横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合ほか)最終回「蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」が14日に放送され、大団円のラストを迎えると、ネット上には「粋だねぇ!」「泣き笑いだ!べらぼうめ!」「シャレが効いててお見事!」といった称賛が相次いだ。(※以下、ネタバレを含みます。
【写真】蔦重(横浜流星)の“最期”に立ち会う仲間たち
店を再開した蔦重(横浜)は本屋として精力的に動いていたものの、脚気の病に倒れてしまう。当時は治療が難しいといわれていた病に、てい(橋本愛)や歌麿(染谷将太)たちが心配する中、蔦重は病をおしてなじみの戯作者や絵師と作品を生み出し続ける。
そんなある日、蔦重は不思議な夢を見る。夢の中で拍子木が鳴ると、彼の目の前に巫女の姿をした九郎助稲荷(綾瀬はるか)が現れる。九郎助稲荷は蔦重に「今日の昼九つ、午の刻に迎えに来ますので」と笑顔で告げる。臨終の時を知らされた蔦重が思わず「えぇっ!?」と声を上げると、九郎助稲荷は「合図は拍子木です」と伝える。
翌日、最期を迎えるつつある蔦重のそばで、ていは涙をこぼしながら彼のこれまでの仕事を称える。そして蔦重が胸を抑えて苦しみ出すと、そこへたくさんの戯作者や絵師が駆け付ける。
町に午の刻を知らせる鐘の音が響く中、蔦重が事切れたようにていの身体にもたれかかると、そこに吉原の仲間たちも合流。一同が悲しみに暮れる中、南畝(桐谷健太)は「呼び戻すぞ」と立ち上がり、涙ながらに「俺たちは屁だーっ!」と絶叫。一同は蔦重を励ますように輪になって「屁! 屁! 屁!」と唱えながら踊り続けるのだった。
やがて蔦重がゆっくり目を開くと仲間たちは一転、静かになって彼を見つめる。

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