『ミラノ・コルティナ2026冬季五輪』(日本テレビ系)のメインキャスターをプロフィギュアスケーターの荒川静香、スペシャルキャスターを櫻井翔が務めることが決定した。荒川と櫻井はバンクーバー五輪から5大会連続のタッグとなる。



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 2026年2月6日から2月22日まで、第25回冬季オリンピック競技大会がイタリアのミラノ・コルティナダンペッツオで開催。

 日本テレビ系で放送される『ミラノ・コルティナ2026冬季五輪』のメインキャスターは、2006年トリノ五輪でフィギュアスケート金メダルに輝いた荒川静香。スペシャルキャスターは、これまで多くのアスリートを取材し続け、今回が夏・冬通じて10回目の五輪キャスター就任となる櫻井翔。バンクーバー五輪から冬季オリンピック5大会連続のタッグとなる2人が、17日間にわたる熱戦を届ける。

 同番組では、開会式ハイライトから始まり、2022年北京オリンピックで銀メダルを獲得した鍵山優真選手らが出場する「フィギュアスケート男子フリー」、日本史上初のメダル獲得の期待がかかる「スノーボード男子スロープスタイル決勝」、そして平昌・北京で2つの金メダルを含む女子史上最多7つのメダルを持つ高木美帆(※「高」は正式には「はしごだか」)選手に期待がかかる「スピードスケート女子1500m」など、注目種目を多数放送する。

 荒川は「オリンピックは選手たちの生き様や人となりを感じて、思い入れを持って、いろんな視点からいろんな感情を動かされる、それが醍醐味だと思います。良い結果もたくさん見てきましたが、その陰で4年どころではない人生をかけて挑むオリンピックの難しさや、涙もたくさん見てきました。選手たちの思いを少しでも届けられればと思っています」と意気込む。

 5大会連続でタッグを組む櫻井については「スポーツに愛を持って見てくださるのを感じて、それが言葉になって、こんな表現で選手たちを皆さんに伝えてくださるんだという温かみをいつも感じています。本当に言葉に関しては頼りっぱなしで、学ばせていただくことばかりです」とコメント。

 一方櫻井は「競技期間中だけでなく、そこに至る思いや歴史、そういった部分をなるべく多くお伝えして、ご覧になる方が思いや夢を重ねるようなきっかけ作りができたらと思っています」と語り、これまでの冬季五輪で印象残っているシーンは「1つはソチ五輪の浅田真央選手の最後の万感のシーン。もう1つは平昌五輪でスキージャンプ高梨沙羅選手が銅メダルをとったシーン」と明かす。


 これまで長くタッグを組んできた荒川の印象については「競技の部分だけではなくて、選手の人間性の部分まで深くお伝えする姿はすごく刺激になりますし、何よりも競技が終わった後のインタビューで選手にかける競技者として寄り添う言葉や質問は、やはり荒川さんにしかできないことがたくさんあるので、本当にそれは最初からずっと変わらないですね」と語っている。

 『ミラノ・コルティナ2026冬季五輪』の開会式ハイライトは2026年2月7日8時25分~、スピードスケート女子5000mは2月12日24時09分~、カーリング女子予選「日本×韓国」は2月15日22時~、フィギュアスケート男子フリーは2月14日2時34分~、スノーボードスロープスタイル男女予選は2月16日17時53分~、スノーボード男子スロープスタイル決勝は2月18日20時~、スピードスケート女子1500mは2月20日24時05分~、ミラノ・コルティナ五輪総集編は2月23日21時~放送。

荒川静香、櫻井翔、プロデューサー・椿亮輔のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■荒川静香

――5回目の冬季五輪キャスターに就任した今の心境は?

オリンピックは選手たちの生き様や人となりを感じて、思い入れを持って、いろんな視点からいろんな感情を動かされる、それが醍醐味だと思います。良い結果もたくさん見てきましたが、その陰で4年どころではない人生をかけて挑むオリンピックの難しさや、涙もたくさん見てきました。選手たちの思いを少しでも届けられればと思っています。

――櫻井さんの印象をお聞かせください。

櫻井さんはスポーツに愛を持って見てくださるのを感じて、それが言葉になって、こんな表現で選手たちを皆さんに伝えてくださるんだという温かみをいつも感じています。本当に言葉に関しては頼りっぱなしで、学ばせていただくことばかりです。

――イタリアは荒川さんにとって特別な場所です。今回の五輪はどんな思いがありますか?

冬季オリンピックとしては20年ぶりのヨーロッパ開催。鮮明によみがえる記憶もあれば、やはり20年の時間を刻んできたなと感じる部分もあり、現地で自分自身がどんな気持ちになるのかというのも、一つの楽しみかなと思っています。


――キャスターとして伝えたいことは?

オリンピックは開催国ごと、その大会ごとに特色が違っているのも1つの魅力だと思うので、選手たちは競技にフォーカスして自分の戦いに備えますが、このイタリアの地で戦う選手たちの様子、「イタリアならでは」の部分にも注目してお届けしたいと思います。

■櫻井翔

――荒川さんと5回目のタッグで冬季五輪キャスターに就任した今の心境は?

またこの冬のオリンピックをお伝えできるという喜びと、4年に一度の選手たちの思いの結晶のような時間を受け止めながら、広く届けていきたいと思っています。同時に、荒川さんとご一緒できるのは本当に心強く、またタッグを組めるのがとても嬉しいです。こうやって一緒にお伝えできるのは4年に一度なので、自分たちもこの瞬間を大切にしながら届けていきたいと思います。

――荒川さんのイメージや印象に変化はありましたか?

ずっと変わりません。競技の部分だけではなくて、選手の人間性の部分まで深くお伝えする姿はすごく刺激になりますし、何よりも競技が終わった後のインタビューで選手にかける競技者として寄り添う言葉や質問は、やはり荒川さんにしかできないことがたくさんあるので、本当にそれは最初からずっと変わらないですね。

――これまでの冬季五輪で印象残っているシーンを教えてください。

1つはソチ五輪の浅田真央選手の最後の万感のシーン。ちょうどキスアンドクライの後ぐらいの席から見ていました。大きいモニターに映る万感の浅田選手のポーズと、その真下に、遠目でも震えているのが分かる浅田選手本人。あの景色は忘れられないですね。もう1つは平昌五輪でスキージャンプ高梨沙羅選手が銅メダルをとったシーン。
僕は会場の下から見ていたんですが、謎に僕が泣くという…感動的なシーンでした。

――キャスターとして伝えたいことは?

競技期間中だけでなく、そこに至る思いや歴史、そういった部分をなるべく多くお伝えして、ご覧になる方が思いや夢を重ねるようなきっかけ作りができたらと思っています。冬季オリンピックならではの雪の結晶のような、綺麗な瞬間、美しい瞬間がたくさんあると思うので、そんな瞬間をお伝えできたらと思っています。

■椿亮輔(日本テレビスポーツ局 ミラノ・コルティナ五輪中継プロデューサー)

「ここでしか、かなえられない夢がある」。今回のオリンピックでの日本テレビの中継テーマです。

選手の苦悩を誰よりも理解し、やさしく寄り添う姿が印象的な荒川静香さん。スポーツ愛や選手たちへのリスペクトにあふれ、丁寧に選手の想いを伝えてくれる櫻井翔さん。選手たちが思い描いてきた夢の数々を、お2人と一緒にお届けできることが今から楽しみです。

取材のたびに感じるのは、選手からのお2人への信頼です。結果だけでなく、選手の皆さんが積み重ねた努力や思い、この2人とだからこそ伝えられる選手たちの輝きを、1つでも多くお伝えできればと思います。

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