美村里江が、『仮面ライダーゼッツ』(テレビ朝日系/毎週日曜9時)に出演。漆黒のドレスを身にまとい、物語をかき乱す謎の女「ザ・レディ」を演じる。

あわせて、新章ビジュアルも解禁された。

【写真】美村里江ふんする「ザ・レディ」

 仮面ライダーシリーズ史上初となる、胸に巻く革新的な変身ベルト=“ゼッツドライバー”が発表されるやいなや注目を集め、現実と夢が交錯する前代未聞の世界観が反響を呼んでいる本作。9月7日の放送開始以来、謎が謎を呼ぶ怒涛の展開が話題となっている。

 2025年最後の放送となった12月21日放送の第15話では、ラストシーンに美村里江演じる謎の女性「ザ・レディ」が突如登場。圧倒的な存在感で視聴者に大きな衝撃を与えた。

 主人公の万津莫(よろず・ばく)/仮面ライダーゼッツ(今井)は、現実では“自称”普通の好青年だが、夢の中では極秘防衛機関“CODE”に属する無敵のエージェントとして、現実への侵略を企むナイトメアを阻止するために闘ってきた。

 そんな莫/ゼッツの前に立ちはだかってきたのが、夢をさまよう男・ノクス(古川雄輝)だ。“ノクスナイト”に“擬装”し、ゼッツと敵対する彼の正体は、元怪事課の刑事・小鷹賢政であり、CODEの元エージェントであることが明らかになっているものの、いまだ謎に包まれた部分も多い存在である。

 第15話では、莫/ゼッツが彼の夢の中に潜入し、小鷹/ノクスを長年苛んできた悪夢から解き放つまでが描かれた。しかし、ラストで長い夢から覚醒したノクスは、なぜか黒蝶が飛び交う謎の庭園へと導かれる。

 そこにたたずんでいたのが、漆黒のドレスに身を包んだ“眠らない女”ザ・レディ(美村里江)だ。彼女はノクスに「おはよう、ノクス。
長い夢から醒めた気分はどう?」と呼びかけ、「さあ叶えましょう。CODEが存在しない、自由で美しい世界を」と意味深な言葉を投げかける。

 彼女とノクスとの関係は何なのか。CODEの存在しない世界を望むとは、いったいどういうことなのか。もし彼女もCODEを敵視しているのだとすれば、今後ノクスやナイトメアと共闘していく可能性はあるのだろうか。

 演じる美村は2003年、“月9”ドラマ『ビギナー』のヒロイン公募オーディションで、1万人以上の応募者の中から抜てきされ俳優デビューを果たした。以降、数々の話題作で活躍し、近年では『キッチン革命』『相棒 season22 元日スペシャル サイレント・タトゥ』『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』、映画『おいしくて泣くとき』『フロントライン』『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』などに出演。役ごとに見事な変幻ぶりを見せつけてきた。本作が特撮ヒーロー作品初出演となるが、第15話ではわずかワンシーンながら、圧倒的な余韻を残す“怪演”を披露している。

 美村は「出演依頼の知らせを受け、飛び上がって喜びました。日本で俳優をやっているからにはいつか参加したい作品として、時代劇などと共に特撮作品がずっと心にあったのです。しかも黒幕! 近年の作品は映像も凝っていますから、世界観に耐えうる密度の悪役をと撮影に励んでおります」と出演の喜びを語った。


 さらに、新年から怒涛の展開を迎える本作の新章ビジュアルが解禁された。悪夢から目を覚まし新たな力を手に入れた“仮面ライダー”ノクスと、仮面ライダーゼッツ イナズマプラズマが描かれており、対峙する2人の背後には3人のエージェントの姿も確認できる。意味深にたたずむ司令官ゼロとともに、CODEに関わる新たなキャラクターたちにはそれぞれ「3」「5」「6」と数字が割り振られており、莫とノクス以外のコードナンバーが今後登場することへの期待が高まる。

 『仮面ライダーゼッツ』は、テレビ朝日系にて毎週日曜9時放送。

※美村里江のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■美村里江(ザ・レディ役)

 出演依頼の知らせを受け、飛び上がって喜びました。日本で俳優をやっているからにはいつか参加したい作品として、時代劇などと共に特撮作品がずっと心にあったのです。しかも黒幕! 近年の作品は映像も凝っていますから、世界観に耐えうる密度の悪役をと撮影に励んでおります。スーツアクターや声優の方々と同じ役を作り上げるという作業も、間近で拝見して感激中です。ゼッツにとっての手強い障壁、そして子供たちから怖がられる悪役になれますよう、引き続き尽力いたします。

編集部おすすめ