俳優の横浜流星が14日、都内で行われたNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』最終回パブリックビューイング&トークショーに、橋本愛染谷将太中村蒼風間俊介高橋克実と共に出席。1年簡に渡り作品を応援してくれたファンに感謝の言葉を述べていた。



【写真】約34倍の倍率を勝ち抜いたファンの前に横浜流星、橋本愛らキャストが集結!

 本作は“江戸のメディア王”として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。

 最終回のパブリックビューイングが終了した直後に登場した横浜は「最終回を無事に迎えられて嬉しいです」と笑顔を見せると「1年間ドラマを応援してくださった方、そしてスタッフ、キャストの皆さんに支えらえて乗り越えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ語る。

 本作の第一回放送の際も舞台に立った横浜は「蔦重という役を演じるのではなく、役を生きたい」と宣言していたが「蔦重は名のある歴史的人物と比べると圧倒的に資料は少ないので、やっぱり演じるというよりは、(脚本家の)森下(佳子)先生が描く世界での蔦重を生きることが一番大事だと思った」と改めて“役を生きた”一年だったという。

 実際蔦重として生きた1年半について「表面的な部分では全然自分とは違うな」と感じたという横浜。しかし一方で「“志”みたいな部分は理解できることが多かった。人間味あふれる魅力的な人物。蔦重から学ぶことが多かった」と振り返る。さらに横浜は「来年、自分もプロデューサー業に挑戦したいと思っているので、名プロデューサーである蔦重を生きることで、いろいろなことを吸収することができました」と語っていた。

 また一年間座長として現場に立ち続けた横浜に対して、蔦重の兄・次郎兵衛役の中村は「ストイックな流星は皆さん知っていると思いますが、僕がおススメしたいのは可愛らしい流星なんです」と語ると「初めて出会ったのは10代のころだったのですが、ジャージやトレーナーをめっちゃインしていて、めちゃくちゃダサかったんです。いまはハイブランドのジャージを着こなして『変わっちまったな』と思っていたのですが、ちゃんと昔の面影もある。ちょっと抜けていて無邪気な顔を見ると『あーなんかよかったな』と思えるんです」と横浜の可愛らしい一面を披露。


 すると鶴屋喜右衛門役の風間も「最初のころは役柄の関係性で、そこまで喋ることができなかったのですが、役のなかで距離が縮まっていくと、よく話すようになりました。そんななか、不意に魅せる笑顔がめちゃくちゃ可愛いんです。『横浜流星の笑顔が見られた』と思うと喜びもひとしおなんです」と横浜にぞっこんの様子だった。

 蔦重の育ての親である駿河屋市右衛門役の高橋が「また時代劇をやってもらいたい」と横浜に伝えると「もちろん時代劇には挑戦したいです」と力強く回答し「時代劇は日本の文化や歴史を届けられるすごく大切な作品。今回自分は空手をやっていたのに、一切刀を持たない役だったので、次は合戦がある時代劇にも出演してみたいです」と野望を述べていた。

 最後に横浜は「一年間、蔦重の生きざまを見届けてくださり本当にありがとうございました」と晴れやかな表情で述べると「この物語を一生大切にしていただけたら嬉しいです」と客席に呼びかけていた。

 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』総集編は、NHK総合・BSP4Kにて12月29日12時15分放送※途中ニュース中断あり。

 『大河ドラマ「べらぼう」最終回!ありがた山スペシャルトークショー』(仮)は、NHK総合にて12月29日16時3分放送。

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