杉咲花が主演する2026年1月14日スタートのドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系/毎週水曜22時)より、メインビジュアルと予告映像が解禁された。主題歌は、Homecomingsが本作のために書き下ろした「knit」に決まった。



【写真】『冬のなんかさ、春のなんかね』、水沢林太郎、野内まる、志田彩良らの場面カット

 監督・脚本を今泉力哉が務める本作は、杉咲演じる主人公・土田文菜がこれまでに経験してきたさまざまな別れやかなわなかった恋などから、人を好きになることにどこか怖れを抱いていて、「大切な人とはつきあわないほうがいいのではないか?」「そもそも恋愛とはなんなのか?」などと逡巡しながらも前に進んでいくドラマ。

 メインビジュアルは、冬空の空気が澄んだ中、撮影された。冬と春のあいだを感じるビジュアルとなっている。

 キービジュアルの解禁に伴い、番組公式サイトもリニューアルした。

 主題歌「knit」は、先日、新体制になったHomecomingsが本作のために書き下ろした楽曲。予告映像では主題歌も楽しむことができる。杉咲演じる主人公・文菜が、「恋愛とはなんなのか?」を考えながら、彼女をとりまく人々との関わり方を感じられる内容となっている。

 「knit」を聴いた今泉監督は「少しだけ体温があがりました。あったかくて寂しくて」とコメント。

 Homecomingsの福富優樹は「『愛がなんだ』と『Cakes』のように、『knit』という曲もこの作品にそっと寄り添ってくれるような気がしています。みなさんの暮らしのなか、ふとした瞬間にもこの『knit』が少しでも頼りになればいいなと、思っています」とコメントを寄せた。

 水曜ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』は、日本テレビ系にて2026年1月14日より毎週水曜22時放送。


※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■今泉力哉監督

去年の秋くらいからずっとこの作品の脚本と向き合ってきました。当初は恋愛ものにするのかどうかも決まっていなくて、でも、いろいろな経緯があってやっぱり恋愛にがっつり向き合ったものを書くことにしました。執筆しながら頭の中に浮かんだいくつかの楽曲やアーティストたち。さまざまなアーティストの曲が劇中にも流れますが、主題歌を書き下ろしてほしいと思ったのはHomecomingsでした。映画『愛がなんだ』でご一緒して、また昨年もとある仕事でご一緒して。いつも思うのは、その寂しさと温かさ、そして人懐っこさと冷たさの同居です。音楽のことはよくわからないのですが、そこには必ず<寂しさ>と<諦念>があって。そして<決めつけないことを選び続ける確固たる視座>があって。今作が恋愛ものになった時、どうしてもそのあたり(=恋愛ってすごく曖昧なもので決めつけようと思ったら途端に嘘になる。あわいにこそ大切なことがある。)を理解してくれる方々がいいなと思って。
きっとホムカミなら自分が言葉にできない部分を掬い取って表現してくれると思い、ご依頼しました。ぜひみなさんも「knit」聴いてみてください。ドラマとともに。楽曲単体でも。私は少しだけ体温があがりました。自分のダメさやだらしなさを許された気がして。あったかくて寂しくて。

■福富優樹 (Homecomings)

今泉さんから受け取った気持ちと台本を読みながら、“それをしないことも含めた色んなかたちの恋愛”、そして“性別を限定しないシスターフッドのようなつながり”、をテーマに歌詞を書きました。彩加さんがつけてくれたメロディーには、冬と春のはじまりの頃に現れる日差しの角度や暖かさ、しぶきのような愛おしさがつまっていてとても大好きです。
『愛がなんだ』と「Cakes」のように、「knit」という曲もこの作品にそっと寄り添ってくれるような気がしています。みなさんの暮らしのなか、ふとした瞬間にもこの「knit」が少しでも頼りになればいいなと、思っています。

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