シリーズ世界累計部数3200万部を突破する人気漫画をTVアニメ化し、2023年に2クールにわたり放送された『葬送のフリーレン』。その第2期がいよいよ1月16日にスタートする。
【写真】『葬送のフリーレン』の世界観を感じさせる美しい衣装に身を包んだmilet 撮り下ろしフォトギャラリー
EDテーマ再オファーに「うれしくてちょっと泣きました(笑)」 “フリーレン”声優・種崎敦美からの言葉にも感激
――アニメ第1期初回スペシャルの特殊EDテーマである「bliss」、第1期EDテーマ「Anytime Anywhere」に続き、第2期EDテーマの担当をされますが、今回のオファーを聞いた時のお気持ちは?
milet:めちゃくちゃうれしくてちょっと泣きました(笑)。第1期でもEDテーマを歌わせていただきましたが、それと同時にこの作品の大ファンになっていたんです。第1期の放送が終わってから、この作品の展示会にも行ったんです。なので、まさか第2期のEDテーマのお話をいただけると思っていなかったので、喜びとうれしさで最高の気分でした。
――もともと原作漫画も好きだったとうかがいましたが、TVアニメ第1期をご覧になっていかがでしたか?
milet:絵の作り込みがすごいなと思いました。第1期は1話から4話までが『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で初回2時間スペシャルとして一挙放送されましたが、その時から「こんなアニメあるんだ!(驚)」と思うぐらい作画のクオリティが素晴らしくて、その後もアクションシーンを含めどんどん作画がすごくなっていくんです。この作品に関わる人たちが、愛と技術…とにかく全部を注ぎ込んでいる人たちなんだなと思いました。そんな作品に、私も歌という形で携われたことがうれしかったです。
――もともとアニメがお好きなんですか?
milet:アニメは大好きで、昔からアニメっ子でした(笑)。
――第1期が放送された時の周囲の反応はいかがでしたか?
milet:私の歌が…というよりも、「葬送のフリーレン、面白いよね」という話をよく聞きました。なので、私が第2期のEDテーマも担当するというニュースが出た時は、「おめでとう」という声をたくさんいただきました。
――「Anytime Anywhere」が流れる第1期のエンディング映像もすごかったですよね。
milet:そうですね。第1期の時はクリエイターのhohobunさんがディレクターをされていたんです。自然の美しさや大地の強さ、フリーレンの愛らしさなど、フリーレンの世界観をいろいろな方向から作っていただき、「Anytime Anywhere」を彩ってくださいました。儚さもありつつもすごくステキなものになって大好きな映像です。hohobunさんとは今でも連絡を取っているんです。
――本作のファンとして作品に関わる方々とつながることもご自身にとって大きいんじゃないですか?
milet:そうですね。憧れの斎藤圭一郎監督や(本作の劇伴を手掛ける)Evan Callさんとお話させていただいたんですが、制作側の皆さんの考えを知ることができたのが、うれしかったです。この作品に関わる人たちは、とてつもない愛を持っているなっていうのが再確認できました。
――アニメの制作側の皆さんと深く関わることはこれまでもあったんですか?
milet:ここまで深く関わるのは初めてです。
――第2期のEDテーマ発表の際に、フリーレン役の種崎敦美さん(※「崎」は「たつさき」が正式表記)もXで「miletさんでなくちゃ(*´-`)」と反応されていましたね。
milet:本当にうれしかったです! 種崎さんとまだお会いしたことがなくて、お言葉をいただくことが初めてだったんです。Xを見た時は「いやぁ、フリーレンが来た!」と思って、持っていた携帯が手から浮きあがるぐらいうれしかったです(笑)。
フリーレンにとってヒンメルたちとの旅は“お守り”だったんだなと思った
――新曲「The Story of Us」の制作にあたって最初に思い浮かんできたイメージは何でしたか?
milet:最初に思い浮かんできたのは、第1期に出てきた女神様でした。第1期の中でも、(原作漫画の作画を担当する)アベツカサさんが描かれたあの女神様が印象に残っていました。「Holy brave」という歌詞の「Holy」という言葉には、“女神様がくれた神聖な勇気”という意味も込めているんです。
――miletさんがEDテーマを手掛けることが発表された際に、この曲に対して「お守りのようになれますようにと願いを込めて書きました」と言葉を寄せていましたが、その方向性はどのように決まったんですか?
milet:この曲はフリーレンにとってのヒンメルの言葉のようなものになればいいなと思ったんです。フリーレンは旅をしながら、必ずヒンメルの言葉に立ち返るんですよね。どんな時もヒンメルたち仲間との旅を振り返って、当時の言葉を反芻しているフリーレンを見て、彼女にとってヒンメルたちとの旅は“お守り”だったんだなと思ったんです。だからこそ、私もこの曲でフリーレンを守れるように、彼女が何か立ち止まることがあれば、この曲が勇気やお守りになればいいなと思って書きました。
――TVアニメをご覧になっている人が聴くと、フリーレンだけでなく、一緒に旅するフェルンやシュタルクの目線でもこの曲に共感できそうですね。
milet:そうですね。「♪Holy brave」(意味:聖なる勇気)という歌詞を書いた時は、シュタルクがフェルンに背中を押してもらった時、彼が勇気を振り絞って旅に出ることを決めた時のことを思い出していました。フェルンも含め、みんなそれぞれ勇気を持ってこの旅に出てきたんだなと思っていたので、聴いた方がそれを思い出せるように歌詞を書いていました。
――タイトル「The Story of Us」(意味:私たちの物語)という言葉も、原作やアニメを知っている方からするとグッとくるタイトルだと思います。
milet:歌詞に「The Story of Us」という言葉は出てこないんですけど、それって、私の曲の中では珍しい方なんです。今回は、フリーレンとヒンメルたちの旅、フリーレンとフェルン&シュタルクたちの旅に重なるような楽曲にしたいなと思っていたのと、私自身も聴いてくださる皆さんの旅と重なるように作りたいなと思ったので、このタイトルになりました。
――ご自身の好きなフレーズはありますか?
milet:「♪あなたに知られないように あなたを守れますように」という冒頭の歌詞は、好きですね。あなたを内側からも外側からも知られないように真っすぐ強く守れますようにという私からの皆さんへのメッセージでもあるし、きっとヒンメルからフリーレンへのメッセージでもあっただろうなと想像をしながら書いた歌詞でもあります。
それと、後半に「♪夜明け前の深い波の縫い目をゆく 辿っていくあなたの跡」という歌詞があるんですけど、それもフリーレンが今までたどってきた旅路を振り返るかのようで、気に入っています。“夜明け前の深い波”の時って、やっぱり誰にでもあると思うんです。夜明け前って1番暗い時間ですけど、必ず夜明けは来るから、そこをぐっと耐えて、そこから一歩踏み出すことでまた新しい夜明けが来る、そう信じていれば必ず新しい光はやって来ると思える歌詞なので、私はすごく好きです。
――この歌詞はアニメに寄り添う一方で、聴いた方がそれぞれに伝わるようにと意識されているんですね。
milet:そうですね。この曲はいろいろなことがあった自分にも響いて背中を押してくれる曲になりました。「♪Holy brave」「♪どこにでも行ける羽根をあなたに授けたの」という歌詞も、“私はどこにでも行けるんだ。この歌が羽になってくれて、きっと私をどこにでも連れていってくれるんだ”と思わせてくれたので、この曲が自分を支えてくれたなと思います。歌っていても届けたい思いって、いつも自分に戻ってくるんですよね。やっぱり歌って鏡だなって本当に思います。
Evan Call氏の編曲にフィットする「生身の力強さ」を歌声で体現! レコーディング時に思わぬ失敗も?
――『葬送のフリーレン』のテーマ曲を担当するにあたって心掛けていることは?
milet:Evan Callさんに編曲いただいた後、レコーディングし直しているんです。Evanさんが編曲した楽曲の世界観にフィットするように、「ちゃんと人間が歌っている生身の力強さ」を求めて、歌い直しました。
――miletさんからお渡しする編曲前の楽曲はどういったものなんですか?
milet:デモの時は歌とギターと簡単なパーカッション、ドラムで作っています。その後、Evanさんに編曲を自由にやっていただく感じで、この曲もEvanマジックがかかりました。
――Evanさんの編曲を聴いた時、どう感じましたか?
milet:これほどまで曲に命が吹き込まれるものなのかと感動しました。
――この曲は静かに始まりながらも、どんどん音が広がっていく様子が冒険のような感じがしました。
milet:確かに。いろいろな楽器が仲間を連れてくる感じですよね(笑)。Evanさんが作ってくれた楽曲のフルサイズも展開がどんどん変わっていくので、きっと1つの冒険の物語を読んだかのような余韻が広がると思います。
――今回のレコーディングで印象に残っていることは?
milet:レコーディングの時に、小さなフリーレンの人形を持っていってたんです。でも寝落ちしそうな顔のフリーレンを持っていっちゃったので「ちょっと間違えたな」と。この曲はキリっとして歌わなきゃいけないのに、のんびりしたフリーレンが側にいたので、気持ちの整理がつかなくなったのが失敗でした(苦笑)。なので、携帯の待ち受けにしているキリっとしたフリーレンを見ながら、気持ちを作って歌いました(笑)。
――テーマ曲のレコーディングの際にグッズなどを持っていってるんですか?
milet:アニメのテーマ曲を歌う時は、完全にキャラクターたちに染まろうと思っているんです。私、形から入るタイプなんです(笑)。自分で持っているグッズがあったらレコーディングに持っていきますし、携帯の待ち受けをそのアニメのキャラクターにしたりしています。
――第1期から考えるとグッズも相当な数なのでは?
milet:そうなんですよ! 最近いろいろなお店でフリーレンのグッズが売っているんです。気づいたらかなり集めて、家に飾っています(笑)。
――結構コレクター気質なんですか?
milet:あったら買っちゃいますね(笑)。
いよいよ第2期へ! miletが思うフリーレン、フェルン、シュタルクの魅力は?
――第2期も共に旅をするフリーレン、フェルン、シュタルクの3人の活躍が楽しみですが、miletさんが思う3人の魅力は?
milet:フリーレンの魅力は、自分のことをずっと女の子だと思っているところです。シュタルクにひどい言い方をされたことを根に持ってカウントしてるところも、かわいいですよね(笑)。それと、これまで関わった人との思い出を大切にしながら記憶をたどって旅をしているところがステキだなって思います。
1000年以上も生きるエルフであるフリーレンは人一倍出会いと別れを経験するからこそ、誰よりも人のいろいろな感情を知ることができると思うんです。知ることができなかった感情を新たな旅を通して感じようとしているところに、不器用だけど素直で真っすぐな一面を感じます。そういえば、3人とも真っすぐなキャラクターで、それぞれちょっと不器用なところがありますよね(笑)。
フェルンも本当にステキな女の子。やっぱり強さが魅力ですね。これからが本当に楽しみだなと思います。ただ、感情を伝えるのが苦手なので、そこだけは心配かも(笑)。ただ、彼女もやっぱり恩義を忘れないし、自分の大切にしていた杖が粉々になっても直して使っているところ、人からもらったものを大切にしているところも彼女の魅力だなと思います。
シュタルクのいいところは…やっぱり戦士であること。それと、彼の成長と強さですね。シュタルクは力の強さだけじゃなく、心の強さもフリーレンたちと出会った時とは桁違いに強くなって、怖さで手が震えることなく勇気を振り絞って敵に立ち向かっていけるようになったんですよね。恋愛とかは苦手な男の子ですけど、仲間を守りたい気持ちや自分は戦士なんだという自覚があるところがステキです。
――本編で印象的なシーンやmiletさんが思う第2期の見どころは?
milet:フェルンとシュタルクのちょっとした関係性や戦いとそうじゃないところの緩急、クスッと笑えるところだったり、フリーレンのお姉さんぶるかわいらしいところだったり…いろいろなところが印象に残っています。第1期の第2クールではシュタルクの姿がなかなか見られなかったんですが、第2期ではシュタルクが大活躍してくれるシーンもあるので楽しみです。
――改めて、「The Story of Us」がmiletさんの2026年の幕開けを飾りますが、今年はどんな年になりそうですか?
milet:1月から『葬送のフリーレン』第2期が始まって、この「The Story of Us」が2026年を引っ張っていってくれると思うので、この曲で背中を押してもらいたいなと思っていますし、聴いてくださる皆さんの背中も押してくれることを願っています。それと、2月に2度目の日本武道館公演が控えているんですが、今まで見せたことのない私をたくさん見せられると思うので、そこから始まる物語もあるだろうなと思っています。
(取材・文:齊藤恵 写真:松林満美)
TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期は、日本テレビ系“FRIDAY ANIME NIGHT”にて1月16日より毎週金曜23時放送。
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