セレブの間で根強い人気のネイキッドドレス。今年はカンヌ国際映画祭で禁止されたこともあり、流行に歯止めがかかるかと思いきや、ますます市民権を得ている模様。
【写真】美しく、挑発的に ネイキッドドレスで登場したセレブたち
■ジュリア・フォックス
俳優でモデル、カニエ・ウェストと交際していたことでも知られるジュリア・フォックス。挑発的なレッドカーペットルックが度々注目を集める彼女は、業界関係者が揃うヴァニティフェアのオスカーパーティーに、ルネサンス期の画家サンドロ・ボッティチェリの傑作、「ヴィーナスの誕生」をイメージさせるドレスをチョイス。ディラーラ・フィンディコグルーの2023年春コレクションで発表されたドレスは、完全なるシースルーで、髪の毛のモチーフが絶妙に胸元と腰を覆うデザイン。色味を抑えたメイクとヌードカラーのパンプス、フレンチネイルで、ネイキッドをどこまでも追及した。
■ミア・ゴス
タイ・ウェスト監督の『X エックス』から始まる3部作シリーズで近年ますます注目を集め、9月にディオールのグローバル・ブランド・アンバサダーに就任したミア・ゴス。10月に開催されたギレルモ・デル・トロ監督の最新作『フランケンシュタイン』のロサンゼルスプレミアに、同ブランドの2026年春プレタポルテコレクションから、ジョナサン・アンダーソンが手掛けたAラインドレスを纏(まと)って来場した。ケープのような袖とカットアウト、胸もとのリボンが特徴的なドレスは、繊細なレースからアンダーウェアが浮き立って見えるデザイン。ハーフアップとカーテンバングスによる清楚なヘアスタイルで、イケナイ雰囲気をことさら強調した。
■マーゴット・ロビー
『バービー』で世界を席巻したことが記憶に新しいマーゴット・ロビーは、9月、第1子出産後初のレッドカーペットイベントとなった『A Big Bold Beautiful Journey(原題)』のプレミアに、カラフルなビジュー刺繍が美しいアルマーニ・プリヴェによるシアードレスを纏(まと)って来場。身体のラインに沿うタイトなデザインで、背中は腰の下まで大胆にオープン。シアーな生地からは、マーゴットの美脚とシルバーのTバックショーツが透けて見える。
■タイラ
南アフリカ出身の歌姫タイラは、3月に開催された「ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック・アワード2025」に、ジャン=ポール・ゴルチエの2025年春夏コレクションから、黒い紐状のファブリックを張り巡らせた蜘蛛の巣を思わせるドレス姿をチョイス。トレーンを長くひくドレスは完全にシースルーで、黒いアンダーウェアとおへそに輝くボディピアスがくっきり。ネオングリーンのネイルと、シルバーのリングで色味をプラスした。
■チャーリー・XCX
米人気歌手のチャーリー・XCXが、3月にロンドンの O2 アリーナで開催されたブリット・アワードで披露したのは、ディラーラ・フィンディコグルーによる刺激的なルック。黒いベールでどこか宗教的な雰囲気を醸しつつ、シアーな素材を重ねたドレスからは身体のラインと黒いアンダーウェアが完全に透けて見える。強めのアイメイクとダークレッドのリップ、そして黒いパンプスでエレガントさをプラスした。
■リアーナ
5月のメットガラで第3子妊娠を公表したリアーナ。翌月ベルギー・ブリュッセルで開催された映画『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険』のワールドプレミアに、シャネルによるベビーブルーのカスタムアンサンブルを纏って出席。フェザーとカメリアをあしらったキャミソールトップスは、バスト下にシースルーのシルクシフォン素材が用いられ、膨らんだお腹をチラ見せ。ハッピーなオーラを世界中にシェアした。
■フローレンス・ピュー
『ミッドサマー』や『ブラック・ウィドウ』に出演し、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でオスカー候補となったフローレンス・ピューは、人目など気にしない大胆なレッドカーペットルックで知られる。4月に母国イギリスのロンドンで開催された『サンダーボルツ*』のプレミアでは、エリー・サーブ2024年秋のクチュールコレクションから、シアーなドロップウエストのボリュームドレスをチョイス。
■デュア・リパ
英出身のシンガーで、昨年「Radical Optimism Tour」をひっさげ来日公演を開催したデュア・リパは、4月のチャップリン・アワード・ガラに、スキャパレリの2025年秋冬プレタポルテコレクションのアイテムを纏って登場。シックなニット素材のドレスは、バストの形とアンダーウェアがくっきり。存在感あるゴールドアクセサリーで、肌見せだけじゃないセクシーさを演出した。
■ヴァネッサ・カービー
元ラクロス選手の恋人ポール・ラビルとの間に第1子を授かったことを公表したヴァネッサ・カービーは、7月に開催された『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のワールドプレミアで、サラ・バートンのデザインによるジバンシィのフィッシュネットドレスを着用。映画のテーマカラーをチョイスし、アンダーに着たボディスーツがスーパーヒーローのスーツをイメージさせる。劇中で出産シーンに挑戦していることもあり、映画のお披露目の席にこれ以上ないほどふさわしい装いとなった。
■ダコタ・ジョンソン
官能映画「フィフティ・シェイズ」シリーズでブレイクを果たしたダコタ・ジョンソン。ネイキッドドレスブームをけん引している彼女は、9月に開催されたガラパーティー「Caring for Women」に、グッチによるボタニカルレースのドレスを纏って来場。ハイネックのロングスリーブドレスは完全なるシースルーで、もはや全身タトゥーやボディペイントの域と言える。
■シドニー・スウィーニー
HBOのドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクを果たし、飛ぶ鳥を落とす勢いのシドニー・スウィーニー。イベントにも引っ張りだこの彼女は、10月に開催された「2025 Power of Women」で、クリスチャン・コーワンによるシルバーのドレス姿を披露。
■セレブはなぜネイキッドドレスを着る?
90年代にケイト・モスが纏ったアイコニックなルックなど、長く人々の注目を集めてきたネイキッドドレスだが、近年はモデルや一部のファッショニスタだけでなく、俳優やミュージシャン、アスリートなど、着る人のすそ野が広がっている印象。
セクシーすぎるドレス選びを指摘されたダコタは、「これまで何度か美しいドレスを着ることができたし、着ると美しいと感じるから着る」とシンプルに回答。セクシュアリティや美しさを謳歌しているようだ。一方、バストトップが透けるルックが物議を醸したフローレンスは、こうした批判こそが女性を抑圧してきたと反論し、エンパワメントの立場を取った。
装いは自己表現でもある。目立つから、似合うから、ドレスが素敵、挑戦したい、信念のため、セクシーに装いたい気分だから――その理由は十人十色だが、つまるところ「着たいから着る」。そんな空気感が今、広がっているようだ。
(文:寺井多恵)
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