信。

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