2026年3月に放送される、2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』のスピンオフドラマ『山田轟法律事務所』(NHK総合)より、主演の土居志央梨が愛知県でのロケ取材会で寄せたコメントが到着した。

【動画】よねさんが帰ってきた! ロケ地の名古屋市市政資料館にて

 上野の片隅にある山田よねと轟太一の山田轟法律事務所。

その設立には知られざるエピソードがあった。『虎に翼』では描かれなかった、よねと轟のバックストーリーをふんだんに盛り込み、弁護士の視点から『虎に翼』の世界を描く。

 山田よね役に土居志央梨、轟太一役に戸塚純貴。そして『虎に翼』で主演を務めた佐田寅子役の伊藤沙莉も出演する。脚本は『虎に翼』と同じく吉田恵里香。

 さっそうとした男装の女性・山田よね(土居)。同級生の中でも人一倍やる気があるが誰とも群れたがらず、のんきに見える寅子(伊藤)たちに強く当たる。女性の社会進出に熱い信念を持っているよねは、戦後、同窓の轟(戸塚純貴)とともに、かつての職場で空き店舗となっていた上野のカフェー「燈台」で共同の法律事務所を立ち上げ、戦災孤児の支援にも力を注ぐ。

 本作は10月27日、名古屋市市政資料館(名古屋市東区)で行われたロケ収録に合わせて取材会を実施。

 取材会で、土居は「愛知県でのロケは、本当に懐かしいという感じです。名古屋市市政資料館では『虎に翼』の女学生時代を撮影していたので、昔の学生時代を思い出すような感覚で、久しぶりに来た場所というよりかは、学生時代を過ごした場所に戻ってきた感覚で、とてもほっこりとした気持ちです」とほほえむ。

 そして「昨日ラストシーンを撮影したのですが、とても素敵な演出があって、演じながら泣きそうになりました。
とてもすばらしいシーンになっていますので、ラストシーンまで見逃さずにご覧いただきたいです」とアピールした。

 制作統括・尾崎裕和は「今回のスピンオフは、『虎に翼』の放送が終わってから、みなさんの声を受けて企画し実現したものです。名古屋市市政資料館は、『虎に翼』の時にも撮影に来ましたが、寅子のモデルでもある三淵嘉子さんも働いていたゆかりの地です。この場所で再びロケができてとてもうれしく思います」と語った。

 『虎に翼』スピンオフ『山田轟法律事務所』は、NHK総合にて2026年3月放送(72分・全1回)。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■土居志央梨(山田よね役)

『虎に翼』がクランクアップした時からスピンオフをずっとやりたいと言っていたのですが、そこからかなり時間が経って、もうさすがにないのかなと思っていたところに、スピンオフ企画が決まったというお話を聞いたので、本当にうれしかったです。

放送が終わってからもいろんな方からたくさん感想をいただいたことで、自分の中でさらに『虎に翼』への理解や愛が深まり、今回の撮影では、よりディープなところに入って演じている気がしており、ありがたい経験だなと思いながら毎日撮影に臨んでいます。

愛知県でのロケは、本当に懐かしいという感じです。名古屋市市政資料館では『虎に翼』の女学生時代を撮影していたので、昔の学生時代を思い出すような感覚で、久しぶりに来た場所というよりかは、学生時代を過ごした場所に戻ってきた感覚で、とてもほっこりとした気持ちです。

昨日ラストシーンを撮影したのですが、とても素敵な演出があって、演じながら泣きそうになりました。とてもすばらしいシーンになっていますので、ラストシーンまで見逃さずにご覧いただきたいです。


■尾崎裕和(制作統括)

『虎に翼』放送時から、スピンオフの制作についてファンの方からいろいろお声をいただいていました。その中でも「よねと轟の物語を見たい」という声がとても多かったので、『虎に翼』本編撮影時から脚本の吉田さんや土居さん、轟役の戸塚さんとも「スピンオフやりたいね」というような話をしていました。

今回のスピンオフは、『虎に翼』の放送が終わってから、みなさんの声を受けて企画し実現したものです。名古屋市市政資料館は、『虎に翼』の時にも撮影に来ましたが、寅子のモデルでもある三淵嘉子さんも働いていたゆかりの地です。この場所で再びロケができてとてもうれしく思います。

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