中村雅俊が監督を務める映画『五十年目の俺たちの旅』の公開を控え、ドラマ『俺たちの旅』まとめ動画の第3弾<カースケ・洋子>編が解禁となった。
【動画】約10分でわかる「俺たちの旅」まとめ動画<カースケ・洋子>編
1975年10月から日本テレビ系で放送されたドラマ『俺たちの旅』は、中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)による青春群像劇。
カースケを演じる中村雅俊は、今回も主題歌「俺たちの旅」をはじめ、挿入歌も担当。グズ六役に秋野太作、オメダ役に田中健、さらにオメダの妹・真弓役に岡田奈々と、50年前のオリジナルキャストが結集した。
企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫。本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光正監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が『旅』のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。
この度解禁されたまとめ動画第3弾<カースケ・洋子>編では、修学院大学で同級生として青春を共にした、カースケこと津村浩介と洋子こと山下洋子の揺れ動く関係が描かれる。ある日、「人は裏切ったり、裏切られたり、傷つけたり傷つけあったりしながら成長していくのよ。それが人生なのよ」と真っすぐなまなざしで語る洋子に、カースケは激しく平手打ちを返し、「人を裏切ったことはあるのか!」と怒号を放って立ち去る。そんな衝突を重ねながらも、二人は“友達以上、恋人未満”の曖昧な距離のまま、特別な関係を続けていった。
10年後、洋子は別の男性と結婚していた。夫から離婚をほのめかされ苦悩する中、洋子はカースケと再会する。「別れるときは、俺のところに来い」と告げるカースケに、洋子は同情を拒むようにその場を走り去る。
そのさらに10年後、再婚した洋子とカースケは再び向き合い、励まし合いながら胸の内をぶつけ合う。そこには、年月を超えても揺らぐことのない深い絆が確かに存在していた。
そしてさらに10年が過ぎ、カースケはオメダとその妹・真弓と再会し、洋子がこの世を去ったことを知らされる。洋子の家を訪れたカースケは、遺品であり思い出の象徴でもある砂時計を手渡される。静かに砂時計を見つめるカースケ、オメダ、グズ六の背中には、失われた時間と共に刻まれた哀しみと余韻が漂っている。
二人で幸せをつかむことはかなわなかった。それでも、幾度となく巡り合う運命にほんろうされ続けたカースケと洋子。そして迎えた50年目―そこで明かされる、洋子にまつわる衝撃の真実とは…。
映画『五十年目の俺たちの旅』は、2026年1月9日より全国公開。
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