ムロツヨシ主演のスペシャルドラマ『うちの弁護士はまたしても手がかかる』(フジテレビ系/2026年1月4日21時)に、渡部篤郎と濱津隆之の出演が決定した。

【写真】SPドラマではムロツヨシ&木南晴夏、新バディ結成!

 本作は、2023年10月期の金9ドラマとして放送されたリーガル・エンターテインメントドラマ『うちの弁護士は手がかかる』の最終回の続きを描くスペシャルドラマ。

2年ぶりに一夜限りの復活を果たす。

 キャストには、ムロをはじめ、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、入山法子、東根作寿英、早瀬憩、本多力、時任三郎安達祐実村川絵梨松尾諭酒向芳戸田恵子が再集結。さらに、本作で初めて弁護士役に挑む木南晴夏が、パラリーガルの主人公・蔵前勉(ムロ)の新たなバディとして加わる。

 渡部が演じるのは、日本を代表する大御所俳優・伍代夏生(ごだい・なつお)。濱津が演じる助監督・唐沢祐希(からさわ・ゆうき)の企画に賛同し、唐沢の映画監督デビュー作で主演を務めることになる。唐沢は30年間助監督として現場を支え、ついに自らメガホンを取るという夢の実現に心を躍らせていた。

 しかし、クランクイン当日、いくら待っても伍代は現場に姿を現さない。するとマネージャーから、「急な体調不良」を理由に、一方的な降板が告げられる。伍代の出演が決まったことで、当初の予定よりも大規模な撮影となり、身銭を切って制作費を調達するなどしてきた唐沢は、「いつ頃、体調は戻りますか? 調整しますので!」と諦めきれない思いをぶつける。

 だが、「あくまでオファーの話をいただいただけで、出演を決めたわけではない」と返され、そのまま音信不通に。困り果てた唐沢は、映画プロデューサー・吉岡恵理子(入山法子)に相談する。蔵前とはマネージャー時代からの知人で、自身も蔵前らに助けられた経験を持つ吉岡は、唐沢を連れて香澄法律事務所を訪れる。


 唐沢の話を聞き、蔵前はやる気満々だが、弁護士・樋口新(ひぐち・あらた/木南)は、そうではないようで…。

 渡部といえば、フジテレビ作品だけでも『ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~』、『ルパンの娘』シリーズ、『Dr.アシュラ』、映画『爆弾』などでさまざまな役柄を演じてきた。来年1月8日スタートの木曜劇場『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』(毎週木曜22時)では、主人公と“裏のバディ”を組む重要人物を演じる。12月19日公開の映画『新解釈・幕末伝』では師弟役で共演するムロと渡部が、本作ではどのような対立関係を見せるのかにも注目したい。

 唐沢を演じる濱津は、「第42回日本アカデミー賞」にて優秀主演男優賞を受賞した主演映画『カメラを止めるな!』が大きな話題となるなど、映画やドラマなど数多くの作品で存在感を発揮。連続ドラマ初主演を務めたドラマ『絶メシロード』は人気を博しシリーズ化されている。ムロとは、映画『身代わり忠臣蔵』以来の共演。圧倒的権力を持つ“大御所俳優”伍代に、力も金もないが譲れない夢と信念はある蔵前と唐沢が立ち向かっていく姿を、ムロと濱津が熱く演じる。

 また、1月2日・3日には、スペシャルドラマ放送を記念して『うちの弁護士は手がかかる』が一挙放送される。

 スペシャルドラマ『うちの弁護士はまたしても手がかかる』は、フジテレビ系にて2026年1月4日21時放送。

※渡部篤郎、濱津隆之のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■渡部篤郎

──本作の印象、また伍代夏生を演じられて、いかがでしたか?

 連ドラを拝見して、ストーリーが面白く、ムロさんにとても合っているなと思いました。
伍代を演じるにあたっては、俳優が俳優役をやるというのは難しいことだと思うのですが、弁護士や刑事を演じることとは違って、理解できる、知っているからこそ、自分なりに描いた俳優像を素直に演じた伍代を、監督に受け入れていただけてやりやすくもありました。

──ムロさんとの共演はいかがでしたか?

 ムロさんはとてもいい顔をされていました。映画『新解釈・幕末伝』のムロさんとはまた違った魅力を発揮されていますが、リスペクトを込めて、“ムロさんならできて当然だ”と思いますし、すばらしい役者さんです。ムロさん中心に作り上げた『うちの弁護士―』のチームは、連ドラを作りきったという経験が自信になり、作品を理解して一丸となって臨んでいる現場になっていたと思います。

──視聴者の皆様へメッセージ。

 ムロさんが“僕たちなりのメッセージを込めた”とおっしゃっていたように(※)、ご覧になった方が作品から“何か”を感じていただけたら幸いです。“楽しんでいただきたい”という思いで演じましたので、ぜひ、ご覧下さい。

※注釈:本作の一報リリースの際に、ムロが視聴者に「準備稿の段階から金城プロデューサーとたくさんお話をさせていただきました。僕たちなりのメッセージを込めた作品です」とメッセージを寄せている。

■濱津隆之

──台本をお読みになって、いかがでしょうか?

 唐沢が最後の最後で蔵前さんに言ったセリフがとても印象的で共感でした。

──ムロさんとの共演はいかがでしたか?

 とても和やかな空気感で楽しい現場時間でした。

──視聴者の皆様へメッセージ。


 しがない助監督と大御所俳優の攻防戦をぜひお楽しみに下さいませ。

■プロデュース・金城綾香

 ムロさんから“この伍代役って渡部さんどう思う?”って言っていただいた時に、“私も実は渡部さんイメージしていました!”と大声でお返事してしまったことを思い出します。これは嘘でもなんでもなく、本音でした。でも、渡部さんが出てくださるわけない…と自分で封をしていたのですが、ムロさんから“聞くだけ聞いてみてよ”と言っていただいて、相談したところ、すぐに“出演するよ”とお返事をいただけて、夢かと思いました。ムロさんにも“悪いようにはしないから”というかっこいいお返事があったようです。演じられている時も、そうでない時も、最高にカッコいい渡部さんとご一緒できて幸せでした。伍代は曲者ですが、渡部さんが演じてくださったからこそ、あのような魅力的な役になったのだと思います! 心より感謝申し上げます。

 そして、濱津さんに演じていただいた唐沢という役は、台本が1文字も形になっていないときから、濱津さんを勝手にイメージしていました。正式な役名をつけるまで、台本打ち合わせのときには、「ここで濱津さんが事務所に来たときに~」と全くもって勝手にほぼ役名としてお名前をお借りしていました。ですので、濱津さん以外は考えられない役でございました。一生懸命な方の、どうしようもない愛おしさを、完璧に表現してくださったと思っています。蔵前さんと濱津さんのシーンは、まるで月9のラブストーリーのように美しいのでそちらも楽しみにしていただきたいです!

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