麻雀プロとして長年活躍した前原雄大さんの死去を受け15日、共にKONAMI麻雀格闘倶楽部で「Mリーグ」を戦ってきた佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟、以下連盟)が追悼コメントをエックスに発表した。

【写真】佐々木寿人&前原雄大さん、“格闘倶楽部”ポーズで2ショット

 12日に前原さんが亡くなっていたことを、所属する連盟が公式サイト、公式エックスで発表。

前原さんは、「Mリーグ」初年度からKONAMI麻雀格闘倶楽部のメンバーとして3シーズンプレー。2019年シーズンの試合の勝利後に見せた天に指を突き上げたポーズは、今もMリーグファンの記憶に残る。近年は体調不良に苦しみ、先月には鳳凰戦からの勇退を発表した矢先だった。

 佐々木とは公私ともに仲がよく、攻撃的な雀風が似ていることから2人は「チームがらくた」(前原が総帥、佐々木が部長)を結成した仲で、先述のとおり、「Mリーグ」初年度から3シーズン、共に格闘倶楽部のメンバーとして戦っていた。

 前原さんの訃報が伝えられたこの日、佐々木は生前の前原さんとの2ショットを公開し、「訃報を聞き、日本シリーズ終わりでご自宅に伺いました」と、前原さんにお別れのあいさつに言ったことを明かし、「お顔を見て『苦しかったからやっと楽になりましたね」とお声をかけ、3時間くらいお話したかな」と振り返り、「『何にも約束なんかできないけど、あなたのように麻雀に誠実に向き合って生きていきます。』と伝えました」と明かしている。

【佐々木寿人コメント全文】
訃報を聞き、日本シリーズ終わりでご自宅に伺いました。
お顔を見て「苦しかったからやっと楽になりましたね」とお声をかけ、3時間くらいお話したかな。
別れ際、冷たくなってしまったあの大きな手を握って
「何にも約束なんかできないけど、あなたのように麻雀と誠実に向き合って生きていきます。」と伝えました。
前原さん、本当にお疲れ様でした。
心よりご冥福ををお祈りいたします。(原文ママ)

引用:「佐々木寿人」エックス(@sasakihisato)

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