女芸人の中から今一番面白い“笑いの女王”を決定する『女芸人 No.1 決定戦 THE W 2025』の決勝戦が12月13日に日本テレビ系にて生放送され、9代目女王にニッチェ(江上敬子、近藤くみこ)が輝いた。
【写真】『THE W 2025』優勝で笑顔はじけるニッチェ
プロアマ、所属事務所の有無を問わず、芸歴・人数・年齢の制限はなし。
同大会7年ぶり出場3度目の決勝進出となったニッチェ。勝因を聞かれると、近藤は「年齢が40歳を超えまして、20~30代前半のような勢いのあるネタはあまり数がなく。地味なネタが多くなり、大会に持っていけるか悩みましたが、その中でも今の私たちにピッタリなネタを持ってきたつもり」と身の丈に合ったネタを披露したからこそ優勝できたのではないかと予想。江上も「一番最初の笑いまでの時間を短くしようと考えてネタを作っています。出オチにならず、その後どういう風にネタを豊かにしていくか考えているので、2本目(決勝で披露したネタ)はそれが功を奏したのではないかと思っています」とネタ作りの工夫が活きたことを喜んだ。
そして何といっても、所属するマセキ芸能社で初めてお笑い賞レースの頂点に立ったことに大喜び。「いつか事務所に恩返しできるタイミングがないかなと思っていました!」と笑顔を見せる。結婚・出産を経て、40代で再び賞レースへと挑んだニッチェ。「仕事に対する温度が下がっていく同世代がいたので、正直“まだやろうよ!”という気持ちがありました」と胸の内を明かした近藤だが、今回の決勝進出を受けて「男女問わず、思った以上に同世代から励ましのメールが届きました。
なお、審査員として参加した粗品の発言に注目が集まった今大会。それについて近藤は「私は粗品くんのYouTubeの大ファンで(笑)。別の大会で審査員をしている動画も見て、別に的を得ていないことを言っているわけではない。ほかの方が気を使って言わないことを言ってくれているだけなので、ビビってはいませんでした。この大会に注目がいくような立ち回りをしてくれたので、本当に感謝しかないです」と語る。
対して「私は非常に怖かったです」と明かした江上は、「楽屋で審査の様子を見ていて、同じ事務所のもめんとに一歩踏み込んだ評価をしていたので、今年は優勝者がでないかもしれないねと話していました(笑)。でも粗品くんが言っていることは的を得ているなと思いました」と発言に納得していた。

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