仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)より、武田信玄役で高嶋政伸の出演が発表された。あわせて、兄弟を脅かす歴戦の敵対勢力を演じるキャストにトータス松本、榎木孝明らも明らかになった。



【写真】『豊臣兄弟!』より歴戦の敵対勢力を演じるキャストたち(6枚)

 大河ドラマ第65作となる本作の主人公は、天下人・豊臣秀吉の弟・豊臣秀長。「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の視点で戦国時代をダイナミックに描く。

 高嶋演じる武田信玄は、戦国最強と称された甲斐の戦国大名。織田信長・徳川家康とは同盟を結んでいたが、やがて対立。遠江へ侵攻し、三方ヶ原の戦いで徳川家康を破り、三河に進軍するが――。

 過去に大河ドラマ『秀吉』で豊臣秀長を演じた高嶋は、「兄者(秀吉)の竹中直人さんもご出演されておられ、当時を思い出します。当時は、常に『新鮮であること』を大切に1年間やらせて頂きました。今回も初心忘れず、とにかく『新鮮であること』を大切に演じたいです。どうぞよろしくお願いいたします」と意気込みを語った。

 トータス松本が演じるのは、摂津有岡城主で、信長から摂津一国の統治を任される荒木村重。西国へ侵攻する信長の命で播磨攻略にあたるが、突如秀吉にその任務を奪われることに。秀長・秀吉たちに黒田官兵衛を紹介する。


 松本は「僕はマンガ『へうげもの』に出てくる荒木村重が、俗っぽくて胡散臭くて大好きでした。いろいろ調べてみても村重は賛否両論、かなり謎めいた武将です。天下一の卑怯者といわれた村重を、僕なりに人間臭く演じてみたいと思います」と役柄への思いを明かした。

 榎木孝明が演じるのは、浅井長政の父・浅井久政。家督を長政に譲ってからも、大きな発言力を持つ。長政が同盟を結んだ織田信長をよく思っておらず、嫁いできた市にもつらく当たる。

 榎木は「時代劇の中でも時代の大転換期を描く戦国時代が最も好きなので、制作発表の時から出演を熱望していました。お声掛けいただいた時は、本当に嬉しく思わずガッツポーズをとりました」と出演の喜びを語った。

 鶴見辰吾が演じるのは、越前(福井県北部)の戦国大名・朝倉義景。浅井家とは長年よしみを通じてきた。だが、足利義昭を奉じて上洛した信長からの上洛要請に従わず、対立を深めていく。

 鶴見は「朝倉義景は、織田信長に焦点を合わせた、戦国時代の勇ましい話の中では、弱腰で優柔不断のような描かれ方をすることが多いのですが、一乗谷に文化的で先進的な生活様式を築いた人物でもあります。
そういった矜持(きょうじ)を表現したいと思います」と意欲を見せた。

 迫田孝也が演じるのは、石川数正。徳川家康が幼いころから近習(きんじゅう)として仕えてきた腹心ともいえる存在。のちに秀吉との対立のなかで、家康のもとを出奔する。

 迫田は「前回の戦国の世はただひたすら、がむしゃらに駆け抜けた1年でしたが、今回はわずかながらの自己の成長によって、同じ時代を達観しながら生き…られそうもありません! 絶対最後まで生き延びてやる!」と力強く語った。

 ドンペイが演じるのは、浅井長政を支える猛将・宮部継潤(けいじゅん)。長政が信長を裏切り朝倉側についたのち、小一郎・藤吉郎は継潤の調略(ちょうりゃく)を任されることに。

 ドンペイは「今まで歴史物の映像ではほぼ描かれていないので、あまり知られていない、宮部継潤公。ただ今回は描かれます! なので、責任重大です(笑)。武将であり僧侶であり人間力のある宮部継潤公を魂を込めて演じ、戦国の世を生き抜きたいと思います」とアピール。

 麿赤兒が演じるのは、斎藤道三。土岐家の重臣から、下剋上(げこくじょう)により美濃一国を治める戦国大名へと台頭。
実の息子・義龍よりも、娘婿である織田信長を高く評価した。

 麿は「気合いは入っていたが、アッという間に本番の撮影は終了。どこかのシーンで何らかのかたちでまたよろしく。と、スタッフの皆さまと未練がましくお別れしたのだった」と撮影を振り返った。

 大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、NHK総合にて毎週日曜20時ほか放送。

※高嶋政伸の「高」は「はしごだか」が正式表記。

※キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■高嶋政伸

――出演のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 驚きましたが、とても嬉しかったです。真心込めて演じさせて頂きます。

――大河ドラマ『秀吉』では、豊臣秀長を演じられました。撮影にあたっての思いをお聞かせください。


 仲野太賀さんは大好きな俳優さんなので、本当に楽しみです。また、兄者(秀吉)の竹中直人さんもご出演されておられ、当時を思い出します。当時は、常に「新鮮であること」を大切に1年間やらせて頂きました。今回も初心忘れず、とにかく「新鮮であること」を大切に演じたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

■トータス松本

――出演のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 僕はマンガ『へうげもの』に出てくる荒木村重が、俗っぽくて胡散(うさん)臭くて大好きでした。いろいろ調べてみても村重は賛否両論、かなり謎めいた武将です。天下一の卑怯者といわれた村重を、僕なりに人間臭く演じてみたいと思います。

――演じるうえでの意気込みや、現場に入られてのご感想をお願いします。

 (脚本家の)八津さんとは二度目ですが、今回もクセの強い役を下さってありがたいです。現場では信長の家臣たちが健康グッズの話で盛り上がるなど、とても面白い雰囲気でした。


■榎木孝明

――出演のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 時代劇の中でも時代の大転換期を描く戦国時代が最も好きなので、制作発表の時から出演を熱望していました。お声掛けいただいた時は、本当に嬉しく思わずガッツポーズをとりました。

――かつて大河ドラマ『功名が辻』で浅井長政を演じ、本作ではその父・久政を演じることについての感慨や、実際現場に入られてのご感想をお願いします。

 息子役の中島歩さんにかつての自分を重ねてみて懐かしく思いました。現場では長政に家督を譲った久政の気持ちが、何の違和感もなくスーッと入って演じられました。家を大事にしつつ、息子を見守る父親の気持ちをいかに出せるか楽しんで演じさせて頂きたいと思います。

■鶴見辰吾

――出演のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 朝倉義景を大河ドラマで演じることは、福井県で長年、市民参加の朗読劇やミュージカルをやってきた私にとって、とても嬉しいオファーでした。やる気にみなぎってます。

――演じるうえでの意気込みや、現場に入られてのご感想をお願いします。

 朝倉義景は、織田信長に焦点を合わせた、戦国時代の勇ましい話の中では、弱腰で優柔不断のような描かれ方をすることが多いのですが、一乗谷に文化的で先進的な生活様式を築いた人物でもあります。
そういった矜持(きょうじ)を表現したいと思います。『軍師官兵衛』以来の大河ドラマ出演。今の年齢だからできる表現を発揮したいです。

■迫田孝也

――オファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 10年前と主君は違えど、またこの戦国の世に戻ってきたことを嬉しく思います。

――演じるうえでの意気込みや、現場に入られてのご感想をお願いします。

 前回の戦国の世はただひたすら、がむしゃらに駆け抜けた1年でしたが、今回はわずかながらの自己の成長によって、同じ時代を達観しながら生き…られそうもありません! 絶対最後まで生き延びてやる! がむしゃらに駆け抜けてやる! 戦って戦って、殿を天下に押し上げてやる!!

■ドンペイ

――オファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 初めての大河ドラマ出演(『功名が辻』)も戦国時代でした。あれから20年、数々の大河作品に出演しましたが、自分は戦国の物語が好き! 『豊臣兄弟!』は、まさにド真ん中の作品。お話をいただいた時はとても嬉しく、心よりの感謝でした。

――演じるうえでの意気込みや、現場に入られてのご感想をお願いします。

 宮部継潤公は、元比叡山延暦寺の僧侶であったという異色の戦国武将。そして、演じる僕は比叡山高校出身なのです。凄いご縁だと感じています。豊臣時代に活躍し、その時代の皆が知る武将であったにもかかわらず、今まで歴史物の映像ではほぼ描かれていないので、あまり知られていない、宮部継潤公。ただ今回は描かれます! なので、責任重大です(笑)。武将であり僧侶であり人間力のある宮部継潤公を魂を込めて演じ、戦国の世を生き抜きたいと思います。

■麿赤兒

――オファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 ほんの数秒の出番だが、斎藤道三と言えば、大いに魅力的だ。喜んでオファーをお受けした。

――演じるうえでの意気込みや、現場に入られてのご感想をお願いします。

 気合いは入っていたが、アッという間に本番の撮影は終了。どこかのシーンで何らかのかたちでまたよろしく。と、スタッフの皆さまと未練がましくお別れしたのだった。

■プロデューサー・高橋優香子

 昨日に続き、本日も7名のキャストを発表させていただきました。武田信玄、浅井久政、朝倉義景、荒木村重、石川数正、宮部継潤、斎藤道三。名前を並べただけでワクワクするような、まさに戦国時代を代表する武将たちです。

 それぞれの役を演じていただくにあたり、大河出演歴戦の名優ともいえる皆様をお迎えすることができました。方々が衣装をまとってセットに入ると、それだけで場の雰囲気がグッと重厚になるような凄みを日々現場で感じております。そんな強大な壁ともいえる存在を豊臣兄弟がどのように超えていくのか、あるいは味方につけていくのか、ぜひ今後の放送にてご確認いただけますと幸いです。皆様に楽しんでいただける作品となるよう、現場も一丸となって取り組んでまいります。引き続き応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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